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8/5【全日本】阿部が立花との名勝負数え唄化視野に宣言「俺の防衛戦、全部お前」 GAORA王座戦会見

 8・17立川大会でGAORA TVチャンピオンシップへ向けた会見がが5日、東京・湯島の全日本事務所で行われ、王者・阿部史典、挑戦者・立花誠吾が出席した。

 8・3仙台大会の試合後、王者・阿部が「立花、GAORAに挑戦させてやろうか?」と投げかけ、立花も「これ貸してやるとは言ったけど、もう返してくれるのか。やりてえ、やらしてくれ」と呼応。8・17立川大会でのGAORA王座戦が決まった。

 両者は阿部が勝利した6・24後楽園大会以来のリマッチ。この日、会見に登場した二人は井上陽水の「少年時代」をBGMに、線香花火に見立てた棒を手にしながら「夏だねえ」(立花)、「そうっすねえ。何か夏らしいことしました?」(阿部)、「やってなーい」(立花)、「何か明るく激しく楽しい夏祭りとか、したいっすねえ」(阿部)、「そうだねえ」(立花)と掛け合いを仲良く3度も繰り返した。かと思えば口論に発展。気づけば25分間に及ぶ長時間の会見となった。

 阿部は無冠となった立花に「この赤い物体を僕が奪い取ってから彼がちょっと無気力になってるんじゃないか」と感じたといい、「この赤いものをかければ、彼がまた赤い魂を思い出してくれるのかなと思って。あんまり言いたくないんですけれども、好きな相手に対するお前は大丈夫だぞ、お前はまだやれるぞ、このベルトをかけて俺とやれば、お前もう一回いけるぞと。そういう情けです」と挑戦者に指名した理由を説明した。

 「10年後ぐらいにお前と戦おうと思ったけど、2ヵ月で見るに堪えなかったよ、お前のこと。だからやろう」と呼びかけた阿部は「別にいいじゃん、1回目防衛戦お前で、2回目防衛戦お前で、V10お前で、全部お前だよ。分かった? 俺の防衛戦、全部お前」とGAORA王座の挑戦者を立花限定とする意向を表明。「この前が始まりだからな。名勝負数え唄だわ」とまで宣言した。

 これには立花も「俺がいつ無気力なことしてた? おめえこそベルト獲った後、1個も全日本で何もしてねえだろ」と反論。8・3仙台大会でコスチュームを忘れたことを暴露されて「嘘つき」呼ばわりされたものの、「俺はこのスーツを家に忘れただけで、心は持ってたんだ」と開き直った立花は「こいつを再起不能にするまでボコボコにするからな」と雪辱を宣言した。

【会見の模様】

※立花が着席すると、阿部がスマホで井上陽水の「少年時代」を流しながら登場。二人はテーブルの前に座ると

▼立花「夏だねえ」

▼阿部「そうっすねえ。何か夏らしいことしました?」

▼立花「やってなーい」

▼阿部「何か明るく激しく楽しい夏祭りとか、したいっすねえ」

▼立花「そうだねえ」

▼阿部「夏だねえ…何だ? これ! 会見だろ!」

▼立花「ふざけんじゃねえ、てめえこのヤロー!何がしてえんだよ? このヤロー、てめえ」

▼阿部「プロモーションビデオみたいなことやってんじゃねえよ! ブスなんだよ、ブス。ふざけんじゃねえよ。会見なんだよ、会見。GAORAの会見なんだよ」

▼立花「しゃべりに来てんだよ。何が『夏だね』だよ」

※再び阿部がスマホで「少年時代」を流すと

▼立花「夏だねえ」

▼阿部「そうっすねえ。何か夏らしいことしました?」

▼立花「やってなーい」

▼阿部「何か明るく激しく楽しい夏祭りとか、したいっすねえ」

▼立花「そうだねえ」

▼阿部「夏だねえ…だから何なんだよ! ふざけんなよ!」

▼立花「何やってんだ? てめえこのヤロー」

▼阿部「やるぞ会見」

▼立花「井上陽水に失礼だ」

▼阿部「会見やるぞ。これ(GAORAベルト)、どうやって(ベルトホルダーに)置くんだよ? あんまりチャンピオンやったことねえからわかんねえよ! 全日本のチャンピオンあんまやったことねえから、置き方わかんねえ。やってくれよ」

▼立花「俺だってわかんねえよ!」

▼阿部「はあ、疲れた」

▼立花「立花誠吾だ、あーん。(阿部が変な声を上げて)もういいよ、お前。ホントにお前。ベルト獲ってよ、大して何もしてねえでよ、お前」

※阿部がスマホで「少年時代」を流し

▼立花「なんだ、てめえこのヤロー。条件反射でやっちまうだろうが。ふざけんじゃねえ、お前が悪いんだぞ、このヤロー。井上陽水を汚すな、あんまり。ナメやがって。以上だ、バケ…バカ」

