【全日本】むーちゃんせーちゃんがアジアタッグV4、トーキョーヤンキースを熱戦返り討ち 2024/9/14

『第11回王道トーナメント』名古屋国際会議場(2024年9月14日)
アジアタッグ選手権試合 ○MUSASHI&吉岡世起vs黒潮TOKYOジャパン&立花誠吾×

 “むーちゃんせーちゃん"MUSASHI&吉岡が黒潮&立花を返り討ちにし、アジアタッグ4度目の防衛を果たした。

 6・24後楽園大会での戴冠以来、3度の防衛を重ねてきたMUSASHI&吉岡。この日は黒潮&立花のトーキョーヤンキースを迎え撃った。

 立花は9・1福岡大会で阿部史典と組んで王者組に敗れており、連続挑戦となった。最古のベルト獲りに燃える立花は足攻めでMUSASHIを劣勢に追い込んで主導権を掌握。逆片エビ固めでギブアップを迫るなど追い込んだ。

 だが、黒潮のトラースキックが立花に誤爆すると流れは急転。吉岡が黒潮をケブラーダで場外に分断。MUSASHIもエストレージャフトゥーロを放って逆転すると、二天一流でダメ押しして立花から3カウントを奪った。

 むーちゃんせーちゃんが苦戦を強いられながらもトーキョーヤンキースを退け、アジアタッグ王座4度目の防衛に成功した。左ヒザの痛みに顔をゆがめながらもMUSASHIは「むーちゃんせーちゃんはね、メル友タッグでありながら、チョベリグタッグでもある」とキッパリ。一時代前を思い起こさせる言葉に困惑する吉岡を横目に、MUSASHIは「「むーちゃんせーちゃんは100人乗っても大丈夫!」と言い切っていた。


