【新日本】棚橋が真壁と握手 一騎打ちへ「棚橋vs真壁をしっかり終えてみせる」 2025/2/4
『Road to THE NEW BEGINNING』東京・後楽園ホール(2025年2月4日) ○真壁刀義&永井大貴vs棚橋弘至&村島克哉× ファイナルロードを歩む棚橋が最後になるであろう一騎打ちを前に真壁と握手。「デビュー戦から続いた棚橋vs真壁をしっかり終えてみせますよ」と宣言した。 来年の1月4日に引退を控える棚橋は「棚橋弘至ファイナルロード」としてまずはヤングライオンたちと対戦してきた。2・11大阪大会では「棚橋弘至ファイナルロード〜縁(えにし)」としてデビュー戦の相手である真壁との一騎打ちが控える中、それぞれヤングライオンを引き連れて、前哨戦となるタッグマッチで激突した。 のっけから棚橋と真壁は対峙。基本に忠実なリストの取り合い、ハンマーロック合戦でしのぎを削ってみせた。2人の気迫が若いパートナーにも伝染して熱戦となると、棚橋&村島のダブルドロップキックが永井にクリーンヒット。さらに、棚橋は豪快なビンタで連続して張り倒した。 永井が意地のドロップキックで反撃を果たすと、再び棚橋と真壁が相対する。真壁は串刺しラリアットから馬乗りナックルパンチ連打につなげる得意の連続攻撃を披露。棚橋の反撃をラリアットで返り討ちにした。棚橋のエルボーを手招きして受け止め、エルボー合戦で火花。棚橋は低空ドロップキック、ドラゴンスクリューでキッチリとお返しする。 現在は棚橋の付き人を務めている村島は、逸材に続こうと奮闘。愚直にエルボーを真壁に連打した。フロントスープレックス、アバランシュホールドを真壁に決めて後楽園ホールにどよめきを巻き起こすと、逆エビ固めに捕獲。棚橋も同時に永井を逆エビ固めに捕らえた。 しかし、真壁は自力でロープに逃れると、カウンターのラリアットをズバリ。ショートレンジでも強烈なラリアットを振り抜く。棚橋が急行したものの、永井がドロップキックで場外に排除。すかさず真壁がキングコングニードロップを投下して、村島を沈めた。 真壁が棚橋の眼前で村島を粉砕。試合後、真壁と棚橋は向かい合い、言葉を交わす。真壁が手を差し出すと、棚橋も握手で応じてみせた。 「同じここ後楽園ホールで、1999年10月10日、真壁伸也選手相手にデビューして、25年経ちました。今でもあの日の緊張、不安、興奮、喜び、昨日のことのように、思い出します」とデビュー戦を振り返った棚橋は、「それからGP戦でも、『G1』でも幾度となく真壁選手と試合をして、自分が本当にもう何をやっても無駄なんじゃないか、全然新日本プロレス良くなんないじゃないかって思った時に、真壁さんが『俺たちの時代で新日本プロレスをなんとかしようぜ』ってずっと言ってくれたから、今の棚橋がいます」と感慨深げな表情を見せた。そして、「デビュー戦から続いた棚橋vs真壁をしっかりと終えてみせますよ」と断言。最後になるであろう一騎打ちに思いを馳せていた。 一方、真壁も「俺と棚橋の付き合い? もう何年になるんだよ。同じ団体のライバルとしてここまで駆け上がってきたんだよ」と棚橋の深い関係に触れながらも、「プロレスの原点ってよ、ケンカだからよ。いいか、俺はヤツに、やめるならやめるで、そこのケジメをアイツにしっかり見せてやるよ」と予告した。 【試合後の真壁】 ▼真壁「あんなもんは通用しねえんだコラ! (※報道陣に)何かある? 何かある? 何もない?」 ──最後、棚橋選手を指差してからキングコング・ニーを出したが、大阪に向けてだいぶ気持ちも…… ▼真壁「よくわかってんなぁ! そういうのうれしいよな。たぶん、今日会場に来てるお客さんは遅かれ早かれわかるだろうし、その瞬間にわかったヤツもいるだろうし。俺と棚橋の付き合い? もう何年になるんだよ。同じ団体のライバルとして、ここまで駆け上がってきたよ。何だろうな、アイツ自身が引退を決めたなら、そりゃあしょうがねえよ、そりゃあ。ただ、新日本に残って頂点を目指してるヤツ、誰も彼もよ、テッペン狙ってんだよ。友達じゃねえんだよ。仲間かもしんねえ。そりゃあ派閥の仲間なだけで、キツいこと言えばよ、何十年一緒にいたかもしんねえ。ただ、それだけの関係かもしんねえよな。深い仲になるかもしんねえ、浅い仲でおわるかもしんねえ。それだけかもしんねえ。ただよ、今度大阪で、アイツが俺との一騎打ち、承諾したろ。