【NOAH】“グラシアス・ワグナー"コール…ワグナーJr.NOAH卒業マッチ勝利で飾る 「必ずここに戻ってくる」 2025/1/11

『STAR NAVIGATION PREMIUM 2025』後楽園ホール(2025年1月11日)
○イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.&ガレノ・デル・マルvsサクソン・ハックスリー&LJ・クリアリー×

 NOAHトップ外国人選手の一角として活躍してきた“殺人医師3世"ワグナーJr.がレギュラー参戦に区切り。大「グラシアス・ワグナー」コールのなか、「いつか必ずここに帰って来る」と残して母国メキシコへと帰った。

 2019年8月からNOAHに参戦してきたワグナーJr.は、GHCナショナル、同タッグ王座を戴冠し、昨年2月にはメキシコ人初のGHCヘビー級王座戴冠にも成功。方舟マットで成長を遂げながらトップ外国人選手の一角として定着し、ファンからも高い人気と支持を集めてきた。

 だが、今年に入って「メキシコに帰って充電をする時、もっと強くなるべき時」と本格帰国とNOAHレギュラー参戦“卒業"を決意。壮行試合となったこの日は弟ガレノとのワグナー兄弟コンビで、サクソン&クリアリー組と対決した。

 札止めの観衆から大ワグナーコールで迎えられたワグナーJr.。試合でも随所で「ビバ!」「メヒコ!」を唱和しながら兄弟コンビで躍動し、最後は「ミサワ!」と叫びながらのローリングエルボー、そしてエメラルドフロウジョンにつなげるNOAH愛あふれるフィニッシュでクリアリーを沈めてみせた。

 試合後は、自身と代わってNOAHにレギュラー参戦する弟ガレノに何かを託すように熱い抱擁を交わしたワグナーJr.。マイクを握ると「NOAHは私の家、NOAHはファミリーだ。5年間、本当にありがとう」とスペイン語で感謝し、後楽園は「グラシアス・ワグナー」コールに染まった。

 そして「いつか必ずここに帰って来る。ビバ・ハポン、ビバ・メヒコ、ビバ・NOAH、アリガトウゴザイマシタ、マタネ」と約束。最後はリング四方に深々と頭を下げ、改めて響く感謝の大ワグナーコールのなか、日本で大きくなった殺人医師三世は愛する日本マットに“しばしの別れ"を告げた。

【ワグナーJr.の話】「消えないようにタトゥーで書いてあるように、NOAHは自分にとってファミリーだ。ここで自分の言葉でしっかり約束します。私は必ず帰ってきます。マタネ。本当にありがとうございました。ビバ・メヒコ、ビバ・ハポン、ビバ・NOAH、グラシアス」