【NOAH】トゥリュー続行不能で“あまみや"がジュニアタッグリーグ戦制覇 宮脇初タイトルもフクザツ… 2025/3/2

『ABEMA presents MEMORIAL VOYAGE 2025 in YOKOHAMA 〜NOAH Jr. TAG LEAGUE 2025〜』横浜武道館(2025年3月2日)
「NOAH Jr. TAG LEAGUE 2025」優勝決定戦 ○宮脇純太&AMAKUSAvsキーロン・レイシー&マーク・トゥリュー×

 6年ぶり開催となったNOAHのジュニアタッグリーグ戦は、“あまみや"AMAKUSA&宮脇組が英国のトゥリュー&レイシー組を破って初制覇を果たした。レイシーが途中で続行不能となる突然の幕切れに、“初タイトル"となった宮脇もフクザツだったが、GHCジュニアタッグ王者“金髪夫婦"HAYATA&YO-HEY組への挑戦を確実なものとした。

 ノアジュニア新世代の躍進が際立ったタイミングで6年ぶりに開催されたリーグ戦。その頂上決戦はAブロックを3戦全勝で突破したトゥリュー&レイシーの英国コンビと、Bブロックを辛くも2勝1敗で勝ち上がったAMAKUSA&宮脇の“あまみや"による顔合わせとなった。

 日本ではほぼ無名の存在だったトゥリュー&レイシーだが、リーグ戦では超抜連係を連発して他チームを圧倒。決勝戦でも好連係をみせた。

 宮脇が三角飛び式プランチャからペースを握ったものの、動じない英国コンビは決勝でも次々と連係攻撃を決めて主導権。宮脇を孤立させて一方的に攻め立てた。しかし、代わったAMAKUSAは天船を皮切りに、空中殺法を連発して巻き返す。英国コンビは場外でアバランシュホールド&ネックブリーカードロップを決めると、串刺しスピアー&ジャンピングニーの合体技を仕掛けるが、AMAKUSAは避けて自爆させた。

 息を吹き返した宮脇はトゥリューと先読み合戦で火花。猛攻をかいくぐり、ドロップキックを空転させて、セカンドロープに足を固定した状態に追い込む。そこに加勢したAMAKUSAがスワントーンボムを投下した。

 しかし、トゥリューが後頭部からリングに叩きつけられた際に意識を失い、レフェリーが試合をストップ。あまみやのレフェリーストップ勝ちとなった。

 トレーナーやリングドクターが駆けつけ、場内と騒然とするなか、AMAKUSAと宮脇の“優勝"がアナウンスされても、やはり二人はフクザツな表情を隠しきれず。

 トゥリューがタンカで退場すると、唇を噛みながら宮脇がマイクを握る。宮脇自身は待望の“初タイトル"となったものの「こんな形の優勝は僕もAMAKUSAさんもまったく望んでませんでした。今日のこの会場の空気感を、いつか全部期待に変えます!」と誓いを立てた。

 次は無論、ジュニアタッグ王座獲りだ。現王者の“金髪夫婦"には元日武道館の3WAYタッグ戦で挑戦したが、王座奪取はならなかった。「もちろん僕とAMAKUSAさん、この先の目標、ひとつしかありませんよね。金髪夫婦に勝って、真の王者になります。僕がNOAHのサンシャインヒーロー、ノアジュニアをピッカピカに照らします!」と宮脇。この日の“悔しさ"も背負って、今度こそ頂上に昇ってみせるか。


【試合後のAMAKUSA&宮脇】

▼宮脇「こんな形の優勝、僕もAMAKUSAさんも全く望んでませんでした。でも今日のこの会場の空気感分かってます。伝わってます。でも、それをすべて僕たちあまみやの期待感に変えてみせます。そして、金髪夫婦に打ち勝って、真の王者になります! そう、僕がNOAHのサンシャインヒーローだから。ノアジュニアをピッカピカに照らす太陽になります!」

※AMAKUSAは隣でノーコメント