認めたってことだろ。何でかわかる? オイ、今のよ、スポーツライクな新日本プロレスだけじゃねえんだよ。ケンカファイトやれるファイターだって、いっくらでもいるんだよ。いいか、プロレスの原点ってよ、ケンカだからよ。いいか、俺はヤツに、やめるならやめるで、そこのケジメをアイツにしっかり見せてやるよ。あぁ? 感慨深いもん? そんなもんありゃしねえ。新日本プロレスのリングで、キッチリ、アイツのカタ獲ってやる。言いてえことはそれだけだ。何かある? ねえんかーい! いつもだなテメーら、この野郎! まあそれだけ俺のコメントが素晴らしいってことかもしれねえけど、『うんうん』言ってたって許さねえからな、オメーら。まあただ言いてえことはそれだけだ。ただ、俺自身もそう。ヤツ自身もそう。悔いの残らねえ新日本プロレスのリング、それを大阪でお見舞いしてやるよ。俺がうたってたこの20数年。30年弱だよな。棚橋のうたってた30年弱。新日本プロレス、プロレスの原点、すげえもんだろって、それを知らしめてやるよ。それだけだよ。もう言うことねえだろう。言いてえことはそれだけだよ。え? まだ聞きたい? あ、もう長い。ああそう。ってことだ」 【永井の話】「社長! 棚橋社長! 『若手に火つける』とか言っときながら、逆に俺が、アンタに火つけちまったみてえだな。今すぐにとは言わねえ。アンタまだ引退まで時間あんだろ? この小生意気な、レスリングのバックボーンもない、中高陸上部の俺と、引退までもう一回、シングルやってくれよ。よろしくお願いしまーす!」 【棚橋の話】「同じここ後楽園ホールで、1999年10月10日、真壁伸也選手相手にデビューして、25年経ちました。今でもあの日の緊張、不安、興奮、喜び、昨日のことのように、昨日のことのようにね、思い出しますけど、それからGP戦でも、『G1』でも幾度となく真壁選手と試合して、自分が本当にもう何をやっても無駄なんじゃないか、全然新日本プロレス良くなんないじゃないかって思った時に、真壁さんが『俺たちの時代で新日本プロレスをなんとかしようぜ』ってずっと言ってくれたから、今の棚橋がいます。デビュー戦から続いた棚橋vs真壁をしっかり終えてみせますよ」 ※村島はノーコメント
『Road to THE NEW BEGINNING』東京・後楽園ホール(2025年2月4日)
○真壁刀義&永井大貴vs棚橋弘至&村島克哉×
ファイナルロードを歩む棚橋が最後になるであろう一騎打ちを前に真壁と握手。「デビュー戦から続いた棚橋vs真壁をしっかり終えてみせますよ」と宣言した。
来年の1月4日に引退を控える棚橋は「棚橋弘至ファイナルロード」としてまずはヤングライオンたちと対戦してきた。2・11大阪大会では「棚橋弘至ファイナルロード〜縁(えにし)」としてデビュー戦の相手である真壁との一騎打ちが控える中、それぞれヤングライオンを引き連れて、前哨戦となるタッグマッチで激突した。
のっけから棚橋と真壁は対峙。基本に忠実なリストの取り合い、ハンマーロック合戦でしのぎを削ってみせた。2人の気迫が若いパートナーにも伝染して熱戦となると、棚橋&村島のダブルドロップキックが永井にクリーンヒット。さらに、棚橋は豪快なビンタで連続して張り倒した。
永井が意地のドロップキックで反撃を果たすと、再び棚橋と真壁が相対する。真壁は串刺しラリアットから馬乗りナックルパンチ連打につなげる得意の連続攻撃を披露。棚橋の反撃をラリアットで返り討ちにした。棚橋のエルボーを手招きして受け止め、エルボー合戦で火花。棚橋は低空ドロップキック、ドラゴンスクリューでキッチリとお返しする。
現在は棚橋の付き人を務めている村島は、逸材に続こうと奮闘。愚直にエルボーを真壁に連打した。フロントスープレックス、アバランシュホールドを真壁に決めて後楽園ホールにどよめきを巻き起こすと、逆エビ固めに捕獲。棚橋も同時に永井を逆エビ固めに捕らえた。
しかし、真壁は自力でロープに逃れると、カウンターのラリアットをズバリ。ショートレンジでも強烈なラリアットを振り抜く。棚橋が急行したものの、永井がドロップキックで場外に排除。すかさず真壁がキングコングニードロップを投下して、村島を沈めた。
真壁が棚橋の眼前で村島を粉砕。試合後、真壁と棚橋は向かい合い、言葉を交わす。真壁が手を差し出すと、棚橋も握手で応じてみせた。
