【全日本】斉藤ブラザーズがビジネスタッグ返り討ちでV2 レイが8・3仙台での三冠挑戦を表明 2024/7/13

『サマーアクション・シリーズ2024』エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)第2競技場(2024年7月13日)
世界タッグ選手権試合 〇斉藤ジュン&斉藤レイvs宮原健斗&青柳優馬×

 斉藤ブラザーズがビジネスタッグを返り討ちにし、世界タッグ王座2度目の防衛に成功。レイが8・3仙台大会での三冠王座挑戦を表明した。

 宮原&青柳が挑戦を表明し、この日のジュン&レイV2戦が決定。両チームによる世界タッグ戦は斉藤ブラザーズが初戴冠を果たした昨年10・9角田大会以来、9ヵ月ぶり。宮原は“大阪愛"で第100代王者君臨を予告していたが、斉藤ブラザーズの牙城は揺るがなかった。

 序盤から中盤にかけて一進一退の熱戦を展開。DOOMを不発に終わらせたビジネスタッグがブラックアウト&トラースキックの同時発射で流れを引き寄せ、青柳がロックスターバスターでジュンにたたみかけた。

 ジュンもTHE FOOLを不発に終わらせると、レイが張り手、ジュンがラリアットで一気に逆転。宮原が飛び込んでブラックアウトを放っても、レイはアイスバインをぶち込んで返り討ち。すかさず合体技DOOMを爆発させて青柳を仕留めた。

 斉藤ブラザーズがビジネスタッグを粉砕し、世界タッグ王座V2に成功。タッグ頂点の座を死守した。レイは試合後、「全日本プロレス、8月3日の仙台大会でこの俺、斉藤レイに三冠ベルトに挑戦させろ」とアピール。「このあと諏訪魔と安齊勇馬、どっちが勝つかわからねえが、勝った方にこの俺、斉藤レイが挑戦して、三冠のベルトを引っぺがすぜ」と宣言した。

 メイン後、本田が7・20後楽園大会での三冠挑戦を表明。安齊と本田の勝者と仙台大会で対決する公算大となったレイは地元・宮城で至宝ベルト初戴冠を成し遂げる構えだ。

【試合後のジュン&レイ、土井】

▼土井「カモン、ジュン! レイ! おめでとう! ベルト揃ったな。俺から先に1個だけ言うといてやるわ。20日の後楽園のアジアタッグ戦。俺のパートナーのSのヒントを教えたる。このパートナー・Sの『S』は『斉藤のS』ちゃうからな。それだけや! ジュン、レイ、おめでとう」

▼ジュン「おお、サンキュー、ミスター。俺たちも世界タッグを防衛して、ミスター斉藤も見事世界ジュニアを手にした。このままの勢いで斉藤ブラザーズが全部無双していこうじゃないか」

▼レイ「そしてだ! さっきリング上で言った通りに、おい、全日本プロレス。8月3日の仙台大会でこの俺、斉藤レイを三冠に挑戦させろ。まだ誰が対戦相手になるかわからねえが、そのベルトを持っているヤツをぶっ倒して、この俺が新三冠チャンピオンになってやるぜ。俺たち斉藤ブラザーズの活躍はまだまだこれからだ。フォー!」

▼ジュン「DOOM」


【宮原の話】「もう凄いな。凄いとしか言いようがない。俺のプロレスのキャリアの中で、あんなパワフルなタッグチームは見たことないよ。この宮原健斗への大阪での支持率と互角ぐらいの後押しがあったからな。ビジネスタッグ完敗だ。ただよ、タッグでは完敗しても、今の全日本プロレスは見といたらどんどん抜かれそうだ。ボーッとしてたらな。順番待ちする意味がないんだろ。うっすらとマイクで聞こえたけど、次々と三冠チャレンジャーが出てるんじゃねえかよ。俺は負けたばっかりだけどよ、順番待ちしねえぞ」