8/4【NOAH】拳王がN-1初戦で征矢を激闘連破 改めて決勝での清宮“教育"を宣言
『ABEMA presents N-1 VICTORY 2024』横浜武道館(2024年8月4日)
Bブロック公式戦 〇拳王vs征矢学×
昨年準優勝の拳王がN-1初戦で征矢を激闘粉砕。征矢の雪辱を阻むとともに、清宮海斗との“決勝GHC戦"に向けて好スタートを切った。
年初1・2有明アリーナ大会ではGHCヘビー級王座を懸けて激突した両雄がN-1開幕戦で再戦。約7ヶ月前は当時王者だった拳王に軍配が上がっていた。
征矢が怒とうの腰攻めで主導権。拳王の右ミドル連打も真っ向から受け止め続けて男臭いダブルチョップで反撃し、雪崩式デスバレーボムで場内を大きく沸かせた。
拳王も高速ドラゴンスープレックスや輪廻で逆襲したものの、止まらない征矢は蹴暴を受けるたびに雄叫びを上げながら上体を起こす。逆に3発目をキャッチするや藤波辰爾直伝のドラゴンスクリュー、走り込んでの飛びつき低空DDT、変型go 2 sleepからの弾道…と猛烈に畳み掛けて勝負ありか…と思われた。
だが、拳王もかろうじてキックアウト。ならばと征矢もスリーパーで絡みつき、拳王が崩れたところでドラゴンスリーパーに切り替えようとしたが、その瞬間に拳王は下から腕を巻き込んで拳王スペシャルで切り返した。
征矢も必死にロープに足を届かせたものの、拳王はすかさず右ハイキックを叩き込んで勝負どころを逃さず。続けざまに必殺のPFSで急降下して3カウントが数えられた。
征矢の7ヶ月越し雪辱を阻んで、激闘の末にN-1白星発進。そしてバックステージでは直前会見でその発言に噛みついた現GHCヘビー級王者・清宮への怒りをぶちまけた。
直前会見で清宮の「去年はG1に出場してトップとの差を痛感した」という発言に激怒。清宮に優勝決定戦進出を厳命し、「決勝でGHCヘビーを懸ける」ことで合意していた。
N-1初戦を終えた拳王は「テメーの頭はカスカスか。カスカスだよな。だから、まだその位置にいるんだ。俺がしっかりN-1で清宮海斗を教育いたします」と予告。とはいえ“教育"を成し遂げるにはAブロック突破が先決だ。続く8・9後楽園大会ではタイタス・アレクサンダー相手の公式戦に臨む。
【拳王の話】「よっしゃあ。まずは初日奪取した。俺はN-1 VICTORY、もちろん優勝する。そして、昨日チャンピオンと約束したよな。決勝の9・1大阪は、あいつが決勝に上がってきたら、GHCヘビー級ベルトも懸けるとな。よし。このN-1を制したら、俺はN-1チャンピオンと、そしてGHCヘビー級チャンピオンだ。やってやるぞ。まずはチャンピオンの頭の教育でもしておかないといけないよな。昨日、なんて言ったっけ? 去年、プロレス界ナンバーワンの実力を思い知ったみたいなことを言ってたよな。なめんじゃねえぞ。おい、俺はN-1、一番熱い、そして強いリーグ戦だと思ってんだ。おい、チャンピオン。去年G1出たんだったら、『今年はG1よりも熱くて強いN-1を選びました』。それだけでだいぶ説得力あるだろ? テメェの頭はカスカスか。まあ、カスカスだよな。だから、まだその位置にいるんだ。俺がしっかりN-1で清宮海斗を教育いたします」
※征矢はノーコメント