【スターダム】ウナギがフューチャー王座V1 初参戦・桜井は完敗もコズエンに電撃加入 2021/8/13
『5★STAR GP 2021』東京・後楽園ホール(2021年8月13日) フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 ○ウナギ・サヤカvs桜井まい× ウナギがスターダム初参戦となった桜井に貫禄勝ちを果たし、フューチャー王座初防衛に成功した。完敗を喫した桜井だったが、試合後にCOSMIC ANGELS入りをアピール。ウナギは断ったものの、中野たむと白川未奈が受諾し、ユニット加入が電撃決定した。 桜井は2020年2月にアクトレスガールズでデビュー。今年7月に退団すると、すぐさまスターダム参戦を表明した。そんな桜井の動きに呼応したのがフューチャー王者のウナギ。7・17高田馬場大会で盟友・白川からベルトを奪取したばかりだったが、「このウナギ・サヤカが品定めしてやろうじゃん」と迎撃を宣言すると、自らベルトを懸ける姿勢を示し、いきなりタイトル戦が実現した。 スターダム初登場となった桜井は握手を自ら求めると、ゴングが鳴った瞬間、ウナギをロープに押し込み、エルボーを連発して気迫を見せる。しかし、ウナギはキャメルクラッチや腰へのギロチンドロップ、逆エビ固めなどで腰を攻めて逆転。そのまま自分のペースに持ち込んだ。 苦しい展開が続いた桜井だったが、フロントハイキックで顔面を蹴りつけて反撃開始。腰攻めのお返しとばかりにSTFで長時間絞め上げる。ロープに逃れられたものの、四つん這いになったウナギの側頭部を再度蹴り飛ばした。 ウナギはフェイスバスターで逆転。エルボー合戦で押し勝つと、「どうした? 来いよ。スターダムでやりたいんだろ?」と挑発する。それに応えた桜井がエルボー乱射で挽回しても、ダブルハンマーパンチでなぎ倒した。 粘る桜井は丸め込みを連発し、あわや3カウントの場面を作るが、冷静なウナギはフェイスバスターで鎮圧。ギロチンドロップを落とすと、大ふへん固めを狙う。なんとか切り抜けた桜井はダイビングエルボードロップで反攻したものの、肩を上げたウナギは今度こそ大ふへん固めに捕獲。ギブアップを奪った。 ウナギがフューチャー王座を貫禄の初防衛。マイクを持ったウナギは「平日にこんなにたくさんのお客さんありがとうございます。フューチャー・オブ・スターダム初防衛成功しました! えっと…誰だっけ? 名前言ってもらっていい?」と桜井の名前を本人に叫ばせると、「桜井まいさん、初スターダムどうでしたか? 今日はウナギ・サヤカと当たったわけですが、この先にはもっとヤバくて、もっと面白いヤツがメチャクチャいっぱいいるから。そう思うと、スターダムって最高に楽しみじゃないですか?」と問いかける。さらに、「いろいろと外で言われたり、悔しくて、死ぬほどつらい時もあると思うけど、どんな時も自分自身を圧倒的に信じて、自分だけの道を作っていけよ」とエールを送った。 それを聞いた桜井は「ウナギさん、今日はありがとうございました。私は今日試合をして、スターダムで戦っていきたいとより一層強い気持ちを感じました。私をCOSMIC ANGELSに入れてください。この華やかなプロレスの中に入れてください」といきなりアピールした。場内はどよめくが、ウナギは「断る」と即答。「COSMIC ANGELSは3人でここまで駆け上がってきたので。申し訳ないけど、DDMとかSTARSとか人少ないしね。頑張れると思うんでそういうところに入っていただいて」と説明した。 しかし、セコンドとして見守っていたたむが、いても立ってもいられずリングに飛び込むと、「桜井まい、覚えた。私はこのCOSMIC ANGELSをいつもスターダムで一番のユニットにしたいと思ってます。これから先、メチャクチャつらくて、苦しくて、どんなにしんどいことがあっても、諦めない覚悟はある?」と確認。桜井は「あります!」と返答すると、たむは「その気持ちが確かなら、一緒に夢見よう」と受諾。白川も握手で歓迎し、桜井のCOSMIC ANGELS入りが電撃決定した。 最後は4人でリングに並び、「私たちも、あなたたちも、デリシャ〜ス」と叫んで締めくくったCOSMIC ANGELS。まさかの加入決定を喜んだ桜井は「見た目がコズエンは華やかで、可愛らしく、女性らしいと思うんですけど、そのギャップで、戦いの時は闘志をむき出しにするような、そんな選手になりたいです」と意気込んだ。 一方、ウナギは「私はコズエンに入れる気はありません、今でも。なので、やっぱり3人でアーティストも守り、フューチャーも守って、もっともっとコズエンは上に行きたいと思います」と桜井加入を認めず。「あんなマイクひとつで緊張しているようじゃ、スターダムじゃテッペンは絶対に取れないと思うので。