【全日本】青柳が三冠名乗り 綾部戦を「挑戦者決定戦にしろ」 2024/7/14

『サマーアクション・シリーズ2024』清水マリンビル(2024年7月14日)
○青柳優馬vs吉岡世起×

 青柳が三冠獲りへ名乗り。8・17立川大会での挑戦を見据え、7・20後楽園大会で組まれた綾部蓮との一騎打ちを挑戦者決定戦とするようアピールした。

 前日の大阪大会で宮原とのビジネスタッグで斉藤ブラザーズに敗れ、世界タッグ返り咲きを逸した青柳。一夜明けたこの日はアジアタッグ王者・吉岡との一騎打ちに登場した。

 青柳は吉岡のスピードにかく乱され、ラ・ケブラーダを被弾。丸め込み合戦ではニアフォールに追い込まれる場面もあったが、最後は回転足折り固めで3カウントを奪った。

 快勝した青柳は試合後、三冠挑戦に乗り出す構えをみせた。1年前は三冠&世界タッグ5冠王者に君臨。それが現在は無冠。「さすがに今年の夏、何もないのは寂しいし、応援してくれる青柳優馬推しの人に申し訳ないと思うので、青柳優馬もそろそろ三冠獲りに動きたい」と至宝ベルト返り咲きに乗り出す構えをみせた。

 すでに7・20後楽園大会で本田竜輝、8・3仙台大会で斉藤レイの三冠挑戦が決定済み。「決まってるものは決まってんだ。順番は守んないといけないからな。俺が挑戦表明するための三冠挑戦整理券をかけた戦いをやりたいと思っている」との意向を示した青柳は「俺が挑戦する時、誰がチャンピオンになってるかわからないけど、ちょうど7月20日、後楽園大会で綾部蓮vs青柳優馬のシングルマッチあるだろ。それを三冠次期挑戦者決定戦、三冠整理券の決定戦をやろうじゃねえか」とアピール。挑戦の場を8・17立川大会に定めた。

 対する綾部も「青柳優馬、自分の手でぶちのめして、その先に三冠王座獲りにいくぞ」と宣言。ともに至宝ベルト挑戦を見据える両者の一騎打ちが挑戦者決定戦となる公算大となった。

【青柳の話】「昨日、大阪で世界タッグチャンピオンを倒すことはできなかった。ベルトは獲れなかったですけど、今日何とかアジアタッグチャンピオンの吉岡世起を…せーちゃんと言った方がいいのか。倒すことができました。アジアタッグは追々狙っていきたいと思ってるんですけど、去年の今ごろ、もう皆さんお忘れでしょうが、どうせ俺以外覚えてないでしょうけど、去年の今頃、世界タッグも持ってたし、三冠も持ってて、青柳優馬5冠王だったんですよ。さすがに今年の夏、何もないのは寂しいし、応援してくれる青柳優馬推しの人に申し訳ないと思うので、青柳優馬もそろそろ三冠獲りに動きたいと思ってますよ。今、過去にないぐらい三冠の挑戦者が渋滞してる状態じゃねえか。俺もその列に混ぜてくれよ。普通のプロレスラーだったら『俺は順番なんか待たねえぞ』って言って挑戦表明するところだけど、そんなこと言ったって決まってるものは決まってんだ。順番は守んないといけないからな。俺が挑戦表明するための三冠挑戦整理券をかけた戦いをやりたいと思っている。つまるところ次期挑戦者決定戦だ。凄い大変だよ。今、本田も挑戦表明して、斉藤レイも挑戦表明して、俺が挑戦する時、誰がチャンピオンになってるかわからないけど、ちょうど7月20日、後楽園大会で綾部蓮vs青柳優馬のシングルマッチあるだろ。それを三冠次期挑戦者決定戦、三冠整理券の決定戦をやろうじゃねえか。俺はちゃんと順番待つぞ。せっかくいいところが空いてるんだ。立川でやらせてもらおうじゃねえか。青柳優馬5冠王とはならずとも、三冠のベルトだけでも獲ってやるよ」