【全日本】田村&井上がむーちゃんせーちゃんを「漫才師」呼ばわり アジアタッグ戦へ「激しく厳しい戦い見せる」 2024/8/8
フォトギャラリー
8・17立川大会のアジアタッグ選手権試合へ向けた会見が8日、東京・湯島の全日本事務所で行われ、王者・MUSASHI&吉岡世起、挑戦者・田村男児&井上凌が出席した。 8・3仙台大会で田村&井上が王者・吉岡に直接勝利し、アジアタッグ挑戦を表明。MUSASHI&吉岡のV2戦となる両チームによるタイトルマッチが立川大会で行われることになった。 アジアタッグ戴冠以来、むーちゃんせーちゃんは「絆が深まって、意思の疎通も取れてきた」(吉岡)と実感している。が、この日の会見ではスーツ姿の吉岡に対し、MUSASHIはコスチューム姿。アジアタッグに挑戦した会見の際、吉岡が「プロレスラーの正装はコスチューム」と強調していたことを受けてMUSASHIは“正装"でやってきたものの呼吸が合わず。V2戦へ向けて不安をのぞかせたものの、吉岡は「自分のプロレスの根底には激しさがあって、この二人が激しいプロレスを提唱してくるってことは若い二人、挑戦者チーム。全日本の未来を担うような選手じゃないですか。この二人を真正面から受け止めるのがキャリアが上の僕らの仕事」と言い切った。 対する田村と井上は7・4新木場大会での一騎打ちを経て共闘に合意。最古のベルト獲りに乗り出す。「明るくない、楽しくない、激しいだけの、そして厳しさのある戦いを見せて、アジアタッグ引っぺがしてやりたい」(井上)、「ただ楽しいだけの集まりみたいのが増えてる。そこじゃないものをこの田村男児、井上凌はしっかり戦いで見せていく。体を使ってね、バチバチにやり合うと。そういうのを見せていきたい」(田村)と二人の思いは同じだ。 タッグを組んで日が浅いものの田村は「二人でお互い戦ってるようなものなので、手応えというのは十分ありですね。シングルマッチもしたし、いろいろ分かり合えるものがあった」と実感。井上も「これから組む田村男児とはやっぱり最もふさわしい何かが生まれるんじゃないかなっていう。そういう気がしてる」と予感している。組みながらも競い合う関係を見据えている田村は「他のチームみたいになれ合いをするわけでもなく、こうやって何か漫才師みたいなことをするわけでもなく。こういうふざけたチームには負けない」と断言した。 「漫才師」呼ばわりされてしまった王者組だが、MUSASHIは「これがむーちゃんせーちゃんですから。さっき挑戦者組がふざけたみたいなこと言ってましたけど、我々は全くふざけてない」と反論。全日本所属初戦となった8・3仙台大会では世界ジュニアヘビー級王者“ミスター斉藤"土井成樹に敗れたが、「前回、所属一発目で結果を残せなかったので、今回またベルトを獲られるっていうのは自分の中でありえないというか、何が何でも避けたい」とアジアタッグ死守を誓ってみせた。 【会見の模様】 ▼井上「先日の仙台大会でもご存じのように俺、井上凌は田村男児とタッグ組んでアジアタッグへの挑戦を表明しました。そして自分自身、アジアタッグ2回目の挑戦になるんで、しっかりとここで田村男児と明るくない、楽しくない、激しいだけの、そして厳しさのある戦いを見せて、アジアタッグ引っぺがしてやりたいと思います」 ▼田村「ただ激しいだけのものをやるんじゃなくて、意味のある激しいものをやると。今現状、全日本プロレス、こないだ浴衣のVTRみたいなのあったけど、ああやって、ただ楽しくワチャワチャって大学生の学生ノリだけじゃない。そういうただ楽しいだけの集まりみたいのが増えてる。そこじゃないと。そこじゃないものをこの田村男児、井上凌はしっかり戦いで見せていくと。リングの上で戦いを見せていく。そういう気持ちでやるだけです。アジアタッグもその一つのものですね。アジア、こうやって井上と組んでやっていくんだけど、やっていくだけじゃない。常にお互い戦う気持ちでやるだけです。