【黒潮自主興行】立花が元W-1対決4WAY戦制してSMASH王座戴冠 2025/1/13

『黒潮TOKYOジャパン15周年 キングオブスタイルストロング』後楽園ホール(2025年1月13日)
SMASHチャンピオンシップ ○立花誠吾vs芦野祥太郎vs羆嵐vs児玉裕輔×

 立花が元WRESTLE-1対決となった4WAY戦を制し、SMASHチャンピオンシップを戴冠した。

 昨年11・8新宿大会でSMASH王座が復活。黒潮が木藤拓也を破って第3代王者となったものの、緊急挑戦した芦野が勝利し、第4代王者となった。この日初防衛戦を迎え、立花、羆嵐、児玉との4WAY戦で激突した。

 元WRESTLE-1勢による王座戦は混戦模様に。一番キャリアの浅い立花が「俺の成長見せてやるよ」と宣言したものの集中砲火を浴びてしまう。それでも児玉とドロップキックを同時に放って芦野と羆嵐を場外に蹴散らし、二人同時にトペコンヒーロを発射した。

 リングに戻ると芦野と児玉がダブル雪崩式ブレーンバスターを狙ったが、そこへ羆嵐が割って入り、パワーボムで3人まとめて叩き落とす。3人を重ねた羆嵐はダイビングセントーンを放ったが、あえなく自爆に終わり、勝機を逸した。

 ここから立花が1対3状態に。他の3人にエルボーで立ち向かってもことごとくエルボーで押し返され、児玉のトラースキック、芦野のエルボースマッシュ、羆嵐のラリアット、児玉のハンドスプリングエルボーを立て続けに食らった。ここで児玉がウラカンラナを仕掛けたが、羆嵐はパワーボムで切り返し、ダイビングセントーンを投下した。

 そこへ芦野が飛び込み、アンクルロックで捕獲。ジャーマンで羆嵐の巨体を投げ、再びアンクルロックで絞め上げる。すると立花がフロントハイキックでカット。芦野とエルボー合戦で渡り合った立花はエルボースマッシュを連発されても、ローリングエルボーでやり返す。芦野、羆嵐、児玉を次々にえびす落としでぶん投げると、児玉にヤンキーハンマーを叩き込んで3カウントを奪った。

 芦野が初防衛に失敗。4WAY戦を制した立花が第5代王者となった。試合後、前王者・芦野が自ら立花の腰にベルトを巻いて称えた。W-1時代の先輩を押しのけての戴冠劇に立花は「おい、チャンピオンになったぞ! マジかよ? いや、すごいぞ、俺。去年からすごいぞ。GAORAのチャンピオンになって、SMASHのチャンピオンになって。すごいぞ、俺。お前らも思うだろ? すごいだろ、俺。自分でもビックリするぐらいすごい」と驚くばかり。4月には新団体「アップタウン」に旗揚げメンバーとして参加することも決定。王者として新団体設立を迎えたい立花は「今日は4WAYって形だったからな。確実に超えたなんて思わねえ。ちゃんとシングルで勝って、そして見ているヤツらも納得して、『立花は試合内容でも結果でも超えたな』って思わせてやるからよ」と真の先輩超えを誓ってみせた。

【立花の話】「おい、チャンピオンになったぞ! マジかよ? いや、すごいぞ、俺。去年からすごいぞ。GAORAのチャンピオンになって、SMASHのチャンピオンになって。すごいぞ、俺。お前らも思うだろ? すごいだろ? 俺。自分でもビックリするぐらいすごい。マジかよ。でもまあ、1つだけ言っておくぞ。芦野さん、児玉さん、羆嵐、あいつらはWRESTLE-1の先輩だった。だけど、今日は4WAYって形だったからな。確実に超えたなんて思わねえ。ちゃんとシングルで勝って、そして見ているヤツらも納得して、『立花は試合内容でも結果でも超えたな』って思わせてやるからよ。それまで楽しみに待っとけ、コノヤロー。ああ〜ん。よっしゃあ、祝勝会だ!」

【芦野の話】「立花、お前が新しいSMASHのチャンピオンだよ。4月からイケメン、いやTOKYOジャパンと新団体だろ。すげえよ。お前らすげえよ! まだ俺は直接獲られてねえぞ。全日本のリングで俺はバカでけえ化け物たちと切磋琢磨してんだ。いつでもタイトルマッチやろうぜ。立花あいつすげえよ」