10/20【DDT】MAOが「いつでもどこでも挑戦権」獲得、即行使でUNIVERSAL王座返り咲き
『God Bless DDT 2024』が20日、東京・後楽園ホールで行われ、MAOが「いつでもどこでも挑戦権」を行使して飯野雄貴を破り、約1ヵ月半ぶりのDDT UNIVERSAL王座奪還を果たした。
9・8名古屋大会で阿部史典を倒してUNIVERSAL王座V11を達成したMAOだが、試合後、「いつどこ」を行使した飯野に敗れ、王座陥落を喫した。この日、MAOは第1試合の8人タッグマッチ(上野勇希&MAO&勝俣瞬馬&To-yvs高尾蒼馬&納谷幸男&中村圭吾&高鹿佑也)で高尾を破って「いつどこ」をゲット。第4試合(遠藤哲哉&飯野雄貴vs秋山準&石田有輝)で飯野が石田にスピアーで勝利した試合後、MAOが「いつどこ」を即行使。緊急UNIVERSAL王座戦が行われた。
急きょ防衛戦となった飯野はチョップ連打、ラリアットを叩き込んだが、スピアーはMAOがフランケンシュタイナーで切り返した。さらに掌底を連発すると、飯野はスピアーで応戦。2発目のスピアーを狙って突っ込んだものの、かわしたMAOは居合いキックをさく裂。みちのくドライバーIIは飯野が2カウントで返して粘ったが、MAOは再び居合いキックを見舞って3カウントを奪った。
MAOが飯野に同じ状況で雪辱。1ヵ月半ぶりにUNIVERSAL王座を奪い返した。「MAOちゃんが愛するお姫様を助けに来ちゃったぜ。『いつどこ』に始まったチャンピオンロードは『いつどこ』に終わるんだ」と勝ち誇ったMAOは「略奪に始まった恋が略奪に終わるような。俺とUNIVERSALはくっついたり離れたりを繰り返しながら、なんとなくダラダラ関係が続くような、そんな感じなんだよ」と言い切った。
前回は11度の最多防衛記録を樹立。返り咲きを果たしたMAOは「俺はまだ夢の途中だったんだよ。日本でも幅広くやっていくつもりだ。UNIVERSALを巻いてると素敵な出会いもあるんで、いろんなヤツに出会いたい。来月、またフランスに行く。DDTのシアトル大会もある。そこでUNIVERSAL選手権ができるかもしれない。ちょっと飯野に分岐した道が、また俺の道に戻るだけ。まだまだこのベルトと一緒にやりまくるぞ!」と満面の笑みとともに再び始まる防衛ロードを見据えた。
一方、飯野は自身の戴冠時と同じ手段で敗れて王座陥落。試合後は「何が起きた? 俺のUNIVERSALのベルト、どこに行った? こんなはずじゃなかった。やり返さないと。こんなんじゃバーニング、終わんねぇよ。ベルトがない…」と放心状態だった。