あとは削ってやるだけですね」 ▼吉岡「先日の仙台大会で自分が3カウント獲られて挑戦表明されたわけなんで、僕が獲られた責任を取って、真正面から受けて、むーちゃんせーちゃんでしっかりこのベルトを防衛したいと思います」 ▼MUSASHI「前回の仙台大会でせーちゃんが3つ獲られてしまってね。試合後、その場で挑戦表明もされて、一番悔しいのはせーちゃんだと思うんですけど、むーちゃんせーちゃんは二人で一人…二人で一つなのでね。自分もメチャクチャ悔しいです。なのでね、当日は…」 ▼吉岡「二人で一人? 二人で一つじゃない?」 ▼MUSASHI「どっちでもいいじゃん。二人で一人でも…二人でむーちゃんせーちゃんなんだよ。だからメチャクチャ悔しいんですよ。せーちゃんが獲られて。だから当日はしっかりそれを試合にぶつけてむーちゃんせーちゃん、ここにありを証明したいと思います。そしてもう一つ。せーちゃん、何? その恰好。せーちゃんだけじゃないよ! 奥の…」 ▼吉岡「むしろ、どうした?」 ▼MUSASHI「いやいや、前回さ、正装で来いって言ってコスチュームで来たでしょ? 正装と言えばコスチュームだよねって言って…」 ▼吉岡「いつの話?」 ▼MUSASHI「だから前回アジアタッグ、俺らが初挑戦したときの記者会見ここでやったの覚えてるでしょ? 忘れたの?」 ▼吉岡「覚えてるよ」 ▼MUSASHI「正装で来ようねって、レスラーの正装といったらコスチュームでしょみたいなの言ってたじゃん。だからコスチュームで来たのに何で今日スーツなの!?」 ▼吉岡「今回、正装とか一言も言ってない」 ▼MUSASHI「いやいや、言った言わない…」 ▼吉岡「会見はスーツでビシッと決めないと」 ▼MUSASHI「それで前回…いいよ長くなるから! これに関してはあとでゆっくり話し合いたいと思います」 ――吉岡選手に直接勝利し、タッグチームとしての手応えはつかめた? ▼田村「タッグチームというか、二人でお互い戦ってるようなものなので、手応えというのは十分ありですね。シングルマッチもしたし、いろいろ分かり合えるものがあったんで。ただ、他のチームみたいになれ合いをするわけでもなく、こうやって何か漫才師みたいなことをするわけでもなく。こういうふざけたチームには負けない。そういう心意気で臨んでいきます」 ▼井上「そうだね。先月の4日、クロニクルズで田村男児とシングルマッチやって、その中で他の選手とは違った…何だろうな。受けたうえで勝つっていうのが俺の今の全日本プロレスのレスラーらしさだと思うんだけど、その中でふさわしいと思ったのが横にいる田村男児であって。だから俺もタッグとして組んだ人いっぱいいるけど、これから組む田村男児とはやっぱり最もふさわしい何かが生まれるんじゃないかなっていう。そういう気がしてる。だから今回、俺はチャンピオンチーム二人に勝ったことはないけど、しっかりこの二人で組んで、そして戦って、アジアタッグ獲って、その中でその先に田村男児とまた削り合う。そういう戦いをしていきたいね」 ――アジアタッグを獲って初防衛も果たし、絆は強くなった? ▼吉岡「むーちゃんせーちゃん、絆が深まって、意思の疎通も取れてきたと思ったところでこの結果ですけど。自分のプロレスの根底には激しさがあって、この二人が激しいプロレスを提唱してくるってことは若い二人、挑戦者チーム。全日本の未来を担うような選手じゃないですか。この二人を真正面から受け止めるのがキャリアが上の僕らの仕事だと思ってるので…どうしたの?」 ▼MUSASHI「俺が悪い?」 ▼吉岡「どうしたのかなって、ちょっと疑問はあります」 ▼MUSASHI「これがむーちゃんせーちゃんですから。さっき挑戦者組がふざけたみたいなこと言ってましたけど、我々は全くふざけてないので」 ▼吉岡「我々?」 ▼MUSASHI「ふざけてないでしょ? ふざけてないって! 何でそういうこと言うの?」 ▼吉岡「家から来た?」 ▼MUSASHI「さすがに家からは来ないでしょ、これで。途中で着替えたよ」 ▼吉岡「上(上半身)出すの恥ずかしかったの?」 ▼MUSASHI「いや恥ずかしくないけど、モラルの問題でしょ。もういい。しゃべらせて。どこまでいったっけ? 真剣にやろうよ。