【全日本】宮原がNEXTREAMファイナルでHAYATOを熱戦撃破「俺が全日本隊を引っ張る」、スミスにタッグ結成ラブコール 2024/7/20

『サマーアクション・シリーズ2024』後楽園ホール(2024年7月20日)
○宮原健斗vsライジングHAYATO×

 宮原が“NEXTREAMファイナル"と題されたHAYATOとの一騎打ちに快勝。自身が結成したユニットに区切りをつけた最高男は「俺が全日本隊を引っ張る」と宣言。その第1弾としてデイビーボーイ・スミスJr.にタッグ結成を呼びかけた。

 NEXTREAMは2015年12月に宮原とジェイク・リーによって結成された。その後、野村直矢、青柳優馬が加入。ジェイク、野村が脱退後、2021年1月に青柳亮生とHAYATOが加わった。が、青柳兄弟が脱退し、今春にはHAYATOがELPIDAの一員に。気づけばリーダー・宮原のみとなってしまった。

 そしてこの日、“NEXTREAMファイナル"と銘打たれた宮原とHAYATOの一騎打ちが組まれた。試合は互いをぶつけ合う熱戦に。宮原が首攻めで主導権を握れば、HAYATOはスワンダイブ式プランチャで応戦。エプロンへの飛びつきDDT、スワンダイブ式ギロチンドロップで攻め立てた。

 なおもHAYATOがファルコンアロー、追尾式ドロップキックと攻勢を続けたが、宮原はスタンドブラックアウトで返り討ち。シャットダウンをサムソンクラッチで切り返され、ひとでなしドライバーの餌食となっても、シド・ヴィシャスを両ヒザで迎撃。すかさず回転足折り固めで丸め込んで3カウントを奪った。

 宮原がHAYATOとのNEXTREAMファイナルに快勝。自身が結成したユニットにケジメをつけた最高男の視線はすでにその先を向いていた。試合後、「終わりがあれば始まりがある」と切り出すと、全日本ロゴTシャツに袖を通し、「いいか、俺は今日から選手会長として、この全日本プロレス本隊、全日本隊を引っ張るぞ」と宣言。「今まで組めなかったヤツだとか、嫌いな奴だとかもな、どんどん組んでいくからな」と言い切ると、第1弾として「俺が最近このプロレス界で気になった男、デイビーボーイ・スミスJr.! 俺とタッグを組め! この日本プロレス界を宮原健斗とデイビーボーイ・スミスJr.…ユーと、プロレス界、全日本プロレスをかき回そうじゃないか。いい返事待ってるぞ」とラブコールを送った。

 宮原とスミスは1・3後楽園大会で「ドリームタッグ」(宮原談)を結成し、諏訪魔&鈴木秀樹に勝利。5・6後楽園大会ではチャンピオン・カーニバル公式戦で初対決し、互いを認め合っていた。本格結成となれば、華のある魅力的なタッグチーム誕生となる。9月の王道トーナメント出場も決まったスミスが最高男のラブコールに応えるか。


【宮原の話】「NEXTREAMは9年の長い歴史を持つスター輩出製造工場みたいなもんだ。みんな旅立っていく。そして、最後に残ったのはスーパースターだった。それまでだ。この全日本プロレスに間違いなく新しい時代を築いたのはNEXTREAMだ。そして今がある。ただよ、俺はずっと思ってる。ユニット、団体、いろいろあるけど、最終的にはプロレスラーはひとりだ。どんなところに所属してようが、どんなユニットに属していようが、最終的にはひとりだ。そして、俺は今日言った。今まで組んだことのない、戦ったことのない嫌いなヤツでも俺は組むぞ。その第一弾だ。デイビーボーイ・スミスJr.! 俺と組んで、この全日本プロレスをさらにかき乱そうじゃないか。デイビーボーイ・スミスJr.! アンサー待ってるからな」

【HAYATOの話】「NEXTREAMファイナル、最後宮原さんと試合ができてよかったよ。思えば、全日本プロレスに来て、最初に気にかけてくれた先輩だし、一番優しくしてくれたし、一番厳しくもしてくれた。間違いなく言えるのは宮原健斗とNEXTREAMがなかったら、今の俺はないってこと。さよならしちゃったけど、またいつかシングルマッチしたいな。その時は必ず受けてね。Let's Punk」