【スターダム】橋本千紘が朱里に宣戦布告「プロレスの概念ひっくり返す」 MIRAIが迎撃表明 2023/1/6

『TRIANGLE DERBY I』東京・後楽園ホール(2023年1月6日)
「TRIANGLE DERBY I」公式リーグ戦 ○朱里&MIRAI&壮麗亜美vs白川未奈&マライア・メイ&ザイヤ・ブルックサイド×

 朱里の来場要請を受けて、センダイガールズの橋本千紘がスターダムの後楽園ホール大会に来場。メインイベントの試合を見守った橋本はリングに上がると、「こんなもんなんですか? スターダムって」と吐き捨てて朱里に宣戦布告。「スターダムに来ているお客さんの皆さんのプロレスの概念をひっくり返します」と言い放った橋本にMIRAIが「朱里が出るまでもない。自分がぶっ潰してやる」と迎撃を表明した。

 朱里は昨年12・29両国大会でジュリアに敗れ、1年間保持していたワールド王座から陥落。それでもすぐさま再起を誓うと、「2023年、最強女子を確立させるために動きたい」と宣言し、橋本に対して「1月6日の後楽園ホールに招待したい。勇気があるなら来場してほしい」と呼びかけた。両者は2020年にセンダイガールズワールド王座を懸けて激闘を繰り広げたライバル同士で、昨年4月の後楽園ホール還暦祭のリングで久々に遭遇。対戦は実現しなかったが、視殺戦を繰り広げて話題となった。

 この日、朱里はMIRAI&壮麗とのGod's Eyeトリオで、6人タッグリーグ戦「TRIANGLE DERBY」の公式戦として、新たに始動したユニット・Club Venusの白川&ブルックサイド&メイと対戦。試合開始前に姿を現した橋本はステージ席から朱里の戦いを見守った。

 序盤から白川率いるClub Venusペースが続いたが、朱里が流れを変える。白川に強烈なサッカーボールキックをぶち込んでどよめきを誘うと、新顔のブルックサイドもクロスヒールホールドで絞め上げて圧倒した。

 引かないClub Venusもエプロンからの回転エビ固めやコーナーからの連続ダイブで奮戦。孤立した朱里を3人がかりの合体バックドロップで追い詰めた。しかし、MIRAIと壮麗が急行して試合を立て直すと、朱里はダイビング延髄ギロチンドロップから白虎(変型マフラーホールド)に捕獲して、ブルックサイドからギブアップを奪取した。

 朱里が快勝してTRIANGLE DERBY初白星。メインを自らの勝利で締めた朱里は「橋本千紘、来てくれてるよね? リングに上がってきてくれませんか。お願いします」と橋本を呼び込んだ。そして、「今日ここに来てくれたってことは私と戦う意思表示だと思っていいかな?」と投げかけた。

 だが、ここでMIRAIが横やり。橋本と向かい合うと、「橋本千紘、自分は去年の4月15日、ここ後楽園ホールの還暦祭であなたと戦って、すげぇすげぇ悔しい思いをしたんだよ。だから朱里じゃなくて、この灰被りシンデレラのMIRAIが相手だ」とアピールした。まさかの展開に朱里は戸惑いを見せると、橋本もあ然とする。

 橋本は「女子プロレス大賞を取った強い強い朱里選手を観に来たんですけど、今日は残念だったな。こんなもんかよ、朱里。こんなもんなんですか? スターダムって」と不満げ。それでも「もっと強い戦いをやりましょうよ」と朱里との対戦に前向きな姿勢を見せた。MIRAIには「お前、4月と何にも変わってないな。また私にボコボコにされたいか? 私は強いヤツと戦いたいんだよね。お前、全力で私とやって勝てる自信あるのか?」と挑発的な言葉を浴びせる。

