【全日本】真霜がザイオンに苦戦も執念で2勝目 「どんな手を使っても勝ち続ける」 2025/4/20

『チャンピオン・カーニバル2025』ところざわサクラタウン(2025年4月20日)
Aブロック公式戦 ○真霜拳號vsザイオン×

 真霜がザイオンに苦戦しながらも執念でチャンピオン・カーニバル2勝目をもぎ取った。

 真霜は1勝3敗と黒星が先行。早くも厳しい状況に追い込まれているが、公式戦5戦目で1勝1敗のザイオンと激突した。今回が初来日のザイオンは、元NXTでオーストラリア出身の大型選手。真霜はザイオンのパワーに苦戦を強いられた。

 腕攻めに出た真霜はザイオンが場外戦に持ち込んでも、左の肩口から鉄柱に激突させ、さらに鉄柱を利して左腕を痛めつける。リングに戻るとザイオンもフロントハイキックで反撃。旋回式デスバレーボムを仕掛けようとしたものの、真霜は一瞬のスキを突いて腕ひしぎ逆十字で捕らえ、三角絞めに移行して絞め上げた。

 するとザイオンはパワーボムで叩きつけて脱出。真霜がレッグラリアットを放っても、打撃の雨を降らせたザイオンは延髄斬りを食らった次の瞬間、ラリアットを叩き込む。すかさずダイビングヘッドバットを放ったが、自爆させた真霜は腕固めへ。抵抗するザイオンの両腕を固めて無道に持ち込んでギブアップ勝ちを決めた。

 真霜がザイオンに苦戦を強いられながらも2勝目を挙げた。「ザイオン、やるじゃねえか。あいつ、すげぇパワーだな。ちょっと怪物になるんじゃない? そのうち」とザイオンのパワーに脱帽した真霜だったが、「悪いがよ、俺はもう勝つしかねえんだ。ザイオン、てめえにあんまり構っている暇はないんだ」と視線を早くも先に向けた。次戦は4・23後楽園大会での芦野戦になるが、真霜は「とにかくどんな手を使っても、勝って勝って勝ち続ける。それしか決勝に行く手はねえんだ。やるぞ!」と吠えていた。

【真霜の話】「ザイオン、やるじゃねえか。あいつ、すげぇパワーだな。ちょっと怪物になるんじゃない? そのうち。まだ甘えけどよ。悪いがよ、俺はもう勝つしかねえんだ。ザイオン、てめえにあんまり構っている暇はないんだ。とにかくどんな手を使っても、勝って勝って勝ち続ける。それしか決勝に行く手はねえんだ。やるぞ!」

【ザイオンの話】「言い訳のしようがない。彼は弱点を見逃さなかった。後悔はたくさんある。だが、俺は過ちから学んだ。次のラウンドは絶対に獲る。俺は諦めない」