【試合後の吉岡&MUSASHI】

▼吉岡「むーちゃん、大丈夫?」

▼MUSASHI「ヒザが…」

▼吉岡「大丈夫?」

▼MUSASHI「大丈夫じゃない。でも、大丈夫」

▼吉岡「大丈夫じゃないけど大丈夫?」

▼MUSASHI「けど大丈夫」

▼吉岡「どういうこと?」

▼MUSASHI「大丈夫、大丈夫。戦い続ける」

▼吉岡「戦い続ける?」

▼MUSASHI「痛いけど大丈夫。大丈夫だって」

▼吉岡「明日も明後日も休まない?」

▼MUSASHI「休まない。当たり前。当たり前じゃん。だって、俺たちさ、むーちゃんせーちゃんだよ」

▼吉岡「だよ?」

▼MUSASHI「あれだよ、ヒザが痛くて言葉が出てこないけど」

▼吉岡「100人乗ってもってヤツ?」

▼MUSASHI「早い早い」

▼吉岡「早い?」

▼MUSASHI「その前にちょっとまだ言うことがあって。むーちゃんせーちゃんはね、メル友タッグでありながら、チョベリグタッグでもある。ねえ?」

▼吉岡「……」

▼MUSASHI「ねえ?」

▼吉岡「むーちゃん、1つ聞いていい? むーちゃんいくつ?」

▼MUSASHI「34」

▼吉岡「本当に?」

▼MUSASHI「34」

▼吉岡「本当に? サバ読んでない?」

▼MUSASHI「読んでない。1990年生まれ、平成2年生まれ」

▼吉岡「ちょっと今どもったよね?」

▼MUSASHI「いやいや、ヒザが痛くて言葉が出てこない」

▼吉岡「OK。俺は信用する。34歳と36歳」

▼MUSASHI「メル友タッグ」

▼吉岡「メル友」

▼MUSASHI「チョベリグタッグ」

▼吉岡「チョベリグタッグ」

▼MUSASHI「むーちゃんせーちゃんは100人乗っても大丈夫!」

▼吉岡「おお」

▼MUSASHI「これからも防衛していこう」

▼吉岡「OK!」

▼MUSASHI「よっしゃあ、4度目のベルト防衛、最高。ありがとうございました」

▼吉岡「OK」

▼MUSASHI「ヒザが…。せーちゃん、ありがとう」

▼吉岡「ありがとう、むーちゃん。おじいちゃんみたいだよ」


【試合後の黒潮&立花】

▼立花「呪いだろ、お前の」

▼黒潮「ごめんね」

▼立花「お前の呪いのせいだよ、負けたの」

▼黒潮「ごめんね。なんかごめんね」

▼立花「謝れよ、もっと。最後もお前のトラースキックさえなきゃ、俺は負けてなかった。お前がちゃんと吉岡世起を押さえておけば、俺は負けてなかった。お前のせい」

▼黒潮「別に俺は何もいらない。全部俺が悪い。今日カウント取られたのはお前だけど、試合に負けたのは全部俺が悪い。ただ、試合を見てもらったみんなにはわかると思うけど、100万円ね」

▼立花「うん?」

▼黒潮「俺を投げて、当たらなかったら100万円って。だから、全部俺が悪い。すべて謝る。全部謝る」

▼立花「首痛え、首痛え」

▼黒潮「全部謝る。全部謝る」

▼立花「トレーナーに見てもらわないと」

▼黒潮「100万円な。とりあえず今日のグッズの売り上げ、明日のグッズの売り上げ、明後日のグッズの売り上げ、ギャラ。とりあえず全部持っていって、あと半分ぐらいかな。とにかく100万円。それと1年近くタッグを組んで、今日獲れなかった。今日こそ俺は正直獲れると思っていた。お前もそうだろ?」

▼立花「ああ、正直な」

▼黒潮「まあ、ただいいよ。これがトーキョーヤンキースだと思ってくれて構わない。みんな笑って試合を見てくれて構わない。それを俺たちが望んでいるから。だけど、そろそろ結果出さないとという時に負けた。それはわかってるよな?」

▼立花「わかってるよ」

▼黒潮「俺たちたぶん残るチャンスはあと1個なんだよ。今は王道トーナメントやってるけど、その次、来るだろ。俺たちが久しぶりにタッグを組んだあのリーグ戦が」

▼立花「そうだな」

▼黒潮「妖怪大戦争…ツッコんでくれよ。せっかく元気出したのに」

▼立花「今の元気じゃなかっただろ、別に。意味わかんねえし」

▼黒潮「最強タッグ…そうか。何もかかってねえな」

▼立花「ホントだよ」

▼黒潮「最強タッグだよ。ここで俺たちは結果を残す。プロレスを点でとかなんか言うだろ。線にどうのみたいな。真っ直ぐ行って、真っ直ぐ伸ばして、点と点で伸ばしてみたいな。知らねえんだ、俺もよく」

▼立花「バカだから」

▼黒潮「バカじゃねえよ。そんなこと言ってるヤツはよくねえよ。点と点でつながる? 運命だろ、ただの。面倒臭いこと言うな。俺たちが1年間負け続けたっていうのは、1年後の最強タッグで優勝するためなんだよ」

▼立花「そうだな」

▼黒潮「わかるか? ああ! わかるか? やるぞ。今年、もし取れなかったら考えよう。ただ、お前との縁を切る気はない。お前は一生俺の下僕だ」

▼立花「死ね」

▼黒潮「死ねって言った。お前が負けたくせに。お前が負けたくせに。(立花を暴行すると)やるぞ、最強タッグ! 長えんだよ、コメント。誰か俺たちを怒れよ!」

▼立花「7割おめえが話してるだろ。ゴミクソ」

▼黒潮「ハナクソ」

▼立花「いいよ、ゴミクソ」

▼黒潮「ハゲクソが!」

※再び乱闘を始めると

▼立花「ハゲクソって何だよ」

▼黒潮「殺すぞ、この野郎。死ねえ。おめえタッグパートナーだからな!」

▼立花「痛え。死ね。カス」

▼黒潮「見てろ、全日本。俺たちはこんなもんじゃねえんだよ。違うな。俺はこんなもんじゃねえんだよ」