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　『AEWオールアウト』が現地時間7日、イリノイ州シカゴで行われ、AEWインターナショナル王者ウィル・オスプレイが熱戦の末にPACを退け、王座防衛。試合後、リコシェが宣戦布告し、両者の再会対決が浮上した。

　オスプレイは地元凱旋となった8・25『オール・イン・ロンドン』でMJFに雪辱を遂げ、インターナショナル王座を奪還。その3日後の『AEWダイナマイト』でPACの襲撃を受け、この日の王座戦が決まった。

　ロンドン大会で電撃登場を果たしたリコシェがバックステージで見守る中、先手を取ったのはPAC。コーナーから場外へのスカイツイスタープレスを放って沸かせた。オスプレイもPACのスワンダイブ攻撃をドロップキックで撃墜。同じくコーナーから場外へのスカイツイスタープレスを発射して譲らない。フロントハイキックも相打ちとなった。

　ならばとPACはオスプレイがテーピングを施した首に攻撃を集中。トップロープからの雪崩式ブレーンバスターで叩き落とす。場外戦に持ち込むと、オスプレイはバリケードを利してのスワンダイブ式エルボーを発射。間髪入れずサスケスペシャルで突っ込んで押し返した。

　すかさずオスプレイがハンドスプリングレッグラリアットで攻勢を続けたが、PACはムーンサルトで飛びついてのスイングDDTで突き刺して譲らず。ライガーボムで叩きつける。オスプレイもその場飛びスパニッシュフライで反撃。一進一退の読み合いからオスカッターをさく裂させた。

　沈まないPACはリバースフランケンシュタイナーでオスプレイを脳天からグサリ。ブルータライザーで捕らえた。ピンチを迎えたオスプレイだったが、意地でもギブアップせず。リバースフランケンでお返しすると、ヒドゥンブレードを正面から叩き込んだ。

　二人を称える「ファイト・フォーエバー!」の大合唱の中、オスプレイはスーパーオスカッターを狙ったものの、PACが阻止。トップロープからの雪崩式リバースフランケンを仕掛けると、オスプレイはまさかの不時着。再びヒドゥンブレードを振り抜いた。PACもギリギリで肩を上げたが、オスプレイはスーパーオスカッターからストームブレイカーの構え。PACガウラカンラナで切り返しても、スタイルズクラッシュでさらに切り返す。そして後頭部にヒドゥンブレードをぶち込んで3カウントを奪った。

　大熱戦の末、オスプレイがPACを撃破。インターナショナル王座防衛を果たした。バックステージでオスプレイがインタビューを受けていると、リコシェがやってきて「心配するな。すぐに会おうぜ」と宣戦布告した。かつて新日本のスーパージュニアで大空中戦を展開した両者の再会対決がAEWのリングで実現することになりそうだ。