【全日本】世界タッグ獲りで青柳兄弟が目指すは「地上波デビュー」、斉藤ブラザーズは最多防衛記録更新に揺るがぬ自信 2025/1/31

 2・9後楽園大会の世界タッグ選手権試合「斉藤ジュン&斉藤レイvs青柳優馬&青柳亮生」へ向けた会見が31日、東京・湯島の全日本事務所で行われた。

 1・18新宿大会でジュン&青柳の兄タッグとレイ&亮生の弟タッグが対戦。試合後、青柳が青柳兄弟による世界タッグ挑戦を表明し、2・9後楽園大会で世界タッグ史上初となる兄弟タッグ対決が実現することになった。

 青柳兄弟は勝利すれば第100代王者に君臨することになる。 亮生は2023年6・17大田区大会でライジングHAYATOと組んで第96代王者・宮原健斗&青柳に挑んで以来、1年8ヵ月ぶり2度目の世界タッグ挑戦。斉藤ブラザーズによって青柳兄弟の存在がかすんでいる現状を踏まえ、「今年は青柳兄弟の年だとするために、まずはこの世界タッグのベルトを奪取したい」と誓うばかり。「勝つか負けるか、そういうのも大事なんですけど、僕はやっぱりお客さんをプロレスで酔わせたい」と言い切った。

 そこで亮生は2・24八王子大会で組まれたレイとの弟対決も見据え、「レイの大好きなビールでじゃなくて、ノンアルコールビールで今日は乾杯して八王子盛り上げましょうよ」とノンアルコールビールをプレゼント。レイも「実は昨日ちょっと飲みすぎて、今日はお茶にしてた。ノンアルちょうどいいじゃねえか」と受け取り、誓いの乾杯を交わした。

 宮原、野村直矢をパートナーに計3度戴冠している青柳は勝てば4度目の戴冠。「我々兄弟が斉藤ブラザーズに勝っているもの? ない。自信のみだ」と言い切りながらも、「もしかしたらいけるんじゃないか…ダメな気がしてきました」と一転して弱気に。「斉藤ブラザーズの爆発的な存在感により、青柳兄弟の存在感というものは、もうミジンコの鼻くそほどの量になってしまいました。もう存在すらしていないと言っても過言じゃないレベルです」と自虐しながらも、「2月9日、世界タッグを獲ることにより、第100代世界タッグチャンピオンに青柳兄弟がなり、そして次の防衛戦で斉藤ブラザーズはどうやら世界タッグの防衛記録を更新するらしいので、そこも阻止してやりたい」と斉藤ブラザーズ政権に待ったをかけるつもり。「そして斉藤ブラザーズを踏み台にし、青柳兄弟が地上波デビューできるように頑張りたいと思ってます。なので、ぜひ青柳兄弟に仕事をください」と斉藤ブラザーズに成り代わる存在となる構えをみせ、今からアピールした。

 斉藤ブラザーズは8度目の防衛戦。勝利すれば世界タッグ史上最多防衛記録を更新することになる。「俺たちの方が甘いものが好きだし、ビールも好きだな。それに付け加えて、青柳兄弟の方が自信があると言ったが、それは間違いだ。俺たちの方が自信たっぷりだぜ」(ジュン)、「身長、体重全てにおいて俺たちの方が勝っている。他に何かあるか? 間違いなく酒も俺の方が強えしな。頭もよくて、いろいろ動けたりするかもしんねえけど、それ以外で俺たちが劣ってるところは1ミリたりともねえな」(レイ)と二人の自信は高まるばかり。レイは「俺たちが防衛すれば、歴代最多の8回防衛となる。それは歴史的な快挙だ。そのためにも、ここでそのためにもここでこの二人に絶対負けるわけにいかねえ。青柳兄弟、しっかりぶっ倒してやるぜ」と記録更新を予告してみせた。