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8/13【WWE】世界ヘビー戦へオートンがRKOで王者グンターに先制、パンクはマッキンタイア襲撃

 ロウが現地時間12日、テキサス州オースチンで行われ、世界ヘビー級王座戦へ向けてランディ・オートンが王者・グンターにRKOを決めて先制。CMパンクがドリュー・マッキンタイアを襲撃した。

 オートンは先週、王者・グンターに挑戦を表明し、8・31ベルリン大会『バッシュ・イン・ベルリン』での世界ヘビー級王座戦が決まった。6月のキング・オブ・ザ・リング決勝戦以来の再戦で、前回はオートンの左肩が浮いている状態での3カウントと微妙な判定に終わっている。

 この日、リングに登場したオートンは「俺はちょうど20年前の8月、俺は最年少の世界王者になった」と初戴冠当時を回想すると、「そして数週間後のバッシュ・イン・ベルリンで歴史は繰り返す。その日、俺は15回目の世界ヘビー級王者になる」と予告した。

 そこに現れたのが王者・グンター。「ランディ、お前は史上最強かもしれない。業界史上最も恵まれたフィジカルと才能を持っているからな。ポテンシャルも無限大だ」とオートンを称える一方で、「だが、お前はそれらすべてを台無しにした。今は新時代、皇帝の時代なんだ。才能を無駄にするヤツは今の時代に必要ない」と切って捨てた。

 当然、オートンも黙ってはいない。「おそらく俺はWWEの誰よりも失敗を経験した。だが、俺はその失敗を糧にした」と反論し、「俺は予測不能で最も暴力的。最も成功したWWEスーパースターだ。そして俺は14回、いや数週間後には15回目の世界王座戴冠を成し遂げる」と通告した。

 グンターも譲らず「お前は自分のことを予測不能と言ったな。俺にはそう見えない。未来を予想してやる。俺がお前をベルリンでぶちのめす。そしてお前は2度と世界ヘビー級王者になることはない」と断言。「何でそんなことが分かるかって? お前は一番大事な時にしくじるからだ。自分でもわかってるだろ? お前の祖父はしくじりジジイで、お前の父親もしくじり親父だった。そしてランディ、お前が一番のしくじり野郎だ」と三世レスラーのオートンを徹底的に罵倒した。

 グンターとオートンが近距離でにらみ合い、一触即発となったところでマッキンタイアが現れた。この日、マッキンタイアはバックステージでアダム・ピアースGMに「何でスマックダウンのランディ・オートンが世界王座に挑戦するんだ? 俺の領域まで踏み込みやがって」と不満をぶつけ、「今日はお前(ピアースGM)の分も仕事してやる」と意味深長に話していた。

 マッキンタイアに気を取られたグンターが振り返ると、オートンはRKOをさく裂。世界ヘビー戦を前に強烈な先制打を放った。オートンに不満を抱いていたはずのマッキンタイアが援護射撃する形。マッキンタイアの真意が計りしれぬ中、今度はパンクが現れてマッキンタイアを襲撃し、何度も殴りつけた。マッキンタイアはグラスゴーキッスで応戦し、革製ベルトで殴りかかったが、パンクは回避。奪い取ったベルトでめった打ちにすると、たまらずマッキンタイアは逃走した。

 サマースラムでマッキンタイアに敗れたパンクだが、先週「サマースラムは始まりに過ぎない。夏はまだ終わっていない。ドリュー・マッキンタイアと第2ラウンドだ」と抗争継続を宣言。それをこの日、行動で示した形となった。

 今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。

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