プロレス/格闘技DX

『ABEMA presents N-1 VICTORY 2024』後楽園ホール(2024年8月11日)
Aブロック公式戦 ○ルイス・マンテvs大岩陵平×

　NOAHのN-1参戦中のDRAGONGATEの元オープン・ザ・ドリームゲート王者マンテが、新日本・大岩に貫禄勝ち。Aブロック単独首位(4勝1敗=8点)でN-1前半戦を折り返した。

　新日本から武者修行中の大岩と、DRAGONGATEの元オープン・ザ・ドリームゲート王者マンテの一騎打ちが、ノアのN-1を舞台に実現。試合は白熱の熱戦となった。

　大岩はのっけからマンテの動きに呼応。ルチャ流の探り合いで渡り合うと、同時にネックスプリングで立ち上がり、歓声を呼び込む。そして、テーピングの巻かれたマンテの左腕に照準。2日前の清宮海斗戦と同じように、NOAHで磨いた一点集中攻撃を展開した。

　DRAGONGATEを背負うマンテも譲らず。足攻めで大岩の動きを止めると、スワンダイブ式ミサイルキック、みちのくドライバーIIと大技を連発した。大岩もパワフルなラリアット、ジャーマンで押し返すと、場内は「大岩」コールに包まれ、さらに熱を帯びていく。

　チャンスを掴んだ大岩は必殺ドクターボムを狙うも、背後に不時着したマンテは一転して猛攻に。アルゼンチン式変型ボム、雪崩式カナディアンフェイスバスターと惜しげもなく大技を繰り出した。ことごとくしのいでコールを巻き起こした大岩は打撃戦でも真っ向からやり合い、丸め込みを連発してあわやの場面を作り出した。しかし、ギリギリでキックアウトしたマンテは旋回式ツームストンパイルドライバーで鎮圧。最後はヴェルタフィナーレ2(リフトアップ式変型フェイスバスター)で大岩を仕留めた。

　最後は大岩の猛威を振り切ったマンテが貫禄勝ち。試合後は大岩の力量を称えて握手したものの、一旦応じた大岩も蹴り飛ばして騙し討ちに。その負けん気に場内は大岩コールに包まれた。

　ともあれ、これでマンテは4勝目。清宮海斗を破った開幕戦から首位をキープし続け、Aブロック単独首位でN-1前半戦を折り返した。

　「疲れた…。大岩に勝ったぞ〜! 大岩、また今度。今日はルイス・マンテ、イチバーン! N-1 VICTORY、勝ちます!」。流ちょうな日本語とともに、続く公式戦8・17八王子大会でのジャック・モリス戦を見据えた。

【マンテの話】「(日本語で)疲れた。大岩に勝ったぞー! 大岩、また今度。今日はルイス・マンテ、イチバーン! N-1 VICTORY、勝ちます!」