9/9【NOAH】GHC王者・清宮がUKツアー熱闘V4締めで「COME BACK」公約 北宮と“決着戦"へ
『ABEMA presents NOAH UK Tour 2024』英国ロンドン Electric Ballroom(2024年9月8日※現地時間)
GHCヘビー級選手権試合 ◯清宮海斗vsリッキー・ナイトJr.×
GHCヘビー級王者の清宮が英国ロンドンで4度目の防衛に成功。ナイトJr.との熱闘を制してNOAH13年ぶり“UKツアー"を堂々締めくくり、次期挑戦者に名乗りを上げたマサ北宮との“決着戦"が決定的となった。
NOAH約13年ぶりとなったUKツアー。3連戦最終日となったロンドン大会のメインで、同世代の実力者・ナイトJr.の挑戦を受けた。
前夜のマンチェスター大会ではナイトJr.が清宮からピンフォール勝ち。この日のタイトルマッチでも清宮を押しに押しまくった。
清宮のフランケンシュタイナーを空中キャッチしてのライガーボムを繰り出せば、打撃戦でも逆水平チョップで押し込む。一方で逆さ押さえ込みで翻ろうしてからのブラックタイガーボムを繰り出すなど、硬軟自在に優勢に立ち続けた。
清宮もライオンサルト式のボディアタックをドロップキックで空中撃墜。エプロンサイドでのタイガースープレックス発射にも成功して場内が大きくどよめいたものの、ナイトJr.も止まらない。逆襲に転じて450゜スプラッシュを投下し、避けられても着地。逆に前夜ピンフォールを奪ったグッドナイトドライバー(ファイヤーサンダー)で仕留めにかかった。
だが、今宵は清宮もキックアウト。ならばとナイトJr.はリバースゴリースペシャルボムの体勢に入ったものの、清宮も必死に回転して切り抜けるや、起死回生の三角飛び式のシャイニングがクリーンヒット。すかさずLOVEポーズからの変型シャイニングをねじ込んで逆転3カウントをもぎ取った。
日英新世代対決を制してGHCヘビー級王座4度目の防衛に成功。史上初のN-1&同時制覇を成し遂げて名実ともにNOAHの“頂点"に立った清宮が、NOAH13年ぶりUKツアーでもキッチリと“熱闘V4締め"を成してみせた。
ロンドンの観衆も惜しみない喝采を送るなか、余韻に浸る間もなく次の挑戦者が登場。姿をみせたのは北宮だった。
そのまま北宮は英語でのマイクアピールを開始。「今日は来てくれてありがとう。これがプロレスリング・ノアだ。今日の俺のプログレス王座戦(※3WAY戦で奪取ならず)のことは忘れてくれ。ただ、ルーク・ジェイコブズは素晴らしいチャンピオンだった。彼とは今度シングルでやりたい」と切り出した北宮は、キビスを返して清宮と向き合った。
清宮とは8・18仙台大会での『N-1 VICTORY』公式戦で引き分けたばかり。「清宮、N-1は30分時間切れ引き分けだった。決着つけようぜ。その大きな心で、どうか受け止めて欲しい。ネクスト・チャレンジャー・イズ・マサキタミヤ!」と挑戦表明した。
すかさず清宮も英語マイクで応戦。「マサ北宮、俺たちは先月引き分けた。お前をぶっ倒してやる!」と受けて立つや、ベルトを掲げてにらみ合い、両雄によるGHCヘビーを懸けた“決着戦"が決定的となった。
北宮が去って改めてマイクを握った王者は、再び英語マイクを開始。「センキュー・ロンドン!」と叫んだところで、場内は「Please come back!」(またイギリスに来て)の大合唱だ。
笑顔で言葉を続けた清宮は「センキュー、リッキー(ナイトJr.) また試合しよう。NOAHのショーはどうでしたか!? UKのプロレスは凄く熱い! グレート! そして約束します。マサ北宮を倒して、またロンドンに帰ってきます」と公約して場内も歓声に染まった。最後は「アイ・ラブ・ロンドン! ロンドンが大好きです!」と叫んで幕。NOAH13年ぶりのUKツアーでも“NOAH不動の中心"としての存在感が一層際立った形となった。
【清宮の話】「よっしゃー! イギリスツアー最終日、ベルト守ったぞ! まずはリッキー・ナイトJr.、本当に素晴らしい選手です。遠くイギリスで、彼のような同世代の…戦友と言ってもいいのかな、そんな彼と出会えて、これからの闘うモチベーションになるし。彼とまたいつになるか分からないけど、また闘いたいと思ってるし。リッキー、日本でも待ってるよ。イギリス遠征、ロンドン、ものすごいプロレス熱を感じましたね。自分としては初のイギリス。どういう空気なのか、凄い楽しみにしてたけど、想像を超える熱を感じたし、またチャンピオンとしてロンドンに戻ってくるって約束したんで。次のチャレンジャー・マサ北宮! N-1で引き分けてるよ。あんたとの決着、つけてやるよ! タイトルマッチ、このベルト懸けてやってやる! そしてまたUKに戻ってきます。ありがとうございました!」