11/29【新日本】KENTAが大岩に雪辱でWTL2勝目 「俺がここでNOAHの修行つけてやろうか?」

『WORLD TAG LEAGUE 2024』ツインメッセ静岡 北館(2024年11月29日)
Aブロック公式戦 ○KENTA&チェーズ・オーエンズvsザック・セイバーJr.&大岩陵平×

　KENTAが大岩をgo 2 sleepで破り、オーエンズと出場しているWORLD TAG LEAGUEで2連勝。シングルマッチで敗れた雪辱を果たしたKENTAは、大岩を「俺がここでNOAHの修行つけてやろうか?」と挑発した。

　KENTA&オーエンズのBULLET CLUBコンビは11・27仙台大会で鷹木信悟&辻陽太を破り、ようやく初日を迎えた。連勝を狙って迎えた公式戦の相手はTMDKのザック&大岩だ。NOAH出身のKENTAとNOAHで武者修行を積んだ大岩には遺恨が発生中。11・8ボストン大会のシングルマッチでは大岩が勝利したものの、今宵に向けての前哨戦となった11・28水戸大会ではKENTAがセコンドに付いた大岩を上手く巻きこみ、乱入を誘って反則負けに追い込んでいた。

　前日のバックステージでも激しい舌戦を繰り広げた大岩とKENTAは、ゴング前からにらみ合う。序盤から場外戦になると、怒りの大岩は連続して鉄柵に叩きつけた。ここからTMDKがKENTAを代わる代わるに攻め立てる。しかし、大岩が「来いよ、KENTA」と喧嘩腰に挑発すると、ブチ切れたKENTAが強烈なビンタを一撃。意識もうろうとなった大岩をサッカーボールキックやミドルキックで蹴りまくり、一転して長時間のローンバトルに追い詰めた。

　大岩は両腕ラリアットで2人まとめてなぎ倒してピンチを脱出。フラストレーションを溜め込んでいたザックが奮闘すると、体力を回復させた大岩は再びKENTAと向き合った。KENTAの串刺し顔面低空ドロップキックやダイビングフットスタンプの餌食になるが、ラリアットで巻き返すと、ザックの加勢を受けて、大剛式バックドロップがさく裂する。

　一気に攻め込みたい大岩はTHE GRIPの構え。KENTAもgo 2 sleepを狙って、ポジションが二転三転するスリリングな展開に。大岩はドクターボムに切り換えて勝機をたぐり寄せると、THE GRIPにつなげるべく、スリーパーに絡め取った。ザックもオーエンズをスリーパーで分断する。

　だが、オーエンズがスリーパーに捕まりながらレフェリーに絡みついて一瞬だけ無法地帯を作り上げると、焦った大岩がTHE GRIPを振り抜こうとした瞬間、KENTAが急所蹴りをズバリ。すかさずザックにフロントハイキックをぶち込んだKENTAは、返す刀で大岩にgo 2 sleepをねじ込み、3カウントをもぎ取った。

　なりふり構わぬ攻撃で大岩を沈めたKENTAがリベンジを果たすとともに、タッグリーグでは2連勝。「大岩、見たか、お前。なぁ、勝てばいいんだよ。言ったろ? 勝たなきゃなんの意味もねえんだよ」と戦う姿勢を説いたKENTAは、「ほとんどの人は試合も何も見てねえよ。結果だけだよ、そういう人たちが見てるのは。結果だけ。お前が俺にgo 2 sleepで負けたっていう結果しか見ねえ。今の俺はな、手段なんか選ばねえんだよ。勝ちゃいいんだよ。お前もそれを覚えろよ」と通告。さらに、「いつでも来い、大岩。またNOAHに修行に行くか? 俺がここでNOAHの修行つけてやろうか? いつでもやってやるぞ」と挑発しており、今後も両者の遺恨は続きそうだ。KENTAはさらにザックにも噛みつくと、下田美馬さんを使ってちゃっかり自身のスタジャンとサイン会をPR。笑顔でコメントを締めくくっていた。

　2連勝で優勝の可能性をつないだKENTA&オーエンズ。次戦となる12・2高知大会では海野翔太&本間朋晃との対戦が控える。一方、手痛い敗北となったザック&大岩はメインイベントで鷹木&辻組と激突する。

