【WWE】シーナ、パンクのイリミネーション・チェンバー戦出場が決定 予選敗退ゼインをオーエンズが無法襲撃 2025/2/4

 ロウが現地時間3日、オハイオ州クリーブランドで行われ、ジョン・シーナのイリミネーションチェンバー戦出場が決定。CMパンクはサミ・ゼインとの予選を制して出場を決めた。試合後、ケビン・オーエンズがゼインを襲撃。パッケージパイルドライバーでKOした。

 年内に引退するシーナは2・1『ロイヤルランブル』でレッスルマニアでの王座挑戦権がかかった時間差入場バトルロイヤル・ロイヤルランブル戦に出場。最後の二人まで生き残ったものの、ジェイ・ウーソによってオーバー・ザ・トップロープに葬られ、優勝を逸した。

 試合後の会見でシーナは3・1『イリミネーション・チェンバー』で行われるイリミネーション・チェンバー戦への出場を宣言。「この会社で23年間頑張ってきたから、こんな素晴らしい機会をもらえていると思う。イリミネーションチェンバー戦で勝って、選手生活最後のレッスルマニアでメインを飾る。そして17度目の王者になる。俺のためじゃない。18回目の記録を作ったヤツにバトンを渡したい」と現役最後の祭典での王座獲りを描いた。

 この日、シーナのチェンバー戦出場が決定。予選としてパンクとゼインが対決した。試合前、セス“フリーキン"ロリンズがリングに登場。ランブル戦敗退に終わったものの、「レッスルマニアへの道はまだいくつもある。俺はイリミネーション・チェンバー戦を選ぶ。数週間後、フィン・ベイラー相手に予選がある。必ず勝つ」と宣言。ゼインを呼び込むと、「今日は全力のサミ・ゼインでいけ。チェンバー戦に行くべきはCMパンクよりお前だ。ヤツは観客もWWEもどうでもいいと思ってる。ここに立つ資格もない。ヤツのレッスルマニアの夢を終わらせろ。チェンバーの中で会おうぜ」と叱咤激励した。

 ロリンズが去ろうとすると、パンクが登場。二人はどちらからともなく殴り合ったが、レフェリー勢によって引き離された。

 そしてパンクとゼインのチェンバー戦予選が始まった。まずはパンクがアナコンダバイスを仕掛けたが、ゼインも必死の抵抗で阻止。激しく顔面を張り合い、パンクがショルダーアームブリーカーなど腕攻めを展開すると、ゼインはラリアットで反撃。逆水平を連発した。パンクはラリアットでやり返しても、ゼインはトップロープからの雪崩式ブレーンバスターで叩き落とした。

 その後もゼインが飛びつきスイングDDTで突き刺したが、ブルーサンダーはパンクが決めさせない。ハイキックをぶち込むと、ブルドッギングヘッドロックを仕掛けたが、ゼインはブルーサンダーで切り返す。左の肩口から鉄柱に激突させると、ヘルヴァキックを狙って突っ込んだものの、回避したパンクがアナコンダバイスで捕獲。耐えたゼインはGTSを食い止め、コーナーへのエクスプロイダーで逆襲したが、ヘルヴァキックを狙って突っ込んだところをキャッチしたパンクがGTSをさく裂させて3カウントを奪った。

 パンクがゼインとの予選を突破し、チェンバー戦出場を決定。試合後、会場に掲げられたレッスルマニアのサインボードを指さした。パンクが求めた握手にゼインが応じると、次の瞬間、オーエンズが背後から襲撃。ゼインはパンクに激突してしまう。構わずオーエンズはWWEでの禁止技であるパッケージパイルドライバーをゼインに敢行。2日前の統一WWE王座ラダー戦の試合後、大ダメージを負ったオーエンズを心配そうに介抱するゼインの姿が見られたが、どうやらオーエンズに復縁する気はなさそうだ。

 今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。