8/6【WWE】怪奇派集団ワイアット・シックスが初の試合出場、ゲイブル率いるアメリカン・メイドに完勝
ロウが現地時間5日、メリーランド州ボルチモアで行われ、ワイアット・シックスが初の試合出場でチャド・ゲイブル率いるアメリカン・メイドに完勝した。
怪奇派集団ワイアット・シックスは今年6月から神出鬼没に出現。ゲイブルをつけ狙ってきたが、この日ついに初の試合出場を迎えた。相手はゲイブル&クリード・ブラザーズ。試合前、ゲイブルは「俺には新しい家族がいる。クリード・ブラザーズとともにお前らを見世物小屋に送り返してやる。覚悟しろよ」と通告した。3人はお揃いのダブルショルダーコスチューム。ゲイブルは「俺たちはアメリカン・メイドだ」と名乗って出陣した。
ワイアット・シックスは場内が暗転し、観客のスマホライトが無数に灯る中、不気味な仮面姿でランタンを手に登場した。エリック・ローワンはワイアット・ファミリーの元メンバーで、ジョー・ゲイシーとデクスター・ルミスはNXTから昇格となった。そしてアンクル・ハウディはかつてワイアット・ファミリーを率いたブレイ・ワイアット(故人)の実弟のボー・ダラス。ハウディがイスに座る中、3人は仮面を脱ぐとリングに殺到し、アメリカン・メイドに襲いかかった。
リングを這い回ったルミスはジャンピングバックエルボー、ギロチンドロップでブルータスを圧倒した。ゲイシーは串刺しラリアットを叩き込み、コーナーで倒立して不気味な笑み。フロントスープレックスでブルータスを投げ飛ばし、ジュリアスが飛び込んでもバックドロップで返り討ち。ワイアット・シックスは3人を場外に蹴散らすと、ローワンがパワーボム状態でルミスを投げつける人間爆弾攻撃を決めた。
負けじとアメリカン・メイドもゲイブルがノーザンライトスープレックス、ブルータスがバックフリップ、その場飛びムーンサルトでゲイシーに反撃。ジュリアス、ゲイブルがムーンサルトを連続発射したが、ゲイシーは両腕ラリアットでクリード・ブラザーズをまとめてなぎ倒した。
ローワンも3人をなで斬りにする大暴れ。スライディングキックでゲイブルに突っ込むと、フェースバスターでバリケードに叩きつけた。リングに戻すとロープ越しのサマーソルトドロップを投下。ジャックハマーで叩きつけた。クリード・ブラザーズがカットに飛び込んでもルミスがコーナー最上段から場外へのダイビングセントーンで撃退。リング上ではゲイブルがジャーマンで巨体を投げたが、ローワンは3カウントを許さず。ゲイシーとルミスがクリード・ブラザーズをロックボトムで同時に実況席に叩きつけると、ローワンはチョークスラムでゲイブルに追い討ち。ゲイシーがルミスをパワーボムで投げつけると、最後はルミスがダイビングボディプレスを放って3カウントを奪った。
ワイアット・シックスが初試合でアメリカン・メイドに完勝。試合後、再び場内が暗転し、観客のスマホライトが灯る中、ハウディも加わってポーズを決めた。初戦でインパクトを残した怪奇派集団の狙いがどこにあるのか、今後の動きから目が離せそうにない。
今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。