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7/25【WWE】5年ぶりWWE日本ツアー初日、統一王者コーディが貫禄締め 中邑、AJとの豪華トリプル戦制す

『WWE SuperShow Summer Tour』エディオンアリーナ大阪(2024年7月25日)
統一WWE王座トリプルスレット戦 〇コーディ・ローデスvs中邑真輔vsAJスタイルズ×

 コーディが中邑、AJとの豪華トリプルスレット戦を制し、統一WWE王座を防衛。「アメリカン・ナイトメアはここ日本で生まれた」と日本のファンに感謝して5年ぶりのWWE日本公演初日を締めた。

 2019年6月以来、約5年ぶりの開催となったWWE日本公演。2020年7月に予定された大阪、横浜2連戦の3大会がコロナ禍で中止となったこともあり、日本のWWEユニバース(ファン)にとって待望の開催となった。しかも統一WWE王者、世界ヘビー級王者、WWE女子王者、女子世界王者と4人のシングル王者が来日する豪華版。日本人スーパースターの凱旋も実現した。

 初日となったこの日のメインは王者・コーディに、中邑、AJが挑戦する統一WWE王座トリプルスレット戦。コーディは新日本に参戦した2019年以来、5年ぶりの来日で、日本公演には2012年8月以来12年ぶりの登場となった。8・3クリーブランド大会『サマースラム』ではソロ・シコアとの防衛戦を控えている。AJはNOAH7・13日本武道館大会に参戦し、丸藤正道に勝利したばかり。コーディとは5月の『バックラッシュ』、6月の『クラッシュ・アット・ザ・キャッスル』とPLE大会で統一WWE王座をかけて激闘を繰り広げてきた。

 中邑、AJの順で入場すると、王者・コーディが登場。現地同様に大阪のファンはテーマ曲「KINGDOM」を大合唱。「コーディ!」チャントの大合唱に変わると、応えるようにコーディがコーナーでポーズを決め、会場の雰囲気は現地のそれと錯覚するような華やかさに包まれた。

 まずはコーディと中邑が先手争いを展開。ヒザ蹴りで中邑が先制したが、ハイキックはコーディがかいくぐった。今度は中邑とAJが対峙。「カマーン!」と挑発した中邑は逆水平を連打されてもエルボー連打で応戦。けいれん式踏みつけ攻撃に出た。そこへコーディが割って入り、中邑にバイオニックエルボー、AJにディザスターキックを次々に決めた。

 その後、AJが執ような足攻めせ中邑を劣勢に追い込んだが、中邑もAJにミドルキック、コーディにカカト落とし、AJにスライディングジャーマン、ダイビングニーと波状攻撃に出る。ならばとコーディがペディグリー、高速パワースラムの波状攻撃で鎮圧。コーディカッターをAJが阻止しても、三角飛びプランチャを発射した。

 場内は「コーディ!」チャントの大合唱。それをかき消すように中邑がコーディにランドスライド、リバースパワースラムと得意技を連発。AJが割って入ってもフェノメナールフォーアームを阻止してボマイェをぶち込んだ。「ディス・イズ・オーサム!」の大合唱の中、中邑がコーディにもボマイェを狙ったが、AJがフェノメナールフォーアームで阻止。スタイルズクラッシュで仕上げに入ろうとしたものの、割って入ったコーディが電光石火のクロスローズをさく裂させて3カウントを奪った。

 コーディが豪華トリプルスレット戦を制し、統一WWE王座を死守。マイクを手にしたコーディは「アメリカン・ナイトメアはここ日本で生まれた」と日本のプロレスファンに感謝。客席にいた男の子を呼び込んで「American Nightmare」と書かれた革製ベルトをプレゼント。大阪のファンとの別れを惜しむようにリングサイドを周回。約15分かけてファンとハイタッチを交わし、サイン、写真撮影に応じた。

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