【NOAH】憂流迦がタイトル初挑戦でナショナル一発奪取! 陥落HAYATAをYO-HEY&タダスケが介抱 2024/7/13

『ABEMA presents DESTINATION 2024』日本武道館(2024年7月13日)
GHCナショナル選手権試合 〇佐々木憂流迦vsHAYATA×

 元UFCファイターの憂流迦がHAYATAを破ってGHCナショナル王座奪取に成功。プロレスデビュー半年でタイトル初挑戦・初戴冠を成し遂げた。

 1月のデビューから真摯にプロレスに取り組み続け、日進月歩の進化を遂げながら、わずか半年でタイトル初挑戦にこぎつけた憂流迦。しかも舞台は日本武道館。憂流迦が心を震わされ、プロレスデビューを心に決めた試合は2023年元日の「ムタvs中邑」だった。あれから約1年半、今度は自身が初のタイトル獲得を目指してNOAH武道館大会のリングに上がった。

 憂流迦の“極め"か、HAYATA電光石火の“3カウント"か。前哨戦からそんなテーマが浮き彫りとなっていたタイトルマッチ。試合では、前哨戦で直接ピンフォールを連発していたHAYATAが丸め込み、憂流迦は関節技を狙って、攻守が次々と入れ代わるシーソーゲームの様相に。

 場外戦になると、憂流迦がプランチャをアームロックで切り返す離れ技を決めるが、HAYATAも鉄柵を使っての腕攻めで応戦。憂流迦の関節技の裏をかき、執ような腕攻めでペースを握る。憂流迦もレッグラリアットやファーアウトで押し返したものの、HAYATAは下がらず、スリーパーをアゴ砕きで振り習うと、両腕クロス式DDTから必殺の403インパクトが火を吹いた。

 決定的な場面だったが、フォールをギリギリで返した憂流迦はその直後に下からアームロックに捕獲する。HAYATAも動き続け、クロスフィックスで押さえ込みにかかるが、その裏をかいた憂流迦はアキレス腱固めへ。丸め込まれても、さらに先を読み、スリーパーに捕獲して、一瞬にして絞め落とし、劇的勝利を手にした。

 最後は一瞬の極めをさく裂させた憂流迦がタイトル初挑戦で一発奪取に成功。赤いベルトを受け取った憂流迦は、その責任と喜びを噛みしめるかのように、まじまじと見つめた。

 「やっと極めきったよ。GHCナショナルチャンピオン、佐々木憂流迦だ。前哨戦で悔しい思いをたくさんして。全部、全部出してやろうって、今日。メチャクチャ感慨深いです」と憂流迦。初出場が決まった『N-1 VICTORY 2024』(8・4横浜武道館から開幕)にも赤いベルトとともに乗り込むことになったが、「GHCナショナルのチャンピオンとして、N-1優勝を狙って、強く全身全霊でぶつかります。N-1開幕から必ず…。すべて見てください」と気合いを入れていた。

 一方で陥落したHAYATAのもとには試合後、YO-HEY、タダスケが現れて介抱。かつてのRATEL'S結集とも思われる動きで、バックステージでは握手を交わし、再合体が決定的に。こちらも今後の展開に注目となりそうだ。


【憂流迦の話】「やっと、やっと極めきったよ。GHCナショナルチャンピオン、佐々木憂流迦だ。前哨戦で悔しい思いをたくさんして。全部、全部出してやろうって、今日。メチャクチャ感慨深いです。N-1、エントリー決まりました。GHCナショナルのチャンピオンとして、N-1優勝を狙って、強く全身全霊でぶつかります。N-1開幕から必ず…。すべて見てください」


【試合後のHAYATA、YO-HEY&タダスケ】

※YO-HEYとタダスケが肩を貸して、HAYATAをコメントスペースに連れてくる。HAYATAが座り込むと

▼YO-HEY「大丈夫?」

▼HAYATA「負けたか」

▼YO-HEY「負けたよ。落ちとった。大丈夫? (HAYATAが2人の顔に視線を送ると)まあ、試合が終わって、ああだこうだ言ったところでなんのこっちゃわからんだろうから。単刀直入に言わせてもらおう。なあ、HAYATA。もう1回俺らとやらへんか」

※YO-HEYとタダスケが手を差し出すと、HAYATAはそれに応じ、3人で去っていく