 MIRAIは「あるよ。朱里が出るまでもない。自分が橋本千紘をぶっ潰す。橋本千紘、魂込めてロックオンだ」と即答。橋本が「またボコボコにされる姿を朱里選手に見てもらって、そのあと朱里選手と戦います」と対戦に同意すると、朱里もMIRAIの決意を感じ取り、「橋本千紘はメチャクチャ強いぞ。でも、見せてくれるんだよな。全力で橋本千紘を潰しにいくってことだよな?」と先の対戦を譲った。

 改めて朱里は「まずMIRAIと、もちろん私と……ぶつかり合おう!」とメッセージ。MIRAI、朱里との連続対戦が決定的となった橋本は「私がこのスターダムに来ているお客さん、皆さんのプロレスの概念ひっくり返します」と力強く予告してみせた。

 バックステージでも橋本は「正直今日試合を見て、こんなもんかと思って。まあでも、これが今求められているものなのかなとかいろいろ考えつつ。でも、そんな概念、私はひっくり返せると思っているので。私の強さのあるプロレスで、私があのリングで一番になります」と自信満々に断言。決定的となったMIRAI、朱里とのシングル連戦でスターダムマットに何を生み出すのだろうか。

【試合後の朱里&MIRAI】
▼朱里「TRIANGLE DERBY、2戦目で勝利しました。このまま我ら暴れん坊GEはもちろん優勝して、アーティストに挑戦して、3人でベルトを巻きたいです。そして、橋本千紘。スターダムのリングに来場してくれて凄く嬉しかったです。私は交わることができないと思ってました。橋本は女子プロレス界の強さの象徴の1人だと思ってます。私は今年、強さを確立させ、女子プロレスをさらにさらに盛り上げたい。そのために橋本とやりたい。そう思ってました。この約3年交わらなかった部分、お互いどのように進化したのか、リングでぶつけ合いたい。そう思ってます。その前に、MIRAIが名乗りを上げた。もちろん私は一番に橋本と試合がしたい。でも、MIRAIの還暦祭の悔しさ、涙を私は横で見てました。MIRAIの気持ちが凄く伝わってきた。やるからには全力で、潰す気でやってくれると思ってます。その戦いを私は見守ります」

▼MIRAI「朱里には申し訳ないけど、朱里が橋本千紘に今日来場要求した時から自分はこのタイミングをずっとずっと狙ってました。自分が全力で、そしてもちろん絶対に倒します。そして、これが始まりなので。自分は最初から言っています。この灰被りシンデレラのMIRAIがスターダムのエースになるって。それを必ず証明します。2023年、自分の思いをしっかり言葉にして、魂込めて、新時代見せていきます。その始まりです」


【橋本の話】
▼橋本「今日、朱里選手に招待される感じでここ後楽園ホールに来ました。ここに来たってことは、私も強さを求めているので、もちろん朱里選手の強さはわかってます。女子プロレス大賞を取った朱里選手が今どのぐらい強いのか肌で感じたいと思っているので、ここに来ました。でも正直、今日試合を見て、こんなもんかと思って。まあでも、これが今求められているものなのかなとかいろいろ考えつつ。でも、そんな概念、私はひっくり返せると思っているので。私の強さのあるプロレスで、私があのリングで一番になります。あとMIRAI。過去のことなんてどうでもいいんで、今の強さを全部ぶつけてきてもらって、橋本千紘がどれだけ強いのかっていうのを肌で感じてもらいたいと思います。とにかくどのリングでも私が一番になるので、皆さん見ててください。今年は、2023年は橋本千紘に注目するしかないでしょう」

――試合を見て、どのあたりに具体的に物足りなさを感じた?

▼橋本「強さだったりとか、最初に手を合わせる時のアクションだったり、足の運びだったり、細かい技術だったり、私はそういうところを見るんですけど、まったくもってなってないよなっていう。基礎がないなっていう風に感じました」

――それはメインイベントに出ていた全選手?

▼橋本「はい。そうですね。朱里ぐらいですかね、しっかりしていたのは。でも、もっと強い朱里を見たかったなっていう」