ふざけてるって言われましたけど、これがむーちゃんせーちゃんであって、全くふざけてないし…」 ▼吉岡「俺スーツだけど…」 ▼MUSASHI「またこれに戻るの? さっきも言ったんですけど、試合でしっかりむーちゃんせーちゃんの強さを見せたいなと思いますし、さっきせーちゃんがキャリアが先輩という話もしてましたけど、僕らの方がキャリアもあるんで、彼らが僕らのことをどう思ってるかは知らないですけど、しっかり高い壁になってやろうと思ってます」 ――アジアタッグを獲ったら、二人で全日本をどうしていきたい? ▼田村「もう明確なんですけど、バチバチにやり合うと。体を使ってね、バチバチにやり合うと。そういうのを見せていきたい。もともとアジアタッグは思い入れがあって、初めて獲ったベルト。光留さんと組んで。そういう思い入れがあるんで、昔からの伝統を、アジアタッグ戦をやれたらいいなと思っております。だからこんなふざけたのに負けたくない気持ちでいっぱいですね。あと付け加えて言うんですけど、全日本隊と言われてるものがあるんだけど、俺ら別に本隊でやるつもりもないし、選手会長側につくわけでもないし、どっち側でもないし、俺たちは俺たちのやりたいことをやるだけです。それを言いたかったんで。それだけです」 ▼井上「俺も田村男児と同じ意見であって、やっぱりバチバチした戦いを見せていきたいし、明るく楽しくは他のヤツらがやってるから、俺らは激しい、そして厳しい戦いをアジアタッグでみせていけたらなと思う。あとさっき田村男児が言ったように、自分も全日本隊ではあるけど、選手会長とか諏訪魔とか、どっち側にもつかない。俺らは俺らなりの道でいくから。そして自分自身もこのスタイルでやっていこうと思ってるから、自分なりにアジアタッグを盛り上げていこうとは思ってるよ」 ――吉岡選手は直接獲られたことで苦手意識は芽生えていない? ▼吉岡「苦手意識とは言ってないですけど、前回タイトルマッチやってますけど、その時にはパワーボムもラリアットも食らってなかった。パワーが体大きい分、強いなっていうのはあります。ただ、そこを警戒して対策を練っていけば僕らは負けないと思ってます」 ――所属になったことで全日本ファンからの期待をより強く感じている? ▼MUSASHI「そうですね。はい、感じてます。こないだの仙台大会でもそういうのがリング上にいても伝わってきましたし。ただね、前回、所属一発目で結果を残せなかったので、今回またベルトを獲られるっていうのは自分の中でありえないというか、何が何でも避けたいことなので。せーちゃんとしっかり防衛したいと思います」 ▼吉岡「ちなみにむーちゃんって宮原派、諏訪魔派どっち? 俺は本隊として宮原派です」 ▼MUSASHI「俺も宮原健斗派」 ▼吉岡「じゃあ一緒だ」 ▼MUSASHI「すいません、以上です」 ――挑戦者組から漫才と言われたが? ▼吉岡「ちょっと待ってください。こっち(MUSASHI)だけです。僕は言われてません」 ――リング上での王者組の実力をどう評価している? ▼田村「実力は凄いですよね。それだけのことをやってきた人たちですから。それ以外は別に漫才かな。実力あっても別に僕らに関係ないんで。キャリアも知らないですよ。なんだっていいんですよ。あとは気持ち、魂ですよね。そういうのが必要なんじゃないか。その魂がこの二人にあると思うので絶対負けないですね」 ▼井上「そうだね。チャンピオンの二人は本当に実力もキャリアも上で、俺も勝ってないしね。ここでビビるんじゃなくて、さっきも言ったように俺らにはしっかり魂もあるし、アジアタッグを必ず獲るっていう気持ちもチャンピオンよりも絶対に俺らは勝ってると思うから。しっかり8月17日は獲って、その先のことを考えるつもりだよ」
フォトギャラリー
8・17立川大会のアジアタッグ選手権試合へ向けた会見が8日、東京・湯島の全日本事務所で行われ、王者・MUSASHI&吉岡世起、挑戦者・田村男児&井上凌が出席した。
8・3仙台大会で田村&井上が王者・吉岡に直接勝利し、アジアタッグ挑戦を表明。MUSASHI&吉岡のV2戦となる両チームによるタイトルマッチが立川大会で行われることになった。
