【WWE】世界ヘビー王者ダミアンが『サマースラム』へグンターと舌戦、ノンタイトル戦でストローマンに快勝 2024/7/16

 ロウが現地時間15日、オハイオ州デイトンで行われ、世界ヘビー級王者ダミアン・プリーストが『サマースラム』での挑戦者・グンターと舌戦を展開。ノンタイトル戦でブラウン・ストローマンに快勝した。

 世界ヘビー級王者・ダミアンは先週、キング・オブ・ザ・リング覇者・グンターを次期挑戦者に指名。8・3クリーブランド大会『サマースラム』での迎撃が決まった。「面と向かって言ってほしいなら来週のロウにツラみせな」と直接対面を要求していたダミアンはこの日、ストローマンとのノンタイトルマッチに登場。その試合前に「グンター、とっとと出てこい!」と呼び込んだ。

 リングにやってきたグンターは「お前はその王座にふさわしくない。王者として何もしていない。威厳もクソもない」とダミアンを酷評。「俺とお前では格が違う。そこで提案だ。お前が背負ってるベルトをそのまま渡せ。サマースラムで恥をかかずに済むぞ」とベルト譲渡を迫った。

 当然、ダミアンが応じるはずがない。「ナメてるのか? グンター、てめえのそのアホ面を早く殴りたい。今日がサマースラムだったらよかったんだがな」と怒りを抑えつつ、「お前がヨーロッパでぬくぬくやっていた頃、俺は必死に生き抜こうとしていた。20年もの間、ストリートで泥水をすすってきたんだ。世界王者になるためにな」と熱弁。「夢のためじゃなく、金のためにいるならお前はWWEに必要ない。お前の実力は認めるが、俺はこれを勝ち取ったんだ。てめえにだけは、これを渡したくねえな」と言い放った。

 するとグンターも「俺の素質と偉大さはずっと認められてきた。お前がストリートで残飯を食らっている間、WWEは俺を必死に勧誘してきた」と反論。「なぜかって? お前みたいなアホが世界ヘビー級王者にならないためだ。IC王座に続き、俺がまた背負う。その世界ヘビー級王座に威厳と名誉を取り戻せるのは俺しかいない」と断言すると、ダミアンを「ストリートのゴミ」呼ばわりした。ダミアンも「てめえにはすべてをかけて戦うハートがねえ。サマースラムが終わってもチャンピオンは俺だ。お前は人生で初めて0から自分でやり直すことになる」と譲らず。両者は額を押し付け合って視殺戦を展開した。

 そこへ現れたのが巨獣・ストローマン。グンターが去ると、ダミアンはストローマンとのノンタイトル戦に臨んだ。ダミアンは得意の蹴りを連発して先手を取ったが、ラリアットを何発も食らうなどストローマンのパワーに大苦戦。それでもコークスクリューハイキックなど蹴り技連打で逆転すると、最後はサウス・オブ・ヘブンで豪快に叩きつけて3カウントを奪った。

 ダミアンがストローマンに快勝し、世界ヘビー級王者の実力を見せつけた。試合後、再びグンターがやってきて殴りかかってきたが、ダミアンはエルボー連打で応戦。ラリアットも叩き込んで返り討ちにしてみせた。

 今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。