プロレス/格闘技DX

　ロウが現地時間21日、ペンシルベニア州フィラデルフィアで行われ、ブロン・ブレイカーがジェイ・ウーソに雪辱を遂げ、1ヵ月ぶりのIC王座返り咲きを果たした。

　先月23日のロウでジェイがブレイカーを破ってIC王座を初戴冠。WWEにおける初のシングル栄冠を手にした。この日、1ヵ月ぶりの再戦となる両者によるIC王座戦が実現。ブレイカーにとっては雪辱戦となった。

　ジェイがラリアットで場外に叩き落として先手を取れば、ブレイカーはエプロンでのバッククラッカーで応戦。シュミット流バックブリーカー、その場飛びムーンサルトと波状攻撃に出る。ジェイの反撃を雪崩式フランケンシュタイナーで止め、ニアフォールに追い込んだ。

　ジェイも負けてはいない。電光石火のスピアーを放った。が、ここでソロ・シコア率いるブラッドラインが客席に現れた。シコアはチケットを手に観客としての来場を強調。ジェイが「何しに来た?」と詰め寄ると、シコアは「お前を助けに来た」と返答した。

　ここでタマ・トンガが介入を狙ったが、ジェイはトラースキックで阻止。シコアがやってくると、ジェイは「助けはいらない」と追い返そうとするものの、シコアは「俺を承認しろ」と迫る。そこへブレイカーが全力疾走スピアーで突っ込むと、ジェイが回避し、シコアを直撃した。

　するとジェイコブがブレイカーに詰め寄った。そこへジェイがトペスイシーダを発射。ブレイカーのスピアーを回避してトラースキックを連発し、スピアーを叩き込むと、ウーソスプラッシュを発射したが、ブレイカーは3カウントを許さない。ここでタマとトンガ・ロアが介入を狙ったものの、アダム・ピアースGMがセキュリティたちとともに追い払った。

　だが、ジェイはファトゥのトラースキックを食らい、サモアンドロップで実況席に叩きつけられてしまう。グッタリしたジェイをリングに戻したブレイカーはスピアーをさく裂。ジェイは返せず3カウントが入った。

　ブレイカーがジェイに雪辱を遂げ、1ヵ月ぶりにIC王座を取り戻した。介入の末、陥落の憂き目にあったジェイはブラッドラインとの今後が気になる状況となった。

　今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。