アジアタッグ戴冠以来、むーちゃんせーちゃんは「絆が深まって、意思の疎通も取れてきた」(吉岡)と実感している。が、この日の会見ではスーツ姿の吉岡に対し、MUSASHIはコスチューム姿。アジアタッグに挑戦した会見の際、吉岡が「プロレスラーの正装はコスチューム」と強調していたことを受けてMUSASHIは“正装"でやってきたものの呼吸が合わず。V2戦へ向けて不安をのぞかせたものの、吉岡は「自分のプロレスの根底には激しさがあって、この二人が激しいプロレスを提唱してくるってことは若い二人、挑戦者チーム。全日本の未来を担うような選手じゃないですか。この二人を真正面から受け止めるのがキャリアが上の僕らの仕事」と言い切った。
対する田村と井上は7・4新木場大会での一騎打ちを経て共闘に合意。最古のベルト獲りに乗り出す。「明るくない、楽しくない、激しいだけの、そして厳しさのある戦いを見せて、アジアタッグ引っぺがしてやりたい」(井上)、「ただ楽しいだけの集まりみたいのが増えてる。そこじゃないものをこの田村男児、井上凌はしっかり戦いで見せていく。体を使ってね、バチバチにやり合うと。そういうのを見せていきたい」(田村)と二人の思いは同じだ。
タッグを組んで日が浅いものの田村は「二人でお互い戦ってるようなものなので、手応えというのは十分ありですね。シングルマッチもしたし、いろいろ分かり合えるものがあった」と実感。井上も「これから組む田村男児とはやっぱり最もふさわしい何かが生まれるんじゃないかなっていう。そういう気がしてる」と予感している。組みながらも競い合う関係を見据えている田村は「他のチームみたいになれ合いをするわけでもなく、こうやって何か漫才師みたいなことをするわけでもなく。こういうふざけたチームには負けない」と断言した。
「漫才師」呼ばわりされてしまった王者組だが、MUSASHIは「これがむーちゃんせーちゃんですから。さっき挑戦者組がふざけたみたいなこと言ってましたけど、我々は全くふざけてない」と反論。全日本所属初戦となった8・3仙台大会では世界ジュニアヘビー級王者“ミスター斉藤"土井成樹に敗れたが、「前回、所属一発目で結果を残せなかったので、今回またベルトを獲られるっていうのは自分の中でありえないというか、何が何でも避けたい」とアジアタッグ死守を誓ってみせた。
【会見の模様】
▼井上「先日の仙台大会でもご存じのように俺、井上凌は田村男児とタッグ組んでアジアタッグへの挑戦を表明しました。そして自分自身、アジアタッグ2回目の挑戦になるんで、しっかりとここで田村男児と明るくない、楽しくない、激しいだけの、そして厳しさのある戦いを見せて、アジアタッグ引っぺがしてやりたいと思います」
▼田村「ただ激しいだけのものをやるんじゃなくて、意味のある激しいものをやると。今現状、全日本プロレス、こないだ浴衣のVTRみたいなのあったけど、ああやって、ただ楽しくワチャワチャって大学生の学生ノリだけじゃない。そういうただ楽しいだけの集まりみたいのが増えてる。そこじゃないと。そこじゃないものをこの田村男児、井上凌はしっかり戦いで見せていくと。リングの上で戦いを見せていく。そういう気持ちでやるだけです。アジアタッグもその一つのものですね。アジア、こうやって井上と組んでやっていくんだけど、やっていくだけじゃない。常にお互い戦う気持ちでやるだけです。あとは削ってやるだけですね」
▼吉岡「先日の仙台大会で自分が3カウント獲られて挑戦表明されたわけなんで、僕が獲られた責任を取って、真正面から受けて、むーちゃんせーちゃんでしっかりこのベルトを防衛したいと思います」
▼MUSASHI「前回の仙台大会でせーちゃんが3つ獲られてしまってね。試合後、その場で挑戦表明もされて、一番悔しいのはせーちゃんだと思うんですけど、むーちゃんせーちゃんは二人で一人…二人で一つなのでね。自分もメチャクチャ悔しいです。なのでね、当日は…」
▼吉岡「二人で一人? 二人で一つじゃない?」
