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8/6【WWE】ジャッジメント・デー完全分裂 ベイラーら反旗でダミアンとリアが共闘

 ロウが現地時間5日、メリーランド州ボルチモアで行われ、ジャッジメント・デーが完全分裂。フィン・ベイラーらに反旗を翻されたダミアン・プリーストがリア・リプリーと共闘した。

 ダミアンは2日前の『サマースラム』でベイラーの裏切りにあった末、グンターに敗れて4ヵ月間保持した世界ヘビー級ベルトを失った。さらにドミニク・ミステリオが女子世界王座に挑戦したリア・リプリーを裏切り、王者リヴ・モーガンの勝利に加担。ジャッジメント・デーは空中分解不可避の状況に陥っていた。

 この日、リングに登場したダミアンは「フィン・ベイラー、男らしくここにきて罰を受けろ。何があってプリンスから裏切り者のチキン野郎になったんだ?」とベイラーを批判。「俺はこれまでずっと一人で生きてきた。ジャッジメント・デーに出会うまではな。あいつらが今の俺を作ってくれた」と続けたが、客席を見回したダミアンは「フィン・ベイラー、これ(ファン)が俺の新しい家族だ」と言い切った。

 「ベルトはいつでも取り返せる。俺はお前が俺たちからベルトを奪ったことに腹が立っているんだ。お前は俺の家族も失望させた。そんなことをしたお前を許さない」と怒りを爆発させたダミアンは「フィン・ベイラー、よく聞けよ。お前が苦しんでいるなら、その原因は俺にある。だからここに出てきて殴り合おうぜ」と対戦を要求した。

 するとベイラーがバックステージからの映像でビジョンに登場。「ダミアン、今のお前はすべて自業自得だ。俺は裏切ってなんかいない。お前がジャッジメント・デーを裏切ったんだ。俺たちはもともと互いに助け合っていた。リーダーなんかいなかった。だが、お前は王者になって変わっちまった」と批判した。

 そしてベイラーは「お前とは戦わない。その相手にふさわしいのはJDだ」とダミアンの相手に世界タッグ王座を保持するパートナーでもあるJDマクドナを指名。「俺は待ってるぞ。お前が油断して気を抜く時までな。お前が俺に背を向けてから、いずれお前を刺しにいく。何度も何度もな」と予告し、「俺だけじゃないぞ」と続けると、ベイラーの周りにマクドナ、カリート、ドミニク&リヴが集まり、結束をアピールした。

 そしてダミアンがマクドナとの一騎打ちに臨んだ。フロントハイキックで先制したダミアンは打撃の雨を降らせ、投げっぱなしフラップジャックで追い討ち。マクドナの反撃をエルボー一発で黙らせた。マクドナも串刺し低空ドロップキックなどで応戦するものの、ダミアンがミドルキック連打で場外に蹴落とした。

 マクドナも鉄柱に叩きつけると、トペ・スイシーダで突っ込んで逆襲。リングに戻ってもムーンサルトプレスを放ったが、3カウントは奪えない。フラットライナーで叩きつけたダミアンは雄たけびもろとも蹴りの雨を降らせ、ローリングエルボーをお見舞い。投げっぱなしファルコンアローで追い討ちをかけ、ラリアットで吹き飛ばす。介入を狙ってエプロンに上がったカリートをフロントハイキックで蹴落とすと、マクドナにサウス・オブ・ヘブンの構えに入った。

 するとリブが飛び込み、ダミアンの足にしがみついて阻止。ベイラーが背後からダミアンを襲撃し、カリート、ドミニクと集団暴行した。ダミアンも3人を次々に蹴散らし、ベイラーを捕まえてレーザーズエッジの体勢に入ったが、再びリヴが妨害。ドミニクが両足へのスライディングエルボーをダミアンの背後から見舞うと、馬乗りになって殴りつけた。

 ここでリアがやってきた。リヴに殺到すると鉄柱攻撃を連発。実況席へのパワーボムを狙ったが、ドミニクがリヴを救出した。リング上ではマクドナがダミアンに殴りかかったものの、リングに飛び込んだリアがヘッドバットで鎮圧。ダミアンがサウス・オブ・ヘブンでKOすると、リアと抱き合った。

 ジャッジメントデーがダミアン&リア、ベイラー&マクドナ&カリート&ドミニク&リヴに完全分裂。マクドナの入場時に「ジャッジメント・デー」とコールされていたが、ベイラーらが今後もジャッジメント・デーを名乗ることになりそうだ。

 今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。

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