まだまだ強くなりたいって言ってましたけど、本当にマジで強いのがいっぱいいるので、これから自分で戦って、体感して、どんどん負けて、悔しい思いをして、上に行けばって感じです」と苦言を呈した。新天地・COSMIC ANGELSに身を投じた桜井はまず今後の戦いでウナギに認めさせる必要がありそうだ。 【試合後のウナギ】 ▼ウナギ「フューチャー・オブ・スターダム初防衛成功しました。私も外から来た身としては、やっぱりすごいつらい思いを今の段階でもしていると思うんですけど、自分で選んだ道なので、自分を信じて、自分の道を、自分にしかできないことを作り上げてほしいと思いますが、私はコズエンに入れる気はありません、今でも。なので、やっぱり3人でアーティストも守り、フューチャーも守って、もっともっとコズエンは上に行きたいと思います」 ――戦ってみて、少し前の自分を見ているような感覚もあった? ▼ウナギ「どうですかね? 肝っ玉小っちゃいですかね? 私はやっぱりハートだけは絶対に誰にも負けないつもりでここに上がったので。あんなマイクひとつで緊張しているようじゃ、スターダムじゃテッペンは絶対に取れないと思うので。まだまだ強くなりたいって言ってましたけど、本当にマジで強いのがいっぱいいるので、これから自分で戦って、体感して、どんどん負けて、悔しい思いをして、上に行けばって感じです」 【試合後の桜井】 ――スターダム初戦はどうだった? ▼桜井「結構、最初から思ってた以上にすごいやられてしまって。本当にまだまだ。自分の未熟さに気づきました。なんで、これからもっと本当に強くなりたいんで、努力して、もっと上を目指して頑張っていきたいと思います」 ――コズエン入りを認められたことに関しては? ▼桜井「すごい自分が入りたかったユニットなので、こうやって自分からお願いさせていただいて、入ることができて本当に嬉しいです」 ――参戦初戦で収穫はあった? ▼桜井「いきなりタイトルマッチというすごい試合で参戦させていただいて、たくさんの方に注目していただいたと思うので。この期待をこれから裏切らないように、応援していただいた人にもっともっと強くなって、お返ししていきたいと思います」 ――スターダム、コズエンで目指すレスラー像は? ▼桜井「見た目がコズエンは華やかで、可愛らしく、女性らしいと思うんですけど、そのギャップで、戦いの時は闘志をむき出しにするような、そんな選手になりたいです」
『5★STAR GP 2021』東京・後楽園ホール(2021年8月13日)
フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 ○ウナギ・サヤカvs桜井まい×
ウナギがスターダム初参戦となった桜井に貫禄勝ちを果たし、フューチャー王座初防衛に成功した。完敗を喫した桜井だったが、試合後にCOSMIC ANGELS入りをアピール。ウナギは断ったものの、中野たむと白川未奈が受諾し、ユニット加入が電撃決定した。
桜井は2020年2月にアクトレスガールズでデビュー。今年7月に退団すると、すぐさまスターダム参戦を表明した。そんな桜井の動きに呼応したのがフューチャー王者のウナギ。7・17高田馬場大会で盟友・白川からベルトを奪取したばかりだったが、「このウナギ・サヤカが品定めしてやろうじゃん」と迎撃を宣言すると、自らベルトを懸ける姿勢を示し、いきなりタイトル戦が実現した。
スターダム初登場となった桜井は握手を自ら求めると、ゴングが鳴った瞬間、ウナギをロープに押し込み、エルボーを連発して気迫を見せる。しかし、ウナギはキャメルクラッチや腰へのギロチンドロップ、逆エビ固めなどで腰を攻めて逆転。そのまま自分のペースに持ち込んだ。
苦しい展開が続いた桜井だったが、フロントハイキックで顔面を蹴りつけて反撃開始。腰攻めのお返しとばかりにSTFで長時間絞め上げる。ロープに逃れられたものの、四つん這いになったウナギの側頭部を再度蹴り飛ばした。
ウナギはフェイスバスターで逆転。エルボー合戦で押し勝つと、「どうした? 来いよ。スターダムでやりたいんだろ?」と挑発する。それに応えた桜井がエルボー乱射で挽回しても、ダブルハンマーパンチでなぎ倒した。
粘る桜井は丸め込みを連発し、あわや3カウントの場面を作るが、冷静なウナギはフェイスバスターで鎮圧。ギロチンドロップを落とすと、大ふへん固めを狙う。なんとか切り抜けた桜井はダイビングエルボードロップで反攻したものの、肩を上げたウナギは今度こそ大ふへん固めに捕獲。ギブアップを奪った。
