プロレス/格闘技DX

　スマックダウンが現地時間30日、ドイツ・ベルリンで行われ、統一WWE王座戦を翌日に控える王者コーディ・ローデスと挑戦者ケビン・オーエンズが決戦の地で対面。オーエンズが王者のヒザ負傷を指摘したものの、コーディは全面否定した。

　王者・コーディがオーエンズを指名し、8・31『バッシュ・イン・ベルリン』で統一WWE王座戦を争うことになった。先週は二人でタッグを組んで“Aタウン・ダウンアンダー"オースティン・セオリー&グレイソン・ウォーラーに快勝。試合後、オーエンズがベルトを手に殴りかかるかと思いきやコーディに渡す思わせぶりな行動を見せていた。

　王座戦が24時間後に迫ったこの日、ニック・オールディスGMに呼び込まれて両者が決戦の舞台であるベルリンのリングに登場した。先に口を開いたのはオーエンズ。「コーディ、何から話そうか?」とコーディの決め台詞でお株を奪うと、「ヨーロッパツアー中、お前のヒザに何が起こった? ケガしたんだろ? 知ってるぞ」と指摘。「毎晩大会が終わった後、スタッフがメッセージをくれたぞ。『コーディが足を引きずっている』、『コーディが医療室にいる』、『もう1時間も出てこない』とかな」と証言があったことも話した。

　「お前が明日100%じゃなかったら? 足を引きずってきたらどうなる? それで俺が勝って王者になっても…」と不安視するオーエンズに対し、コーディは「ケビン、俺のヒザは100%だ。準備万端だよ」と全面否定した。「先週、俺とお前でAタウン・ダウンアンダーを倒した。試合後、お前はこのベルトを俺に手渡した。俺が振り向かなかったら俺をベルトで殴っていたんじゃないか?」と疑問符をつけたコーディは、「俺は不意打ちなんてする必要がない」と否定するオーエンズに脚光を浴びた自分への怒りがあるのではないかと指摘。「お前のことは大好きだ。本音だ。この業界で友達は少ないが、お前はその一人だ。明日のバッシュ・イン・ベルリン。俺はお前を倒す。それでもまだ友達でいてくれるか?」と問いかけると、オーエンズはマイクを投げ捨て、コーディの耳元で何やらささやくと、そのままリングを降りて去っていった。

　今回のスマックダウンの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。