プロレス/格闘技DX

　『God Bless DDT 2024 TOUR in FUKUOKA』が13日、アクロス福岡で行われ、飯野雄貴がTo-yの挑戦を退け、DDT UNIVERSAL王座V2に成功した。

　飯野は9・29後楽園大会で納谷幸男とのヘビー級対決を制して初防衛に成功。勢いを加速させる中、この日、To-yを迎え撃った。

　度重なる挑戦アピールによって執念で同王座初挑戦を決めたTo-yは開始早々、リング内外でのチョップ合戦で真っ向から渡り合った。コーナーに押し込んでのマシンガンチョップも打ち合い、To-yはコジマワンダーランド、ダイビングボディアタックで攻め込んだが、飯野は沈まない。スピアーで応戦すると、ラリアット3連発で一気呵成。最後はスピアーでダメ押しして3カウントを奪った。

　飯野がUNIVERSAL王座2度目の防衛に成功。「To-y、俺はお前をずっと小嶋(斗偉)って呼んでた。でも、お前を今日からTo-yと呼ぶ。お前のチョップ、技、タフさ、素晴らしい」と称え、「でも俺のパワーとバーニングで、俺はこのUNIVERSALを防衛した。もっと熱いバーニングをしたい! To-y、サンキュー!」と次戦を見据えた。

　敗れたとはいえ奮闘を見せたTo-yは「強すぎた。バケモノだ。パワーが化け物過ぎて、1対1じゃ耐えきれなかった。体はボロボロで」と飯野の強さに舌を巻いた。「最後までへし折る気でいって、やられたけど、まだ絶対あきらめないからな。今の僕じゃたどりつけないだけで。絶対にまた生き返って、ぶっ倒してやるからな。次こそ絶対へし折ってやる!」と近い将来の雪辱を誓っていた。