プロレス/格闘技DX

　ロウが現地時間27日、ジョージア州アトランタで行われ、CMパンクが統一WWE王者コーディ・ローデスに「ロイヤルランブル戦で優勝して、レッスルマニアでお前を指名する」と通告した。

　ロイヤルランブル戦(2・1『ロイヤルランブル』)を控える中、出場を宣言しているドリュー・マッキンタイアとサミ・ゼインが一騎打ち。ヘルヴァキックをかいくぐったマッキンタイアがロープに足をかけてのスクールボーイでダーティに3カウントを奪った。

　試合後もマッキンタイアはゼインを暴行。馬乗りになってパンチを連打した。そこへコーディが駆けつけ、マッキンタイアと殴り合いを展開。コーディカッターを決めたが、オーエンズが現れてコーディに殴りかかった。

　5日後の統一WWE王座ラダー戦で対決する両者はスマックダウン3週連続で乱闘を繰り広げてきたが、ロウを舞台に移しての乱闘に発展した。するとマッキンタイアが割って入り、コーディをコーナーに追い込んだ。そこへゼインがヘルヴァキックで突っ込んだものの、マッキンタイアが回避。先週のセス・ロリンズに続き、今度はコーディへの誤爆劇を発生させてしまった。

　コーディは地元・アトランタで予期せぬ状況となってしまったが、頭上に吊るされた統一WWE、旧WWEの2本のベルトを見やりながら「俺がWWEで一番努力している。楽しみだぜ。ロイヤルランブルでケビンを倒して次に進む」と気を取り直した。

　そこへパンクがやってきて「あのベルトは重くのしかかる。俺はかつて434日間あれを保持していた。300日を超えたあたりからしんどくなった。自分が変わっていくのを感じた。仲間も失った。今のお前と同じだ」と自身の経験を踏まえて語りかけた。コーディの精神状態を案じつつ、「お前は頂点にいる男だからな。仲間はいない。全員から狙われる。王冠の重みを感じるようになる」と説き、「俺はお前を裏切ったヤツらとは違う。ロイヤルランブル戦で優勝して、レッスルマニアでお前を指名する。俺は本当の友達だからな。正々堂々と前から刺してやるよ」と宣戦布告した。

　するとコーディは「CMパンクはみんなの憧れだった。俺はお前を追いかけてWWEに入った」としながらも、「だが、今は違う。俺たちの関係も変わった。なぜか教えてやる。追いかけてるのはお前の方だ」と断言。「ロイヤルランブル戦で優勝してくれ。応援するよ。俺に追いつけ。ベスト・イン・ザ・ワールドはもうベストじゃねえんだよ」とレッスルマニアでの対決を見据えて言い放った。

　今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。