【GLEAT】T-Hawkが逆水平でメッタ打ちも…青木が逆転勝利 「2人しか作れない世界があった」 2025/10/9

『GLEAT Ver.EX〜GLEAT vs 強敵〜』後楽園ホール(2025年10月9日)
○青木真也vsT-Hawk×

 T-Hawkが逆水平で青木をメッタ打ちに。胸板を真っ赤に腫らしながらも耐え抜いた青木が巧みに丸め込んで逆転勝利を手にした。

 「GLEATvs強敵」がテーマの今大会で、T-Hawkが実力者・青木をシングルマッチで迎え撃った。異色対決に向けて、T-Hawkは「いろんな面で劣ると思うよ。だけどな、俺はあんたにひとつだけ絶対勝てるものを持ってるからよ。楽しみにしてるぜ」と意気込んでいた。

 柔術の練習も積んでいるT-Hawkは下からの三角絞めを仕掛けたが、青木はパイルドライバーで切り返しにかかる。こらえるT-Hawkを逆さ押さえ込みで丸め込み、T-Hawkが手四つで押し込んでもブリッジでしのぐ。ならばとT-Hawkはダブルチョップを振り下ろしたが、青木は脇固め→羽根折り固めで捕らえた。負けじとT-Hawkは上手く押さえ込んでピンチを脱した。

 T-Hawkは青木をコーナー上に据えると、逆水平で場外に叩き落として、強引に自分のペースに持ち込む。場外乱闘になだれ込むと、T-Hawkが逆水平でメッタ打ち。青木もムキになってエルボーを返すが、胸板は真っ赤に腫れ上がった。

 リングに戻ってもT-Hawkはこれでもかと逆水平を連打する。大ダメージを負った青木を仕留めようと押さえ込んだものの、青木はギリギリでキックアウト。T-Hawkが追撃を狙った瞬間、フルネルソンに捕らえると、そのまま巧みにエイオキクラッチでフォールして、青木が逆転勝利を手にした。

 試合後、T-Hawkと肩を組み、抱擁して健闘を称え合った青木は「最高に楽しかったですね。噛み合った。楽しかったです。ただただ楽しかった。T-Hawkがどう感じたかわかんないけど、2人にしか作れない世界があったんじゃないですか」と胸板を真っ赤に腫らしながらも満足げだった。


【試合後の青木】

▼青木「ああ、勝っただけ。でも、最高に楽しかったですね。噛み合った。楽しかったです。ただただ楽しかった。T-Hawkがどう感じたかわかんないけど、2人にしか作れない世界があったんじゃないですか。最高に楽しかったです。次があるか、次ないか。また相談します」

――久々のGLEATはどうだった?

▼青木「GLEATできてましたかね? GLEATできてました? (記者から認められると)ああ、じゃあ、よかった。胸を張るといいですね」

――外敵ということだったが、結果としてどうだった?

▼青木「よかったじゃないですか。楽しかったです。最高です。彼に関してはないです」

――歩み寄る部分はあった?

▼青木「彼に感謝です」

――チョップの味は?

▼青木「痛い。ただただ痛い。ビックリしました」

――あれだけ気合いを入れて耐える青木選手は珍しかったが?

▼青木「それはもうお互いの気持ちですよ。ここのポジションを任されたからにはしっかりやらなきゃ」