▼阿部「お前ナメてんな」

※阿部がベルトホルダーを倒してしまう

▼立花「お前、倒すな」

▼阿部「不吉だろ。倒れるとあぶねえだろ。嫌なんだよ、こういうの」

▼立花「お前、ちゃんとやれよ。チャンピオンだろ。情けねえ」

▼阿部「情けねえってGAORAのこと言ってんのか?」

▼立花「俺がチャンピオンの時こんなことなかったぞ。おい、幸先悪いな、チャンピオン」

▼阿部「お前が触ったから倒れたじゃねえか」

▼立花「俺じゃねえよ。お前がドンとやったから倒れたんだろうが。人のせいにすんな、ハゲ頭!」

▼阿部「正直、私、チャンピオンになり慣れてません。だからベルトの置き方もわかんなかった。しかも王者とか、全日本の王者とか、ちょっと慣れてないから、俺わかんなかった」

▼立花「俺がキッチリ教えてやるよ」

▼阿部「何でお前が…」

▼立花「おかしいだろ。お前より先にGAORAのチャンピオンになってんだ俺はこのヤロー」

▼阿部「GAORAマウントですか?」

▼立花「そうだよ、ボケ。GAORAマウントだよ、これが」

▼阿部「ハラスメントか何かですか? GAORAハラスメントですか? GAORA TV獲ったことありますよみたいなGAORAハラスメントですか?」

▼立花「そうだよ。何が悪いんだよ? お前より先にチャンピオンになった俺が…」

▼新土リングアナ「マイク使ってください」

▼立花「あーん? マイク持ってるだけで使おうが使うまいが俺の自由だろうが! 指図すんな、このヤロー!」

※阿部がまたも「少年時代」を流し

▼立花「夏だねえ」

▼阿部「そうっすねえ。何か夏らしいことしました?」

▼立花「やってなーい」

▼阿部「何か明るく激しく楽しい夏祭りとか、したいっすねえ」

▼立花「そうだねえ」

▼阿部「夏だねえ。質問何でしたっけ?」

▼立花「質問1個もしてねえだろうが、お前!」

▼阿部「まだ質問じゃなかった?」

▼立花「質問1個もねえだろ、お前」

――阿部選手から投げかけて再戦が決まったが?

▼阿部「やる気がちょっと見えないなと。この赤い物体を僕が奪い取ってから彼がちょっと無気力になってるんじゃないかと。一度熱い何かを交わした中で、やはり名残り、ちょっと心に残る相手がちょっと無気力なことをしていると、どうした? と思いまして。この赤いものをかければ、彼がまた赤い魂を思い出してくれるのかなと思って。あんまり言いたくないんですけれども、好きな相手に対するお前は大丈夫だぞ、お前はまだやれるぞ、このベルトをかけて俺とやれば、お前もう一回いけるぞと。そういう情けですね。情けだよ。負け犬からの負け犬からの負け犬だろ。10年後ぐらいにお前と戦おうと思ったけど、2ヵ月で見るに堪えなかったよ、お前のこと。だからやろう。別にいいじゃん、1回目防衛戦お前で、2回目防衛戦お前で、V10お前で、全部お前だよ。分かった? 俺の防衛戦、全部お前。引退するまで全部お前。分かった? 戦績100勝0敗。以上です」

――無気力とまで言われたが反論があれば?

▼立花「お前、このヤロー。こないだこいつとよ、組んで5対5で試合したときの俺の格好を見て無気力だと思うか? 誰よりも気合入った格好してたぞ。サングラスしてよ、ゴムのストレッチ持ってよ…」

