9/29【新日本】棚橋&矢野&オレッグが拷問軍返り討ちでNEVER6人タッグV2 援護射撃ファンタズモが本隊入り
『DESTRUCTION in KOBE』神戸ワールド記念ホール(2024年9月29日)
NEVER無差別級6人タッグ選手権試合 ○棚橋弘至&矢野通&ボルチン・オレッグvsEVIL&SHO&高橋裕二郎×
棚橋&矢野&オレッグが連続挑戦となったHOUSE OF TORTUREを返り討ちにし、NEVER6人タッグ王座2度目の防衛に成功。王者トリオを援護射撃したエル・ファンタズモの本隊入りが決まった。
6人タッグ王者・棚橋&矢野&オレッグは今月14日、矢野が観光大使を務める北海道・登別でEVIL&裕二郎&ディック東郷を退け、初防衛に成功。SHOが「クソセコい勝ち方してんじゃねえぞ。こんなクソみてえなとこじゃなくて、ちゃんとした場所でやり直せ」と要求し、この日、EVIL&裕二郎&SHOに布陣を変えてHOUSE OF TORTUREが連続挑戦を果たした。
王者トリオは4・14台湾大会でEVIL&SHO&金丸、4・23後楽園大会でEVIL&裕二郎&金丸に勝利。そして9・14登別大会とNEVER6人タッグ戦で拷問軍に3連勝中だ。奇襲攻撃で出鼻をくじかれても、棚橋がダイビングボディアタックで3人まとめてなぎ倒し、矢野はEVILをコーナー金具に激突させた。
セコンドの東郷が矢野をコーナーマットで殴打すると、EVILが本部席破壊式フェンス攻撃に出るなど拷問軍が場外戦で逆転。EVILが「ベルトオークションかけてやる」と宣言すれば、SHOは「まともなとこでやれって言ったのに、なんでこんなクソ寒い神戸なんだ!」と暴言を吐く。リングに戻っても矢野に集中砲火を浴びせて試合を支配した。
矢野がしのぐと、オレッグがショルダータックルでSHOを吹き飛ばし、EVILと裕二郎をブレーンバスターでまとめて投げ飛ばす大暴れ。ジャンピングボディプレスを投下し、SHOのスピアーを弾き返すとボルチンシェイクからの俵返しでぶん投げる。SHOがコーナー金具への誤爆を誘ってもむき出しにした胸板に逆水平をお見舞い。代わった裕二郎をドロップキックで吹き飛ばした。
棚橋もフライングフォーアーム、ダイビングサマーソルトドロップの波状攻撃で続いたが、スリングブレイドが不発に終わると、裕二郎がコーナー金具に激突させる。すかさず拷問軍がトレイン攻撃を浴びせたが、東郷のパイプカットは矢野とオレッグが急行して阻止。二人が裕二郎の両足を取って固定すると、棚橋が掟破りの逆パイプカットをさく裂。スリングブレイドで追い討ちをかけた。
ここで東郷が乱入したが、棚橋がドラゴンスクリューで返り討ち。エプロンのSHOとEVILをドラゴンスクリューで次々に撃退すると、ツイスト&シャウト、スリングブレイドで裕二郎に追い討ち。ハイフライフローを狙ってコーナーに上がった。
ここで負傷欠場中の成田が乱入。改造プッシュアップバーで棚橋を殴打した。するとファンタズモが電撃登場。サドンデスなどで拷問軍を一掃し、裕二郎にCR IIを裕二郎に決めると、棚橋がハイフライフローを発射して3カウントを奪った。
棚橋&矢野&オレッグがファンタズモの援護射撃を受けてNEVER6人タッグ王座2度目の防衛に成功。EVILの勧誘を拒否した8・18両国大会を最後に姿を消していたファンタズモは試合後、「ホーム」とリングのライオンマークを指さした。すると棚橋が「ウェルカム・ホーム」と握手。入場ゲート前で邪道も加えた5人で並び立つと、棚橋は「神戸! 盛り上がっていこうぜ!」と叫び、エアギターを披露した。
苦悩を乗り越えたファンタズモが本隊入りを果たした。「ニュージャパンは俺のホームだ。俺はニュージャパン・プロレスリングにいたい」と言い切ったファンタズモは「もう過去は振り返らない。俺たちは未来に目を向けるべきだ。俺のニュージャパン・プロレスリングでの目標は今始まる」と宣言。「リョーゴクホールでのメインイベントが欲しい。オーサカのビッグマッチで勝利したい。トーキョードームでもっと重要な試合に出たい。日本で応援してくれた人々を集めてファンイベントをやりたい。地球一のプロレス団体であるこの会社を代表して、地球一のプロレスラーになりたい」と大きな夢を描いた。