【AEW】ダニエルソンが悲願のAEW世界王座獲りへ“負けたら引退"覚悟も 王者ストリックランドは拒否 2024/8/1

 『AEWダイナマイト』が現地時間7月31日、サウスカロライナ州グリーンビルで行われ、ブライアン・ダニエルソンが8・25『オールイン』でのAEW世界王座挑戦へ向けて“負けたら引退"の覚悟を示したものの、王者スワーヴ・ストリックランドは拒否した。

 「フルタイムのレスラーとしては今年が最後になる」との意向を示していたダニエルソンは7月の「オーエン・ハート杯トーナメント」に優勝。8・25ロンドン大会『オールイン』でのAEW世界王座挑戦権を手にした。

 この日、リングに登場したダニエルソンは「娘が7歳になったらフルタイムのレスリングをやめると約束した。AEWとの契約が最後のフルタイム契約になると家族に約束した。その契約は明日終了する」と告白。「AEWに来た時、AEW世界王座を獲ると約束したが、まだ獲得できていない。これがおそらく最後のチャンスになるだろう」と強調すると、「オールインでは心、体、魂を尽くす、全力を尽くすことを約束する」と誓った。

 そこへやってきたのが王者・ストリックランド。「ブライアン、君に約束しよう。俺はAEWで最も危険な男だ。君はオールインが終わったらチャンピオンとして会場から出て行くことはできない。俺が君を終わらせたあと、二度と歩けなくなるかもしれない」と通告した。

 するとダニエルソンは「スワーヴ、もう一つ約束がある。もしAEW世界王座戦を勝ち取れなかったら、二度とレスリングをしないと約束する」と進退をかける構えを見せた。これを受けてストリックランドは「それはとても高潔なことだが、俺との約束は守らなくていい。家族との約束を守ってあげてくれ」と返答。二人は25日後の王座戦へ向けて敬意を示し合うように握手を交わした。

 ストリックランドは拒んだものの、ダニエルソンは悲願のAEW世界王座戴冠を果たすべく自ら退路を断った。