▼阿部「いいんだな? メディアの前で嘘ついたらとんでもないぞ。いいか、お前。今時代的にまずいぞ。メディアの前で嘘っていうのはまずいぞ」

▼立花「嘘じゃねえよ、バカ。俺がいつ無気力なことしてた? おめえこそベルト獲った後、1個も全日本で何もしてねえだろ」

▼阿部「そこの話してねえよ。この前の仙台の話してんだ。メディアの前で嘘ついていいのか? 気合入れてあのコスチュームにしたのか? 言ってみろよ」

▼立花「気合入れてあのコスチュームにしたよ」

▼阿部「忘れたんじゃねえのか?」

▼立花「忘れてねえよ、バカヤロー。俺はこのスーツを家に忘れただけで、心は持ってたんだ、バカヤロー。ふざけんじゃねえ」

▼阿部「じゃあお前、記者たちがパジャマで来て、心でスーツ着てますって言ったら許すのか?」

▼立花「許してやるよ」

▼阿部「お前が許しても世間が許さねえんだよ。当たり前なんだよ。今、俺が勝ったな」

▼立花「おめえはいつもいつも世間を気にするなとか、世間を気にしろとかどっちなんだ? てめえこのヤロー」

▼阿部「時代だよ。2024年、時代だよ。今オリンピックでいろいろ起きてんだろ?」

▼立花「お前はGAORAのチャンピオンになったら変わるんだな。おいおいおいおい、ついにこいつ世間を気にし始めたぞ」

▼阿部「あ、悔しい。訂正します。世間なんてクソだよ。プロレスのリングは無法地帯だよ。世間なんてクソ食らえだよ」

▼立花「あたりめえだよ、このヤロー」

▼阿部「コンプライアンス、クソ食らえだよ」

▼立花「ふざけんな、お前このヤロー。ナメてんじゃねえぞ」

――後楽園の激闘を超える意気込みは?

▼阿部「アニキ、これ今あおられてるよ」

▼立花「メチャクチャ、ナメられてんじゃねえか。確かにこないだのGAORAのタイトルマッチは週プロ1ページ使ってたな、おい。俺はあの1ページを1ページっていう人間なんだよ。2ページじゃなくて」

▼阿部「慣れてないからな」

▼立花「そうだよ。分かんねえんだよ、ページ数なんか。何だっけ? なんて質問したんだ?」

――前回を超える意気込みを

▼阿部「おい、お前。ここでパッと言えなかったら超えられませんってなるだろ。おかしいだろお前」

▼立花「バカか、お前。今、俺は負け犬の負け犬の負け犬状態なんだよ、タイトルマッチでいったらよ。負け犬の状態でもう失うものなんかねえのに、負け犬の負け犬の状態でもっと何もねえのに、負け犬の負け犬の負け犬だぞ。こいつをとんでもねえことにしてやるよ、てめえ、このヤローお前」

▼阿部「ちょっとわかんなかったな。負け犬が多すぎて。この前が始まりだからな。名勝負数え唄だわ。いくぞ、アニキ。名勝負数え唄だわ。アニキ、笑うな、笑うな。一回仕切り直すぞ。アニキ、名勝負数え唄だよ」

▼立花「ふざけんな、お前!」

▼阿部「よし、いくぞアニキ。俺たちってはさ、自分たちで言わなきゃ。だから名勝負数え唄だな。1ページ目をやっただけだな」

▼立花「そうだな。名勝負数え唄、次で2ページ目だよ」

▼阿部「その都度、終わりの気持ちでやるからな」

▼立花「あたりめえだよ。こいつを再起不能にするまでボコボコにするからな」

▼阿部「そんな怖いこと言うなよ、お前」

▼立花「言うだろうが、お前。会見だぞ」

▼阿部「俺、再起したいよ、まだ」

▼立花「再起不能にしてやるよ、このヤロー」

▼阿部「いいよ、これ俺から獲れるならな」

▼立花「あったりめえだ。余裕だよ、バカヤロー」

▼阿部「コスチューム忘れてくんなよ、その日は」

▼立花「お前、忘れねえよ、バカヤロー」

▼阿部「忘れたお前に説得力ないぞ」

▼立花「一回も忘れたことねえんだ、俺はこのヤロー」

▼阿部「お前嘘ついたな今。メディアの前で嘘ついたな」

▼立花「人間、誰しも嘘の一つや二つつくんだよ。いいだろ、ホントのこと言おうが嘘のこと言おうが」

▼阿部「分かりました。ということでよろしいですね? 立花さん」

▼立花「俺は嘘つきだよ。悪いか? このヤロー」

▼阿部「すがすがしい回答ありがとうございます」

▼立花「迷惑かけたか? てめえらに」

▼阿部「童貞ですか?」

▼立花「あ? 童貞なわけねえだろ!?」

▼阿部「嘘くせえな」

▼立花「ふざけんじゃねえ。バカ、お前、俺は周りの子たちよりちょっと早めの中1で卒業してんだよ! ちょっと早めだろうが!」

▼阿部「そうか、ちょっと嘘くさいけどな。まあいいや」

▼立花「おめえこそ童貞だろ? 坊主でタオルかけやがってよ」

▼阿部「いや、別に…童貞じゃないっす。それっぽいことしたことあるっす」

▼立花「超童貞じゃねえか」

▼阿部「いや、別に…それっぽいことはしたことあります」

▼立花「お前、それっぽいことってのはねえんだよ。セックスしたか、セックスしてねえかの二択なんだよ」

▼阿部「いや、それっぽいことしたことあるっす」

▼立花「何だよ? それっぽいことって。言ってみろよ」

▼阿部「いい雰囲気になって…はい、ちょっと…あるっす」

▼立花「そういうことだよ、おめえ」

――いい雰囲気になったのは何歳ぐらい?

