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5/24【ドラディション】故・吉江豊さんを熱戦で追悼 藤波が美奈夫人、兄つねおさんと共に10カウントゴング捧ぐ

『DRADITION 2024 DRAGON EMPIRE PHASE-2』後楽園ホール(2024年5月24日)
○田島久丸&倉島信行vsLEONA&三州ツバ吉×

 3月10日に急逝した吉江豊さんのメモリアルマッチとして縁のある4選手が熱戦を展開。試合後、追悼セレモニーも開催され、藤波辰爾ら出場選手のほか、美奈夫人、兄のよしえつねおさんも参加し、10カウントゴングが捧げられた。

 吉江さんはドラディションの前身である無我ワールドプロレスリングの旗揚げに参加。2009年7月にドラディションを退団したが、その後も定期的に参戦していた。藤波の息子であるLEONAは子供の頃から関わりが深く、三州、倉島、田島は吉江さん最後のドラディション参戦となった昨年11月の後楽園大会で同じ試合に出場していた。

 縁のある4人は吉江さんに届けとばかりに気合いの入った熱戦を展開。メインイベントとダブルヘッダーになるLEONAが倉島と打撃戦を繰り広げて奮闘したものの、田島が吉江さんばりのヒップアタックを連発して大暴れ。最後は「吉江さん、ありがとうございました!」と絶叫し、リバーススプラッシュを落として三州を沈めた。

 試合後に行われたセレモニーには藤波、永田裕志、長井満也らが参加。吉江さんの功績を称え、美奈夫人、吉江さんの兄でお笑い芸人のつねおさんにパネルと花束が贈呈された。

 代表して藤波があいさつ。「吉江君の追悼試合が終わりました。皆さんに愛され、日本中のプロレスファンからどこにいっても吉江コールが鳴り止まなかった。今でも彼の姿が思い出されます」と感慨深げに振り返ると、「まだまだ十分戦えた男です。本当に一生懸命選手だけでなく、いろんな各地の皆さんにご挨拶して、いろんなことをやってくれた。本当に感謝が尽きません」と感謝のメッセージを送る。そして、「今戦った選手を見てても、どこかで吉江君が飛んできそうに見えました。どうぞこれからもプロレスを見るたびに、吉江君の姿を皆さんの心にいつまでも置いといてください」と呼びかけた。

 その後、追悼の10カウントゴングが鳴らされる中、美奈夫人、つねおさん、出場選手、観客が揃って吉江さんに黙祷を捧げた。

プロ格 情報局