プロレス/格闘技DX

『WWE SuperShow Summer Tour』エディオンアリーナ大阪(2024年7月25日)
○ソロ・シコア&タマ・トンガvsケビン・オーエンズ&LAナイト×

　ソロ・シコア率いるブラッドラインが日本初上陸。日本凱旋となったタマ&ロアとともにナイト&オーエンズの人気者タッグを粉砕した。

　ブラッドラインはローマン・レインズが率いてきたが、今年4月の『レッスルマニア40』での統一WWE王座陥落以来、欠場中。その間、シコアが牛耳り、新日本からWWEに移籍してきたタマ、トンガ・ロアを新メンバーに迎えた。そしてジェイコブ・ファトゥも加え、ポール・ヘイマンを追放。“一族の長"に収まったシコアは8・3クリーブランド大会『サマースラム』で統一WWE王者コーディ・ローデスへの挑戦を決めた。

　5年ぶりの日本公演初日となったこの日、ブラッドラインが日本初登場。シコア&タマがオーエンズ&ナイトと激突した。オーエンズは2016年7月の日本公演以来の来日で、現在、コーディ・ローデス、ランディ・オートンとともにブラッドラインと抗争を展開中。絶大な人気を誇るナイトはこれが初来日。8・3クリーブランド大会『サマースラム』でUS王者ローガン・ポールへの挑戦も決まったばかり。初の日本公演登場で弾みをつけたいところだった。

　人気者タッグのオーエンズ&ナイトには大歓声。ナイトは四方のコーナーでポーズを決め、そのたびに「L! A! ナイト! YEAH!」の叫びに包まれた。ロアがセコンドに帯同したブラッドラインには盛大なブーイングが浴びせられた。

　序盤はブラッドラインがペースを握ったが、ナイトがDDT、オーエンズがスワントーンボムの連続攻撃で挽回。タマが飛び込んでもナイトがBFTで叩きつけて返り討ちにしたが、次の瞬間、シコアがサモアンスパイクを叩き込んで一気に3カウントを奪った。

　ブラッドラインが日本初上陸でナイト&オーエンズを粉砕。タマは日本凱旋を勝利で飾った。