▼MUSASHI「どっちでもいいじゃん。二人で一人でも…二人でむーちゃんせーちゃんなんだよ。だからメチャクチャ悔しいんですよ。せーちゃんが獲られて。だから当日はしっかりそれを試合にぶつけてむーちゃんせーちゃん、ここにありを証明したいと思います。そしてもう一つ。せーちゃん、何? その恰好。せーちゃんだけじゃないよ! 奥の…」
▼吉岡「むしろ、どうした?」
▼MUSASHI「いやいや、前回さ、正装で来いって言ってコスチュームで来たでしょ? 正装と言えばコスチュームだよねって言って…」
▼吉岡「いつの話?」
▼MUSASHI「だから前回アジアタッグ、俺らが初挑戦したときの記者会見ここでやったの覚えてるでしょ? 忘れたの?」
▼吉岡「覚えてるよ」
▼MUSASHI「正装で来ようねって、レスラーの正装といったらコスチュームでしょみたいなの言ってたじゃん。だからコスチュームで来たのに何で今日スーツなの!?」
▼吉岡「今回、正装とか一言も言ってない」
▼MUSASHI「いやいや、言った言わない…」
▼吉岡「会見はスーツでビシッと決めないと」
▼MUSASHI「それで前回…いいよ長くなるから! これに関してはあとでゆっくり話し合いたいと思います」
――吉岡選手に直接勝利し、タッグチームとしての手応えはつかめた?
▼田村「タッグチームというか、二人でお互い戦ってるようなものなので、手応えというのは十分ありですね。シングルマッチもしたし、いろいろ分かり合えるものがあったんで。ただ、他のチームみたいになれ合いをするわけでもなく、こうやって何か漫才師みたいなことをするわけでもなく。こういうふざけたチームには負けない。そういう心意気で臨んでいきます」
▼井上「そうだね。先月の4日、クロニクルズで田村男児とシングルマッチやって、その中で他の選手とは違った…何だろうな。受けたうえで勝つっていうのが俺の今の全日本プロレスのレスラーらしさだと思うんだけど、その中でふさわしいと思ったのが横にいる田村男児であって。だから俺もタッグとして組んだ人いっぱいいるけど、これから組む田村男児とはやっぱり最もふさわしい何かが生まれるんじゃないかなっていう。そういう気がしてる。だから今回、俺はチャンピオンチーム二人に勝ったことはないけど、しっかりこの二人で組んで、そして戦って、アジアタッグ獲って、その中でその先に田村男児とまた削り合う。そういう戦いをしていきたいね」
――アジアタッグを獲って初防衛も果たし、絆は強くなった?
▼吉岡「むーちゃんせーちゃん、絆が深まって、意思の疎通も取れてきたと思ったところでこの結果ですけど。自分のプロレスの根底には激しさがあって、この二人が激しいプロレスを提唱してくるってことは若い二人、挑戦者チーム。全日本の未来を担うような選手じゃないですか。この二人を真正面から受け止めるのがキャリアが上の僕らの仕事だと思ってるので…どうしたの?」
▼MUSASHI「俺が悪い?」
▼吉岡「どうしたのかなって、ちょっと疑問はあります」
▼MUSASHI「これがむーちゃんせーちゃんですから。さっき挑戦者組がふざけたみたいなこと言ってましたけど、我々は全くふざけてないので」
▼吉岡「我々?」
▼MUSASHI「ふざけてないでしょ? ふざけてないって! 何でそういうこと言うの?」
▼吉岡「家から来た?」
▼MUSASHI「さすがに家からは来ないでしょ、これで。途中で着替えたよ」
▼吉岡「上(上半身)出すの恥ずかしかったの?」
▼MUSASHI「いや恥ずかしくないけど、モラルの問題でしょ。もういい。しゃべらせて。どこまでいったっけ? 真剣にやろうよ。ふざけてるって言われましたけど、これがむーちゃんせーちゃんであって、全くふざけてないし…」
▼吉岡「俺スーツだけど…」
▼MUSASHI「またこれに戻るの? さっきも言ったんですけど、試合でしっかりむーちゃんせーちゃんの強さを見せたいなと思いますし、さっきせーちゃんがキャリアが先輩という話もしてましたけど、僕らの方がキャリアもあるんで、彼らが僕らのことをどう思ってるかは知らないですけど、しっかり高い壁になってやろうと思ってます」
――アジアタッグを獲ったら、二人で全日本をどうしていきたい?