ウナギがフューチャー王座を貫禄の初防衛。マイクを持ったウナギは「平日にこんなにたくさんのお客さんありがとうございます。フューチャー・オブ・スターダム初防衛成功しました! えっと…誰だっけ? 名前言ってもらっていい?」と桜井の名前を本人に叫ばせると、「桜井まいさん、初スターダムどうでしたか? 今日はウナギ・サヤカと当たったわけですが、この先にはもっとヤバくて、もっと面白いヤツがメチャクチャいっぱいいるから。そう思うと、スターダムって最高に楽しみじゃないですか?」と問いかける。さらに、「いろいろと外で言われたり、悔しくて、死ぬほどつらい時もあると思うけど、どんな時も自分自身を圧倒的に信じて、自分だけの道を作っていけよ」とエールを送った。
それを聞いた桜井は「ウナギさん、今日はありがとうございました。私は今日試合をして、スターダムで戦っていきたいとより一層強い気持ちを感じました。私をCOSMIC ANGELSに入れてください。この華やかなプロレスの中に入れてください」といきなりアピールした。場内はどよめくが、ウナギは「断る」と即答。「COSMIC ANGELSは3人でここまで駆け上がってきたので。申し訳ないけど、DDMとかSTARSとか人少ないしね。頑張れると思うんでそういうところに入っていただいて」と説明した。
しかし、セコンドとして見守っていたたむが、いても立ってもいられずリングに飛び込むと、「桜井まい、覚えた。私はこのCOSMIC ANGELSをいつもスターダムで一番のユニットにしたいと思ってます。これから先、メチャクチャつらくて、苦しくて、どんなにしんどいことがあっても、諦めない覚悟はある?」と確認。桜井は「あります!」と返答すると、たむは「その気持ちが確かなら、一緒に夢見よう」と受諾。白川も握手で歓迎し、桜井のCOSMIC ANGELS入りが電撃決定した。
最後は4人でリングに並び、「私たちも、あなたたちも、デリシャ〜ス」と叫んで締めくくったCOSMIC ANGELS。まさかの加入決定を喜んだ桜井は「見た目がコズエンは華やかで、可愛らしく、女性らしいと思うんですけど、そのギャップで、戦いの時は闘志をむき出しにするような、そんな選手になりたいです」と意気込んだ。
一方、ウナギは「私はコズエンに入れる気はありません、今でも。なので、やっぱり3人でアーティストも守り、フューチャーも守って、もっともっとコズエンは上に行きたいと思います」と桜井加入を認めず。「あんなマイクひとつで緊張しているようじゃ、スターダムじゃテッペンは絶対に取れないと思うので。まだまだ強くなりたいって言ってましたけど、本当にマジで強いのがいっぱいいるので、これから自分で戦って、体感して、どんどん負けて、悔しい思いをして、上に行けばって感じです」と苦言を呈した。新天地・COSMIC ANGELSに身を投じた桜井はまず今後の戦いでウナギに認めさせる必要がありそうだ。
【試合後のウナギ】
▼ウナギ「フューチャー・オブ・スターダム初防衛成功しました。私も外から来た身としては、やっぱりすごいつらい思いを今の段階でもしていると思うんですけど、自分で選んだ道なので、自分を信じて、自分の道を、自分にしかできないことを作り上げてほしいと思いますが、私はコズエンに入れる気はありません、今でも。なので、やっぱり3人でアーティストも守り、フューチャーも守って、もっともっとコズエンは上に行きたいと思います」
――戦ってみて、少し前の自分を見ているような感覚もあった?
▼ウナギ「どうですかね? 肝っ玉小っちゃいですかね? 私はやっぱりハートだけは絶対に誰にも負けないつもりでここに上がったので。あんなマイクひとつで緊張しているようじゃ、スターダムじゃテッペンは絶対に取れないと思うので。まだまだ強くなりたいって言ってましたけど、本当にマジで強いのがいっぱいいるので、これから自分で戦って、体感して、どんどん負けて、悔しい思いをして、上に行けばって感じです」
【試合後の桜井】
――スターダム初戦はどうだった?
▼桜井「結構、最初から思ってた以上にすごいやられてしまって。本当にまだまだ。自分の未熟さに気づきました。なんで、これからもっと本当に強くなりたいんで、努力して、もっと上を目指して頑張っていきたいと思います」
――コズエン入りを認められたことに関しては?
▼桜井「すごい自分が入りたかったユニットなので、こうやって自分からお願いさせていただいて、入ることができて本当に嬉しいです」
――参戦初戦で収穫はあった?
▼桜井「いきなりタイトルマッチというすごい試合で参戦させていただいて、たくさんの方に注目していただいたと思うので。この期待をこれから裏切らないように、応援していただいた人にもっともっと強くなって、お返ししていきたいと思います」
――スターダム、コズエンで目指すレスラー像は?
▼桜井「見た目がコズエンは華やかで、可愛らしく、女性らしいと思うんですけど、そのギャップで、戦いの時は闘志をむき出しにするような、そんな選手になりたいです」