8/8【NOAH】1回10ドル!?NXT2選手に武藤がムーンサルト、丸藤が「マルフジ」ロープワークを直接伝授
WWE・NXTからNOAH『N-1 VICTORY 2024』に参戦中のジョシュ・ブリッグスとタビオン・ハイツが8日、武藤敬司、丸藤正道とともに公開練習。ブリッグスは武藤からムーンサルトプレス、ハイツは丸藤から時間差ロープワーク(通称マルフジ)の手ほどきを受け、それぞれN-1制覇へ強力な“武器"を手に入れた。
すでに開幕戦済みのN-1だが、どん欲なNXTの二人はこの日、猛暑のなかで埼玉県内のNOAH道場を訪問。しかも武藤、丸藤による“コーチング"が実現した。
まずはブリッグス。nWo JAPAN時代から武藤を見ていたというブリッグスは、2mを超す巨体から繰り出すパワーとフットボール仕込みのスピードを披露。あのJBLも認める強烈ラリアットをぶっ放して練習用ダミー人形に穴を開け、文字通り「NXTイチの破壊力を持つ男」っぷりを示してみせた。
一方でムーンサルトも披露して「飛べる巨漢」としての一面も披露。もちろん第一人者・武藤から直接手ほどきを受けた。「ビューティフル」とお墨付きを与えた武藤だったが「1回10ドル」で“武藤公認ムーンサルト"の使用を許可…。いわずもがな武藤恒例の“ロイヤリティ・ジョーク"だが、真に受けた?ブリッグスは「安いくらいさ!」と大喜びで、N-1中の発射に意欲満々だった。
レスリングの元五輪代表でもあるハイツは、ダミー人形相手に鮮やかなスープレックスを何度も披露。一方で丸藤に教えを請い、こちらは時間差ロープワークの直接指導をあおいだ。
丸藤が元祖とされる時間差ロープワークは、世界のプロレス界隈では通称「マルフジ」として認知されているという。快諾した丸藤も「速ければ良いわけではなく、相手のスピードに合わせること」などをコツとして伝授。ハイツもオリンピアンらしい飲み込みの速さでマスターし、丸藤も“お墨付き"を与えた。
かくして本国に戻ってからも糧となりそうな“収穫"をつかんだ二人は、「16時間かけて日本まで来たんだ。手ぶらでは帰れない。必ず優勝するし、もう一度日本に来て、キヨミヤのGHCヘビーベルトに挑戦したい。ムーンサルトをやりすぎて破産しないように気をつけるぜ」(ブリッグス)、「俺も負けない。自分の持てる力をすべて出し尽くして優勝する」(ハイツ)と改めてN-1制覇へ闘志を燃やした。
このほかにも「プロレス界でのし上がるためには?」「新たな技や動きを生み出す秘訣は?」「闘ってみたいWWEスーパースターは?」「NOAHに呼びたいWWEスーパースターは?」などをテーマにプロレス談義に花を咲かせた4人。含蓄あり爆笑ありのスペシャル対談の模様は、Youtubeの『ABEMAプロレス』アカウントにて近日中に配信される。