【試合後のKENTA&オーエンズ】

▼オーエンズ「見ただろう。2連勝だ! 4点獲得。俺たちは2度、IWGPタッグチャンピオンになったチームだぞ」

▼KENTA「(※英語で)2回だ」

▼オーエンズ「俺はシンゴ・タカギを倒した。俺こそ『WRESTLE KINGDOM』のNEVER無差別級挑戦者として相応しい。KENTAは、ついさっきIWGP世界ヘビー級王者に勝ったんだぞ! KENTAこそ、メインイベントの王座戦に相応しい。トーキョードームの席を埋めたいなら、坊やのショータじゃなくて、カッコいいコイツが挑戦するべきだ」

▼KENTA「(※英語で)俺が相応しい」

▼オーエンズ「そうだ、アンタが相応しい。言ってやれ」

▼KENTA「(※英語で)俺が誰よりも相応しいんだ。俺にはトーキョードームのメインイベントに立つ権利がある」

▼オーエンズ「彼があのチャンピオンを倒す」

▼KENTA「アァ」

▼オーエンズ「俺にはNEVER無差別級王座に挑戦する権利がある。いいか、俺には力があるんだ(※と言って、先に控室へ)」

▼KENTA「大岩、見たか、お前。なぁ、勝てばいいんだよ。言ったろ? 勝たなきゃなんの意味もねぇんだよ。わかったか? お前、昨日、言ってたよな。『お客さんが見てる』? 『配信見てる人が見てる』? 『放送席の人が見てる』? だからどうしたんだよ。ほとんどの人な、ほとんどの人は試合も何も見てねぇよ。結果だけだよ、そういう人たちが見るのは。結果だけ。お前が俺にgo 2 sleepで負けたっていう結果しか見ねぇ。今の俺はな、手段なんか選ばねぇんだよ。勝ちゃいいんだよ。お前もそれ覚えろよ。いつでもやってやっからよ。いつでも来い、大岩。またNOAHに修行に行くか? 俺がここでNOAHの修行つけてやろうか? いつでもやってやるぞ。それからザックな、テメーも調子乗ってんじゃねぇぞ、ザック、テメー。なんだ、テメー。お前、最近なんだ? reversal、なんか侵入、進出し出した、お前? reversalもreversalだよ。なんだよ。何、俺を捨てて、『ザック、あっ、え? チャンピオンになったか』って、ザックの方にも行っちゃって。俺だってまだDEFYのチャンピオンだぞ、俺。なぁ? なんだよ、あれ。ふざけんなよ。カッコいいの作っちゃってさ。俺はどうなってんだよ。新店舗でサイン会が今度あるけど、なんでザックの後なの、俺が? おかしいだろう。俺が"まず"だろ。俺が“まず"だろ、reversal。ふざけんなよ。調子乗んなよ。もうreversal、今後一切、俺、宣伝しないから。わかった? 覚えとけよ。(※不機嫌な表情で一旦引き上げかかるが、途中でreversalのスタジャンを着ている下田美馬さんを発見して)あれ! これ下田さん! (※下田さんをコメントスペースに連れて戻ってきて、バックプリントも見せながら)これってもしかして、reversalから今、絶賛発売中の俺のスタジャンじゃないの、これ? 見して、見して。(※下田さんが両手を広げてスタジャンを見せると)ああいい〜、可愛い〜。着心地どうですか?」

▼下田「凄い暖かくて、凄い着心地軽くて、とてもいいです」

▼KENTA「着心地いいって。絶賛発売中。で、これによってサイン会あるから、reversalで俺の。なっ、これとかいろいろ対象商品のグッズを買ってくれたらサイン会。あのいいんだか悪いんだかわかんないけど、まだ枚数いっぱいあるって、ヘッヘッヘッ! 人気どうなってんだ、俺の。まぁ来てくれよ、1人でも多くな。せっかくだから。そんな何回もないから。もう一回(※と言って、再び下田さんをTVカメラに映させる) モデルがいいから。(※下田さんに向かって)ちょっと後ろを向いて。(※バックプリントを見せながら、TVカメラマンに向かって)いいだろ? いいだろ? お前も欲しいだろ? なぁ! (※別のマスコミに向かって)お前も欲しいだろ? なぁ! みんな欲しいんだよ。(※下田さんに向かって)じゃあ、ありがとうございます(※と言って、下田さんを退場させる) ということでね、結局、俺が何が言いたいかって言うと、今度reversalでサイン会があるから、みんな来てねってこと!」

※ザック、大岩はノーコメント