▼立花「なんで、おめえ、そこに興味津々なんだよ?」

▼阿部「小6っす」

▼立花「お前、全然嘘だろ? 小6でいい雰囲気って何だよ? 小6でいい雰囲気なんかわかるわけねえだろ」

▼阿部「中1だろ? お前。俺、小6だよ」

▼立花「そんなヤツいねえだろ? おめえ、なんだよ? 小6でいい雰囲気って」

▼阿部「バレーボール部の子がいて、ませてた子で下校の時に多摩川の河川敷で、何かそれっぽかったっす」

▼立花「お前、童貞だろ?」

▼阿部「いや、童貞じゃないっす。それっぽいことしたことあります」

▼立花「嘘つきvs嘘つきの戦いだよ」

▼阿部「小6でやってるからよ」

▼立花「小6でいい雰囲気って何だよ? 聞いたこともねえ。大人になってもいい雰囲気なんかそうそうねえだろ。ボケ!」

▼阿部「ダセえな。今、お前とでもいい雰囲気作れるぞ」

▼立花「出してみろよ。やってみろ、オラ!」

▼阿部「これ映画ね。ホラー映画見てる感じで、これがスクリーンね」

※二人で距離を詰めると、立花が悲鳴を上げる

▼阿部「怖いね。大丈夫?」

▼立花「お前、ふざけんじゃねえ!」

▼阿部「俺、童貞じゃねえからな! 小6からやってるからな。小6からやり続けてるからな。経験人数520人ぐらいいくからな。小6で始めたら今520人ぐらいだろ…これは何の会話なのよ! あらためて今の質問をハッキリさせると僕は小6、彼は中1。以上です」

――この夏の目標は?

▼阿部「それはどっちに対するですか?」

▼立花「会見だぞ、お前」

▼阿部「だってプロレスのこと聞いてるイメージないんですよ、東スポが」

――リング内外どちらでもいいが、どんな夏にしたい?

▼阿部「ちょっとテラスハウスみたいな、みんなで海に行って…」

▼立花「テラスハウスってみんなで海に行くの? 知らない。俺見たことないから」

▼阿部「そういう感じで海行ってキャンプ作って、GAORAのベルトを女の子と汽車みたいに巻きたい」

▼立花「汽車みたいって、おめえ童貞だろ?」

▼阿部「童貞じゃねえし。立って立って」

※阿部が立花の背後に回る

▼阿部「お前が俺が狙ってる女。こうやって二人で…」

※と立花にくっつきながらGAORAのベルトを巻く

▼立花「ふざけんな、お前!」

▼阿部「だから俺、GAORAのベルトを守りたい。そのモチベーションって誰よりも強えからな。お前の目標は何だよ? これが俺の目標だよ」

▼立花「花火大会を見る。生で」

▼阿部「GAORAのベルト持ってか?」

▼立花「それ関係ねえよ」

▼阿部「関係ねえのかよ? お前、絶対勝てねえよ。その時、どこにいるんだ? こいつ(ベルト)は」

▼立花「常に俺がチャンピオンの時はGAORAのベルトと一緒なんて当たり前なんだよ。チャンピオンになったらGAORAのベルトとじゃなくて、何かするのはGAORAのベルトを巻いてるのが当たり前の状況なの。お前、チャンピオンとしての自覚がねえなあ。こんなヤツに持たれてるGAORAがかわいそうだよ。今すぐ獲ってやりてえ気分だけどよ、8月17日よ…」

▼阿部「童貞か? お前、童貞だろ?」

▼立花「おめえよ、いつ終わるんだよ? この会見よ。お前は童貞だの、童貞じゃねえだのよ」

▼阿部「分かった。このGAORAのベルトかけてやってやるよ!」

▼立花「当たりめえだよ」

▼阿部「負けた人間は童貞だよ。分かったか?」

▼立花「いいよ、負けたら童貞だ、バカヤロー」

▼阿部「童貞・コントラ・童貞だよ」

▼立花「コントラだったら童貞じゃなくなんだろうが?」

▼阿部「あ、それは違うな」

▼立花「童貞勝ち取ることになるだろうが」

▼阿部「じゃあ勝ちたくねえ」

▼立花「お前、ふざけんじゃねえぞ、このヤロー」

▼阿部「分かった、やるぞ」

▼立花「余裕だよ、バカヤロー」

▼阿部「名勝負数え唄です」

▼立花「ホントだよ、名勝負数え唄だ。嘘つきと童貞同士のよ」

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