【ドラディション】真っ向勝負で沸騰の連続 関本&真霜と石川&田村が激闘ドロー 2024/11/22

『DRAGON EXPO 1978』後楽園ホール(2024年11月22日)
△関本大介&真霜拳號vs石川修司&田村ハヤト△

 真霜&関本と石川&田村が激闘の末にドロー。真っ向勝負で聖地を沸かせた両チームは再戦を希望した。

 現在、全日本の最強タッグに出場中の関本&真霜がドラディションのリングでもタッグを結成。NOAHでGHCハードコア王者に君臨する石川、GLEATのG-REX王者・田村のシングル王者タッグと激突した。

 開始早々、関本と石川がタックル合戦、エルボー合戦で火花。関本が逆水平を打ち込めば、石川はタックルでなぎ倒す。関本もすぐさまドロップキックで反撃した。真霜と田村もエルボー合戦を展開。ヒザ蹴りも打ち合うと、田村がラリアットを叩き込んだが、真霜もショルダーアームブリーカーでやり返した。

 すかさず真霜と関本は代わる代わる腕攻めを展開。真霜は脇固めで絞め上げ、真霜、関本の順でリバースインディアンデスロックの要領で左腕を痛めつけるなど田村を防戦一方に追い込んだ。

 それでも田村がブレーンバスターで真霜をぶん投げて突破口を開くと、石川が串刺しラリアット、ダイビングフットスタンプの連続攻撃で巻き返す。ファイアーサンダーは真霜が食い止め、エルボー合戦に持ち込むと、ニーリフト、DDTの連続攻撃で競り勝った。

 タッチを受けた関本が串刺しスピアーで突っ込み、ブレーンバスターで石川の巨体を引っこ抜いて場内が大きく沸いた。セントーン、倒れ込み式ボディプレスを連続投下した関本はアルゼンチンバックブリーカーで巨体を担ぎ上げた。

 石川もスリーパーで逃れ、大外刈り式バックブリーカーで逆襲。田村はフライングショルダーで追撃すると、石川とともに串刺しラリアットを連発し、サンドイッチラリアットを叩き込んだ。関本も変型の逆落としで逆襲し、ランニングニーをグサリ。真霜とのダブルタックルで田村をなぎ倒すと、真霜がサッカーボールキック、関本が低空フライングボディアタックの連続攻撃で巻き返し、関本がチキンウイングアームロックで絞め上げた。

 田村が逃れても真霜がレッグラリアットを発射。石川がファイアーサンダーで真霜を突き刺すと、関本はジャーマンで石川を投げ、田村は関本にラリアットを叩き込む。関本も垂直落下式ブレーンバスターで譲らず。ラリアットは相打ちとなって4人が倒れ込んだ。

 なおも関本と田村がラリアット合戦、エルボー合戦で真っ向から火花。関本がヘッドバット、ラリアットを叩き込めば、田村もラリアットで徹底抗戦。ここでタイムアップを告げるゴングが鳴らされた。

 実力者同士のタッグ対決は15分時間切れドロー。激闘で沸きに沸かせた。真霜が「もう一回組んでくれよドラディション。今度は15分じゃねえぞ。30分でいきましょうや」と再戦を見据えれば、田村も「これが俺が求めてたプロレス。こういう肉弾戦、やっぱ気持ちいいね。このメンバーでまたやりたい」と熱望。「石川さんとは組んでもいいけど、やりたい。俺はまたこの石川修司と戦いたいから。またその日が来るまで楽しみにしてます」との希望も口にしていた。

【試合後の関本&真霜】

▼真霜「短かった」

▼関本「あと5分あれば。あと5分あれば仕留めたよ。クソー」

▼真霜「悔しいね。相手が強かったから」

▼関本「やばいね、あの田村。石川修司は昔から知ってるけどよ、何だ? 田村ハヤト」

▼真霜「あいつガイジンみたいだった」

▼関本「ガイジンだろ? あれ。絶対日本人の血流れてねえだろ。日系か? 日本人か? あいつ」

▼真霜「次やったらいけますよ」

▼関本「何かチームリーダーがそういうなら勝てそうな気がしてきた」

▼真霜「でしょ? いけますよ。もう一回組んでくれよドラディション。今度は15分じゃねえぞ。30分でいきましょうや」

▼関本「おお! マジっすか」

▼真霜「30分なら勝った」

▼関本「OK。いやあ、きつかった」


【試合後の石川&田村】

▼石川「このメンバーで15分は足んないね」

▼田村「足りない。これが俺が求めてたプロレス。こういう肉弾戦、やっぱ気持ちいいね。このメンバーでまたやりたいですね」

▼石川「やりましょう、やりましょう。30分で。さらに言えば最強タッグに出場中だから、優勝してもらったら、俺ら優勝みたいなもんだから。まず優勝してもらって」

▼田村「そしたら僕らにベルトが」

▼石川「こうやって面白いチームできたんで、また」

▼田村「またやりたいし。でも石川さんとは組んでもいいけど、やりたい。俺はまたこの石川修司と戦いたいから。またその日が来るまで楽しみにしてます」

▼石川「ありがとうございました」

▼田村「ありがとうございました」