▼田村「もう明確なんですけど、バチバチにやり合うと。体を使ってね、バチバチにやり合うと。そういうのを見せていきたい。もともとアジアタッグは思い入れがあって、初めて獲ったベルト。光留さんと組んで。そういう思い入れがあるんで、昔からの伝統を、アジアタッグ戦をやれたらいいなと思っております。だからこんなふざけたのに負けたくない気持ちでいっぱいですね。あと付け加えて言うんですけど、全日本隊と言われてるものがあるんだけど、俺ら別に本隊でやるつもりもないし、選手会長側につくわけでもないし、どっち側でもないし、俺たちは俺たちのやりたいことをやるだけです。それを言いたかったんで。それだけです」
▼井上「俺も田村男児と同じ意見であって、やっぱりバチバチした戦いを見せていきたいし、明るく楽しくは他のヤツらがやってるから、俺らは激しい、そして厳しい戦いをアジアタッグでみせていけたらなと思う。あとさっき田村男児が言ったように、自分も全日本隊ではあるけど、選手会長とか諏訪魔とか、どっち側にもつかない。俺らは俺らなりの道でいくから。そして自分自身もこのスタイルでやっていこうと思ってるから、自分なりにアジアタッグを盛り上げていこうとは思ってるよ」
――吉岡選手は直接獲られたことで苦手意識は芽生えていない?
▼吉岡「苦手意識とは言ってないですけど、前回タイトルマッチやってますけど、その時にはパワーボムもラリアットも食らってなかった。パワーが体大きい分、強いなっていうのはあります。ただ、そこを警戒して対策を練っていけば僕らは負けないと思ってます」
――所属になったことで全日本ファンからの期待をより強く感じている?
▼MUSASHI「そうですね。はい、感じてます。こないだの仙台大会でもそういうのがリング上にいても伝わってきましたし。ただね、前回、所属一発目で結果を残せなかったので、今回またベルトを獲られるっていうのは自分の中でありえないというか、何が何でも避けたいことなので。せーちゃんとしっかり防衛したいと思います」
▼吉岡「ちなみにむーちゃんって宮原派、諏訪魔派どっち? 俺は本隊として宮原派です」
▼MUSASHI「俺も宮原健斗派」
▼吉岡「じゃあ一緒だ」
▼MUSASHI「すいません、以上です」
――挑戦者組から漫才と言われたが?
▼吉岡「ちょっと待ってください。こっち(MUSASHI)だけです。僕は言われてません」
――リング上での王者組の実力をどう評価している?
▼田村「実力は凄いですよね。それだけのことをやってきた人たちですから。それ以外は別に漫才かな。実力あっても別に僕らに関係ないんで。キャリアも知らないですよ。なんだっていいんですよ。あとは気持ち、魂ですよね。そういうのが必要なんじゃないか。その魂がこの二人にあると思うので絶対負けないですね」
▼井上「そうだね。チャンピオンの二人は本当に実力もキャリアも上で、俺も勝ってないしね。ここでビビるんじゃなくて、さっきも言ったように俺らにはしっかり魂もあるし、アジアタッグを必ず獲るっていう気持ちもチャンピオンよりも絶対に俺らは勝ってると思うから。しっかり8月17日は獲って、その先のことを考えるつもりだよ」
フォトギャラリー