【NOAH】拳王が清宮発言に激怒「決勝対決ならGHC戦」で合意 N-1開幕前日会見・全16選手コメント 2024/8/3

 あす(4日)の横浜武道館大会からスタートする『N-1 VICTORY 2024』開幕直前会見が3日、都内ホテルで開かれ、出場全16選手が出席。GHCヘビー級王者・清宮海斗の発言に激怒した拳王が「決勝でそのベルトを懸けろ」と要求し、清宮も真っ向から受けて立った。

 いよいよ開幕前日となったNOAH年間最大のリーグ戦。この日は出場全16選手が出席しての直前会見が開かれ、トップバッターとして現GHC王者の清宮が登壇した。

 昨年は新日本G1 CLIMAXに参戦して不参加。2年ぶりの出場となる清宮は「去年はイチ選手としてプロレス界トップとの差を痛感した夏でした。ただその悔しさがあったから今につながってると思いますし、今年はGHC王者としてN-1をプロレス界で最も熱い闘いにします。チャンピオンとして出るからには全試合タイトルマッチだと思ってます。もちろん全勝優勝で、絶好調の清宮海斗が忘れられない夏にします!」と誓った。

 この清宮発言に激怒したのが同じALL REBELLIONの拳王だった。「去年はプロレス界トップの実力を痛感した? 今はどうなんだよ!? NOAHがプロレス界トップじゃねえみたいなことをチャンピオンが言うんじゃねえよ! ナメてんのか? いまだにその序列は変わってないなら、プロレス界トップのリーグ戦だっていうG1を見てしまうだろ? N-1がリーグ戦のなかで一番熱くねえのかよ!」と問題提起しながら声を荒げた拳王は、「俺はN-1決勝上がってやるよ。お前も決勝上がってこい。そして必ずそのベルト懸けろ」と優勝決定戦でのGHCヘビー級選手権試合にするよう突きつけた。

 清宮も「やってやるよ。全試合タイトルマッチだと思ってんだよ。俺がこのリーグ戦を熱くするよ。日本一、世界一熱いリーグ戦にする」と承諾。決勝対決実現なら、史上初のダブル栄冠を懸けた一戦が実現する可能性が浮上した。

 会見には注目のWWE・NXT戦士2選手も出席。その長身を際立たせたジョシュ・ブリッグスは「俺はNXTのなかでも最も破壊力のある男だ。Aブロックの連中全員をぶっ倒して、Bブロックから勝ち上がってきたヤツも俺が倒す」と言い切り、五輪シーズンの来日となったオリンピアンのタビオン・ハイツも「3年前、俺はここ東京にオリンピックのために来た。そして今年はN-1、素晴らしいリーグ戦に出場するため戻ってきた。闘いを通じてオリンピック・スピリットを見せつけてやる。そしてリーグ戦が終わったら、皆さんは“ライオンハートとは何か"を知ることになると思う」と意気込んだ。

 GHCナショナル王者として初出場を果たす佐々木憂流迦は「このツワモノが集まるN-1に出られて本当にうれしい。ただ、この赤いベルトに誓って、ここにいる誰よりも闘いを楽しんで、そしてこの金色のトロフィーに向かって走ります。ファンの皆様、ぜひこの一ヶ月俺と一緒に走ってください」と呼びかけ、DRAGONGATEの元オープン・ザ・ドリームゲート王者のルイス・マンテも「すでにDRAGONGATEではナンバーワンになった自分ですが、NOAHでもナンバーワンになって実力を証明する」と宣言した。

 今年は半数が初出場選手、外国人選手で占められた刷新感のあるメンバー構成。あらゆる思惑を交錯させながらNOAHの熱い夏が間もなく始まる。

 会見における各選手のコメントは以下の通り。


【Aブロック】
▼清宮海斗(2年ぶり4回目)
・清宮「GHCヘビー級チャンピオン・清宮海斗です。2年ぶりの出場、去年はイチ選手としてプロレス界トップとの差を痛感した夏でした。ただその悔しさがあったから今につながってると思いますし、今年はGHC王者としてN-1をプロレス界で最も熱い闘いにします。チャンピオンとして出るからには全試合タイトルマッチだと思ってます。もちろん全勝優勝で、絶好調の清宮海斗が忘れられない夏にします!」

▼マサ北宮(6年連続6回目)
北宮「6年連続6回目というのは、このブロックで俺だけなんですよ。俺ほどN-1に一途で、N-1に殉じている男はいないという自負があります。だけど結果が一切ともなっていない。大それたことは言えないけど、一戦一戦に懸けてこのN-1駆け抜けたいと思います」

▼ジョシュ・ブリッグス(NXT/初出場)
ブリッグス「一度しか言わないからよく聞いとけ。俺は“すべてを破壊する男"ジョシュ・ブリッグスだ。確かにN-1に出られることは名誉なことだと思う。だが、俺がここに来たのはここにいる全員を倒すためだ。俺はNXTのなかでも最も破壊力のある男だ。Aブロックの連中全員をぶっ倒して、Bブロックから勝ち上がってきたヤツも俺が倒す」

▼ルイス・マンテ(DRAGONGATE/初出場)
マンテ「コンニチハ! 初めて出場できることを嬉しく思います。参戦を実現させてくれたNOAH、DRAGONGATEに感謝したい。すでにDRAGONGATEではナンバーワンになった自分ですが、NOAHでもナンバーワンになって実力を証明したい。応援よろしくお願いします」

