8/17【全日本】阿部が立花との再戦制してGAORA王座V1 「俺たち一緒に組んだら面白いんじゃないの」
『熱闘!サマーアクションウォーズ2024』アリーナ立川立飛(2024年8月17日)
GAORA TVチャンピオンシップ ○阿部史典vs立花誠吾×
阿部が2ヵ月ぶりの再戦で立花を下し、GAORA TV王座初防衛に成功。試合後、共闘に合意した二人はアジアタッグ王座挑戦を表明した。
阿部は6・24後楽園大会で立花を破ってGAORA王座を奪取。全日本におけるベルト初戴冠となった。次期挑戦者に立花を指名し、2ヵ月ぶりの再戦が実現。「俺の防衛戦、全部お前」と立花との名勝負数え唄化も見据えていた。
両者は意地の攻防を展開。のっけから額を押しつけあって会場ロビー、2階席になだれ込んでの打撃戦で火花を散らした。ここでは立花がショルダータックルで競り勝ったが、リングに戻ると阿部がサッカーボールキックを連発。立花も大外刈りで応戦し、トペコンヒーロを発射した。
終盤、立花がフロントハイキックを見舞うと、阿部はカウンターのドロップキックで応戦。アサルトポイント、お卍固めとたたみかけた。立花もイケメン落としで切り返し、エルボーを乱れ打つと、スピアー、ヤンキーハンマーで攻め込んだものの3カウントは奪えず。阿部が全体重を浴びせてのスクールボーイで丸め込んで3カウントを奪った。
前回に勝るとも劣らない熱戦の末、阿部が立花を返り討ちにし、GAORA王座初防衛を果たした。試合後、「ふざけんな、何でお前みたいな坊主に負けなきゃいけねえんだ。負け犬だ、負け犬だ、負け犬だよ!」と悔しさを爆発させた立花に、阿部は「アニキ、俺は根本的には負け犬だ。負け犬がさ、一緒に組んだら強えのか分かんねえけど、俺たち戦ってさ、タッグ組んだらもっと面白い試合できるんじゃないの」と投げかけた。そして二人は第4試合のアジアタッグ戦の試合後、王者・MUSASHI&吉岡世起に挑戦を表明。9・1福岡大会でのタイトルマッチが決定的となった。
【試合後の阿部、立花】
※阿部の持つベルトを立花も掴んだ状態で、2人揃ってコメントスペースに現れる
▼阿部「アニキ、アニキ、これ(ベルト)1回俺のだから離して」
▼立花「おい、お前なんだよ。お前、一緒に巻こうって言ったり、離せって言ったり。男らしくねえな、この坊主は」
▼阿部「アニキ、こんなに戦ってさ。自称でやってるんだから。自称・名勝負数え唄やってんだから」
▼立花「そうだな。俺たち2人だけの名勝負数え唄だ」
▼阿部「タッグ組もうよ。どう? アニキ」
▼立花「まあまあまあまあ、正直だな。名勝負数え唄という…(阿部が笑い出すと)なに笑ってんだ、テメエ」
▼阿部「こいつ、自分で言ったよ。名勝負数え唄って。恥ずかしいヤツだな」
▼立花「おめえ、オイ。そっちに絡むな。東スポと週プロに絡むな。ややっこしくなるんだから。確かにお前と2試合やって、2回負けたけど、ちょっと負けてあげたみたいなところがなきにしもあらずだからよ」
▼阿部「ありがとう、ありがとう」
▼立花「まあ、でも確かにお前と組むのはちょっと面白いかもな」
▼阿部「アニキ、名前どうする?」
▼立花「名前? お前、気が早くねえか」
▼阿部「ああ、そうか。もうベルトを獲ったあとのことを考えてた。負け犬なのに」
▼立花「本当だよ、ふざけんな」
▼阿部「負けないように頑張ろうぜ!」
▼立花「そうだな」
▼阿部「アニキ、ありがとう。でも、会見したいわ、またアニキと」
▼立花「なんだよ、お前。俺は二度としたくねえ」
▼阿部「アニキ、(ベルトを差し出すと)こっち持って。帰るぞ。アニキ、帰りはどっちのほう?」
▼立花「帰り? 俺は新宿に」
▼阿部「俺も一緒だから、一緒に帰ろう」