【WWE】ジェイ・ウーソがロイヤルランブル戦初優勝 レッスルマニアで最高峰王座挑戦へ 2025/2/2

 『ロイヤルランブル』が現地時間1日、インディアナ州インディアナポリスで行われ、ジェイ・ウーソがロイヤルランブル戦初優勝を果たし、レッスルマニアでの王座挑戦権を獲得した。

 ロイヤルランブル戦は30人が参加し、2分ごとに選手が登場する時間差入場バトルロイヤル。オーバー・ザ・トップロープで敗退となり、最後まで生き残った選手が優勝し、レッスルマニアでの王座挑戦権を得る。

 試合はレイ・ミステリオと1・13ロウでWWEデビューを果たしたばかりのペンタのメキシカン対決で幕開け。戸澤陽が8番目として登場したものの、失格となったサントス・エスコバーに背後から殴打されてグッタリ。そのまま姿を消した。16番目として登場したのが2015年覇者ローマン・レインズ。リングインするなりザ・ミズ、シェイマス、NXT王者ジョー・ヘンドリーを次々にスピアーからのオーバー・ザ・トップロープで葬る大暴れを見せ、ブロン・ブレイカーがスピアーを叩き込んでも場外に叩き落とした。

 19番目はUS王者で2018年覇者・中邑真輔。レインズにグラウンドでのヒザ蹴りを叩き込むと、ペンタにヒザ蹴り、カカト落としを見舞っていく。マッキンタイアと二人がかりでレインズを場外に落とそうとしたが、未遂に。20番目で登場したジェイにジャンピングスピンキックやローリングバックエルボーを叩き込んだが、ショルダースルーで場外に投げ飛ばされて失格となってしまった。

 昨年10月から欠場していたAJスタイルズが21番目として登場し、電撃復帰を果たした。マッキンタイアにスライディングフォーアームを叩き込み、ジミー・ウーソに牛殺しをさく裂。レインズに串刺しラリアット、ファトゥにペレキックを叩き込んだ。

 23番目として年内引退を控えるジョン・シーナが2561日ぶりとなるロイヤルランブル戦出場を果たした。2008年、2013年覇者のシーナはブラウン・ストローマンをオーバー・ザ・トップロープに葬り、フィン・ベイラーをエプロンでのアティチュードアジャストメントで場外に投げ飛ばす。レインズと対峙すると、割って入るようにCMパンクが24番目としてやってきた。

 場内は大歓声。拍車をかけるように25番目としてセス“フリーキン"ロリンズが登場した。ロリンズがスピアーでパンクに突っ込むと、レインズはシーナと殴り合った。そして6ヵ月ぶりの復帰となったローガン・ポールが最後の30番目として登場。マッキンタイア、ナイト、AJが次々に姿を消した。

 リング上はシーナ、レインズ、ロリンズ、パンク、ジェイ、ローガンの6人に絞られた。パンクがローガンにGTSを叩き込み、ロリンズはジェイにペディグリーをさく裂。レインズがシーナにスーパーマンパンチを叩き込むと、ロリンズがシーナ、パンクにカーブストンプを次々に見舞って元盟友・レインズと対峙した。

 カーブストンプ、スーパーマンパンチ、ペディグリーを読み合うと、レインズがファイアーマンズキャリーで担いだが、ロリンズは不時着してトラースキックを連発。レインズはラリアットで応戦して場外に落とそうとした。ロリンズが必死にこらえたものの、背後から迫ったパンクが二人まとめて場外に叩き落とす。パンクもローガンによって場外転落に追い込まれた。

 収まらないのはロリンズ。両足によるカーブストンプでレインズを踏みつけ、パンクと殴り合う。レフェリー勢の制止を振り切ってトラースキックを叩き込むと、カーブストンプでレインズを鉄階段に叩きつけた。

 大混乱の中、残るはシーナ、ジェイ、ローガンの3人。ジェイがトラースキック、シーナがラリアットを立て続けに決めてローガンを失格に追い込んで両者の一騎打ちとなった。フライングショルダーを連発したシーナがプロトボムで叩きつけ、ファイブナックルシャッフルをさく裂。アティチュードアジャストメントで仕上げを狙ったが、食い止めたジェイはトラースキックを連発し、スピアーでなぎ倒した。シーナがエプロンでのアティチュードアジャストメントで場外に落とそうとしてもジェイはリング内に生還。シーナの背中を押して場外に転落させて勝負を決めた。

 伏兵・ジェイがロイヤルランブル戦初優勝。レッスルマニアでの王座挑戦権を獲得した。昨年IC王者となっているが、1・25ロウで世界ヘビー級王者・グンターに敗れたばかり。これまで手が届かなかった最高峰ベルトに王手をかけた。

 ロイヤルランブルの模様は日本国内ではABEMA PPVにて生中継された。