【大日本】元デスマッチ王者・石川勇希が引退を発表 8・12後楽園でラストマッチ 2024/7/8

 大日本は8日、石川勇希が8・12後楽園大会で引退すると発表した。

 石川は2018年3月に大日本でデビュー。2019年からデスマッチ戦線で活躍してきた。2022年2月に右肩を負傷し、「右肩脱臼および上腕骨近位端骨折、烏口突起骨折」と診断されて欠場。復帰後、BJW認定デスマッチヘビー級王座を2度戴冠したが、右肩の状態を考慮して今年4月から連戦を避けてのスポット参戦を続けてきた。

 この日、会見に臨んだ石川は「来月8月12日、後楽園ホール大会でプロレスラーを引退します」と表明した。「今年の4月から連戦を避けての参戦でやっていて、その中で改めて考える時間ができた」といい、「改めて自分の体のこと、そして今後のことを考えて」の決断だった。

 今月10日に開幕するデスマッチシングルリーグ戦『一騎当千スペシャルリーグ DEATHMATCH STRAIGHT FLASH』にエントリーしている。団体から出場を打診される以前から引退を決めていた石川は「引退する僕が出ていいものか」との思いを抱いたが、「引退前に最後にできる僕のプロレスラーとしての仕事」として出場を決意。「引退はしますが、もちろん出るからには結果を出したい」と意気込んだ。

 「デスマッチが大好きな気持ちは今も変わらずなんで。それはこのリーグ戦でも、引退までもデスマッチが好きな気持ちはしっかりリング上で出して、最後までやり切りたい」と誓った石川は8・12後楽園大会での引退試合の相手に先輩・菊田一美を希望。気になる引退後の去就についても言及し、「まだ確定していることではない」と強調したうえで、「地元・函館でプロレスとは全く別の世界で新しいチャレンジをしていこうと思ってます」と話した。石川はこの夏、28歳の若さで6年5ヵ月のプロレスラー人生に終止符を打つ。