▼大岩陵平(新日本/初出場)
大岩「N-1エントリー一番乗りの大岩陵平です。初めてのN-1、初戦はジョシュ・ブリッグス。“新日本生まれNOAH育ち"の俺にしかできない闘いで、まずは初戦を突破して、ここにいるAブロック全員ぶっ倒してやります」

▼ジャック・モリス(3年連続3回目)
モリス「初めて俺がNOAHに来たのは2年前のN-1だった。そして2年後、今年で3度目の出場。3度目の正直を必ず成し遂げて、N-1 VICTORY 2024でトップに立つのはジャック・モリスだ」

▼ドラゴン・ベイン(初出場)
ベイン「ここにいる全員、自分より強いかもしれない、大きいかもしれない。だけど俺はここにいる誰よりも高く飛べる。なぜなら、僕はメキシコから世界に飛び立つ男だから。必ずトップに立つ。アリガトウ」

▼小峠篤司(初出場)
小峠「潮崎さんとはともにたくさん闘ってきました。ともにタッグリーグも戦い抜き、他団体のタッグのベルトにも挑戦しました。潮崎豪の悔しい気持ちを一番感じてるのは俺です。競合だらけで厳しい戦いになるのは覚悟して舞う。潮崎豪の思いをしっかり背負って、TEAM NOAHの代表としてこのリーグ戦、戦い抜きます」


【Bブロック】
▼佐々木憂流迦(初出場)
憂流迦「GHCナショナルチャンピオン・佐々木憂流迦です。俺は闘うのが大好きです。このツワモノが集まるN-1に出られて本当にうれしい。ただ、この赤いベルトに誓って、ここにいる誰よりも闘いを楽しんで、そしてこの金色のトロフィーに向かって走ります。ファンの皆様、ぜひこの一ヶ月俺と一緒に…一緒に走ってください!」

▼拳王(6年連続6回目)
拳王「いやぁ…この会見では『N-1決勝に進み、清宮と決勝でGHCヘビー級ベルトを懸けて戦おう』と言おうと思ってたけど、オイ! (※清宮の方向を向いて)お前の今日の会見での発言、何だよ? 去年はプロレス界トップの実力を痛感した? 今はどうなんだよ!? NOAHがプロレス界トップじゃねえみたいなことをチャンピオンが言うんじゃねえよ! ナメてんのか? 清宮、お前はNOAHのGHCヘビー級チャンピオンだろ!? 『プロレス界トップの実力を痛感した、今年は頑張ります』だけだったら、いまだにその序列は変わってないってことだよな? そしたらテメーらクソヤローどももプロレス界トップのリーグ戦だっていうG1を見てしまうだろ? N-1がリーグ戦のなかで一番熱くねえのかよ! チャンピオンがそれならホントにダメだ。俺はN-1決勝上がってやるよ。お前もトップじゃないリーグ戦だというN-1で決勝上がってこいよ。必ずそのベルト懸けろ。お前の言葉で言ってみろよ」

清宮「やってやるよ。全試合タイトルマッチだと思ってんだよ」

拳王「約束だぞ? プロレス界トップのリーグ戦はどこなんだよ? 言ってみろ」

清宮「俺がこのリーグ戦を熱くするよ。日本一、世界一熱いリーグ戦にするよ」

▼タビオン・ハイツ(NXT/初出場)
ハイツ「俺の名はタビオン・ハイツ。WWE・NXTから来た。3年前、俺はここ東京にオリンピックのために来た。そして今年はN-1、素晴らしいリーグ戦に出場するため戻ってきた。闘いを通じてオリンピック・スピリットを見せつけてやる。そしてリーグ戦が終わったら、皆さんは“ライオンハートとは何か"を知ることになると思う」

▼イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.(3年連続4回目)
ワグナーJr.「NOAHの“スーパースター"、アステカの戦士のイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.です。ここNOAHではグローバル・タッグリーグ戦を制し、GHCヘビー、GHCタッグ、GHCナショナルのベルトも手に入れた。だけど一つ手に入れてないものがある。それがここにあるN-1 VICTORYのトロフィーだ。今年は必ずこのトロフィーを手に入れ、GHCヘビーのベルトも再び必ず手にする。ビバ・メヒコ、ビバ・ハポン、ビバ・ルチャリブレ」

▼稲村愛輝(2年連続3回目)
稲村「N-1の借りはN-1で返します。初顔合わせ、リベンジマッチ、全試合圧倒・全勝優勝して、俺が夏男になります。その姿、ぜひ観にきてください。よろしくお願いします!」

▼タイタス・アレクサンダー(初出場)
タイタス「N-1に出られてすごく興奮してる。NOAHに上がるようになって実力を証明してきたと思うけど、ここでもまったく同じことをするだけ、俺の実力を証明してN-1を必ず制してみせるよ」

▼アルファ・ウルフ(初出場)
ウルフ「初めてN-1に出られてうれしい。初戦はイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.、日本でルチャの素晴らしい闘いをみせたい。でも、もっと大切なことは、必ずこのブロックを突破して、弟(ベイン)と優勝決定戦で最高のルチャリブレの闘いをみせる、ということ。それをモチベーションに闘っていく」

▼征矢学(2年連続4回目)
征矢「今年のN-1は特に気持ちが入ってます! 去年、決勝戦手前で負け、悔しい思いをした。だからこそ! 今年は必ず決勝に行って、俺が優勝する。このN=1俺の…情熱をぶつけて、灼熱のN-1にしてやる! 見とけ!!!」