「同じここ後楽園ホールで、1999年10月10日、真壁伸也選手相手にデビューして、25年経ちました。今でもあの日の緊張、不安、興奮、喜び、昨日のことのように、思い出します」とデビュー戦を振り返った棚橋は、「それからGP戦でも、『G1』でも幾度となく真壁選手と試合をして、自分が本当にもう何をやっても無駄なんじゃないか、全然新日本プロレス良くなんないじゃないかって思った時に、真壁さんが『俺たちの時代で新日本プロレスをなんとかしようぜ』ってずっと言ってくれたから、今の棚橋がいます」と感慨深げな表情を見せた。そして、「デビュー戦から続いた棚橋vs真壁をしっかりと終えてみせますよ」と断言。最後になるであろう一騎打ちに思いを馳せていた。
一方、真壁も「俺と棚橋の付き合い? もう何年になるんだよ。同じ団体のライバルとしてここまで駆け上がってきたんだよ」と棚橋の深い関係に触れながらも、「プロレスの原点ってよ、ケンカだからよ。いいか、俺はヤツに、やめるならやめるで、そこのケジメをアイツにしっかり見せてやるよ」と予告した。
【試合後の真壁】
▼真壁「あんなもんは通用しねえんだコラ! (※報道陣に)何かある? 何かある? 何もない?」
──最後、棚橋選手を指差してからキングコング・ニーを出したが、大阪に向けてだいぶ気持ちも……
▼真壁「よくわかってんなぁ! そういうのうれしいよな。たぶん、今日会場に来てるお客さんは遅かれ早かれわかるだろうし、その瞬間にわかったヤツもいるだろうし。俺と棚橋の付き合い? もう何年になるんだよ。同じ団体のライバルとして、ここまで駆け上がってきたよ。何だろうな、アイツ自身が引退を決めたなら、そりゃあしょうがねえよ、そりゃあ。ただ、新日本に残って頂点を目指してるヤツ、誰も彼もよ、テッペン狙ってんだよ。友達じゃねえんだよ。仲間かもしんねえ。そりゃあ派閥の仲間なだけで、キツいこと言えばよ、何十年一緒にいたかもしんねえ。ただ、それだけの関係かもしんねえよな。深い仲になるかもしんねえ、浅い仲でおわるかもしんねえ。それだけかもしんねえ。ただよ、今度大阪で、アイツが俺との一騎打ち、承諾したろ。認めたってことだろ。何でかわかる? オイ、今のよ、スポーツライクな新日本プロレスだけじゃねえんだよ。ケンカファイトやれるファイターだって、いっくらでもいるんだよ。いいか、プロレスの原点ってよ、ケンカだからよ。いいか、俺はヤツに、やめるならやめるで、そこのケジメをアイツにしっかり見せてやるよ。あぁ? 感慨深いもん? そんなもんありゃしねえ。新日本プロレスのリングで、キッチリ、アイツのカタ獲ってやる。言いてえことはそれだけだ。何かある? ねえんかーい! いつもだなテメーら、この野郎! まあそれだけ俺のコメントが素晴らしいってことかもしれねえけど、『うんうん』言ってたって許さねえからな、オメーら。まあただ言いてえことはそれだけだ。ただ、俺自身もそう。ヤツ自身もそう。悔いの残らねえ新日本プロレスのリング、それを大阪でお見舞いしてやるよ。俺がうたってたこの20数年。30年弱だよな。棚橋のうたってた30年弱。新日本プロレス、プロレスの原点、すげえもんだろって、それを知らしめてやるよ。それだけだよ。もう言うことねえだろう。言いてえことはそれだけだよ。え? まだ聞きたい? あ、もう長い。ああそう。ってことだ」
【永井の話】「社長! 棚橋社長! 『若手に火つける』とか言っときながら、逆に俺が、アンタに火つけちまったみてえだな。今すぐにとは言わねえ。アンタまだ引退まで時間あんだろ? この小生意気な、レスリングのバックボーンもない、中高陸上部の俺と、引退までもう一回、シングルやってくれよ。よろしくお願いしまーす!」
【棚橋の話】「同じここ後楽園ホールで、1999年10月10日、真壁伸也選手相手にデビューして、25年経ちました。今でもあの日の緊張、不安、興奮、喜び、昨日のことのように、昨日のことのようにね、思い出しますけど、それからGP戦でも、『G1』でも幾度となく真壁選手と試合して、自分が本当にもう何をやっても無駄なんじゃないか、全然新日本プロレス良くなんないじゃないかって思った時に、真壁さんが『俺たちの時代で新日本プロレスをなんとかしようぜ』ってずっと言ってくれたから、今の棚橋がいます。デビュー戦から続いた棚橋vs真壁をしっかり終えてみせますよ」
※村島はノーコメント