『5☆STAR GP 2021』開幕前の最後の大会となったこの日、セミファイナルではブルースターズにエントリーした6人が激突。ワールド王者で昨年覇者・林下、ワンダー王者・中野に舞華を加えたトリオと、朱里&小波&ウナギの越境トリオが激突した。中野とウナギは開幕戦の7・31横浜武道館で対決する。2日目の8・1横浜武道館で激突する中野と小波、朱里と舞華は前哨戦となった。
序盤、中野&林下&舞華がトリプルブレーンバスター合戦を制して先手を取ったが、朱里と小波が中野と舞華をなで斬りにし、朱里がダブルアームスープレックスで中野を投げ飛ばす。ダイビングギロチンドロップを投下すると、この日は敵対する形となったもののDonna Del Mondoの舞華と共闘してダブルタックルでねじ伏せた。負けじとCOSMIC ANGELSの中野とウナギも共闘し、朱里にダブルランニングローキックを見舞って譲らず。敵味方関係なしの攻防が展開された。
『CINDERELLA SUMMER TOUR 2021 in TOKYO』東京・後楽園ホール(2021年7月25日)
○舞華&中野たむ&林下詩美vs朱里&小波&ウナギ・サヤカ×
舞華が5★STAR GPブルースターズ前哨戦でウナギに快勝。初戦で当たる昨年覇者・林下に宣戦布告し、全勝優勝を宣言した。対する林下は1年前の雪辱と史上初の連覇を予告し、「赤の女王の私が今年も皆さんに最高の夏をお届けします」と誓った。
『5☆STAR GP 2021』開幕前の最後の大会となったこの日、セミファイナルではブルースターズにエントリーした6人が激突。ワールド王者で昨年覇者・林下、ワンダー王者・中野に舞華を加えたトリオと、朱里&小波&ウナギの越境トリオが激突した。中野とウナギは開幕戦の7・31横浜武道館で対決する。2日目の8・1横浜武道館で激突する中野と小波、朱里と舞華は前哨戦となった。
序盤、中野&林下&舞華がトリプルブレーンバスター合戦を制して先手を取ったが、朱里と小波が中野と舞華をなで斬りにし、朱里がダブルアームスープレックスで中野を投げ飛ばす。ダイビングギロチンドロップを投下すると、この日は敵対する形となったもののDonna Del Mondoの舞華と共闘してダブルタックルでねじ伏せた。負けじとCOSMIC ANGELSの中野とウナギも共闘し、朱里にダブルランニングローキックを見舞って譲らず。敵味方関係なしの攻防が展開された。
その後、林下と朱里が激しく火花を散らした。ドロップキックを連射した林下がジャーマンで投げ、読み合いを制してラリアットを叩き込んだが、朱里も負けてはいない。飛びヒザ蹴りですぐさま反撃し、腕ひしぎ逆十字固め、腕固めと左腕攻めに出る。逃れた林下はスライディングラリアットで逆襲したが、朱里も山折りをさく裂させて譲らない。
中盤になると舞華が劣勢に。小波のロープ越し三角絞めに捕まり、雪崩式ブレーンバスターで反撃しても、朱里のランニングローキックを食らい、小波の腕固めに捕まってしまう。さらにウナギにフェースバスター、ギロチンドロップで追撃された舞華はパロスペシャルに苦もん。朱里が林下を、小波が中野をコブラツイストでセーブして共演となった。
林下と中野がバックフリップで同時に脱出すると、中野がトラースキック、林下がサイドバスターでウナギの動きを止め、ダブルエルボードロップを投下。息の合った連係で巻き返しを図ったが、舞華の炎華落としは決められず。ウナギのフロントハイキックを食らった舞華はストローク(リバース河津落とし)、カカト落とし、フロッグスプラッシュの猛攻で攻め込まれた。
ここで林下がジャーマンでウナギを投げ、両腕ラリアットで朱里と小波をまとめてなぎ倒す大立ち回りをみせた。中野がプランチャで朱里と小波を分断すると、林下と舞華はサンドイッチラリアットをさく裂。舞華の炎華落としが不発に終わると、中野のスピンキック、林下のラリアットが次々に誤爆してしまったが、舞華はバックドロップでウナギを叩きつけて形勢逆転。ラリアットで追い討ちをかけると、朱里と小波が飛び込んできたが、林下と中野がジャーマンで同時に投げて撃退。すかさず舞華が山茶華、みちのくドライバーIIでたたみかけてウナギを仕留めた。
熱戦の末、ブルースターズ前哨戦は舞華が勝利した。「まさか林下詩美と中野たむと組む日がくるなんて思ってなかったけど、今日組んだことによって少しばかり発見できるものがあったよ」と収穫ありを強調した舞華は「朱里、小波、そして彩羽匠、強敵ぞろいの凄ぇ強い奴がいるから、今年も私がすっごくゾクゾク、ワクワクする5★STARになるでしょう」と武者震い。この日はパートナーとなった林下だが、7・31横浜武道館での初戦激突を控え、「開幕戦、林下詩美。覚悟しとけよ」と通告。バックステージでは「今年の5★STARは私が全勝して優勝する。そしてスターダムの女帝に君臨してやる」と豪語した。
対する林下は昨年覇者だが、公式戦で舞華に苦杯をなめている。「私は5★STAR GP2連覇するために、この強敵ぞろいのブルースターズを勝ち抜いていかなきゃいけない」と気を引き締め、舞華に向かって「お前とは去年、5★STAR GP、私は負けちゃってるから、今年も私の最高の夏にするために、まずはお前、今年は倒してやるよ」と雪辱を宣言。バックステージでも「今年の5★STAR GP、私が優勝して、初の2連覇。夏デビューの赤の女王の私が今年も皆さんに最高の夏をお届けします」と堂々予告してみせた。
また、他の選手たちも5★STAR GPへ向けて自己主張した。朱里は「まず小波、組むことができてうれしい。ホントにありがとう」と感謝して握手を交わすと、「5★STAR GP、絶対手にして、林下詩美の持つ赤いベルトに私が挑戦して、私は必ず赤いベルトを巻く。誰が相手でも絶対に勝ちます」と宣言。ワンダー王者の中野は「あいにくですが、皆さん、2021年の5★STAR GPはこの聖なる白い王者が優勝させていただきます」と宣言した。さらに小波が「お前ら全員、私の餌食になる。ジ・エンド!」と吠えると、ウナギもマイクを持とうとしたが、舞華が奪い取って「甘い、甘い。まぁブルースターズ強敵ぞろいだけど、7・31楽しみにしとけよ」とリング上の全員に通告した。
【試合後の中野&林下&舞華】
▼舞華「今年の5★STARは私が全勝して優勝する。そしてスターダムの女帝に君臨してやる」
▼林下「今年の5★STAR GP、私が優勝して、初の2連覇。夏デビューの赤の女王の私が今年も皆さんに最高の夏をお届けします」
▼中野「悪いんですが、5★STARは私が、中野たむが優勝して、シングルの実績をしっかり残して、この大事な聖なる白いベルト保持者として、この聖なる白いベルトがスターダムのシングルの象徴であるっていうことを私が証明していきたいと思います。私たちも、あなたたちも、デリシャース」