プロレス/格闘技DX

『旗揚げ記念日』東京・大田区総合体育館(2025年3月6日)
△ゲイブ・キッド&ドリラ・モロニーvs金丸義信&成田蓮△

　ゲイブが成田と会場全体を使って大乱闘。両者リングアウト決着に終わっても、いつ果てることなくやり合い、NEW JAPAN CUP公式戦に向けて遺恨が激化した。ゲイブは「お前はヤバい相手にケンカを売っちまったんだよ」と成田を挑発し、「俺と戦争を始める気か!? お前をぶっ殺してやる」と物騒な予告まで飛び出した。

　ゲイブは2・11大阪大会でGLOBAL王者の辻陽太に挑戦。両者KOによる引き分け決着となったが、その直後にEVILらHOUSE OF TORTUREが乱入した。EVILが辻をKOすると、成田もプッシュアップバーでゲイブを痛打して叩きのめした。ゲイブは怒りをあらわにし、成田との間に遺恨がぼっ発すると、3・8後楽園大会で行われるNEW JAPAN CUP1回戦での対戦が決定。その前哨戦として、タッグマッチで対戦した。

　先に入場した成田&金丸を全身黒ずくめ&目出し帽姿のゲイブ&モロニーが襲撃。そのまま観客席になだれ込んで大乱闘を繰り広げる。スタンド席から互いに突き落とそうとするなど大荒れの展開に。ゲイブは改良型プッシュアップバーを強奪し、成田を挑発。それを投げ捨てると、なおも成田を痛めつけた。荒ぶるゲイブは金丸を客席に放り投げると、成田が持ってきたパイプイスを奪い取り、背中に振り下ろす。

　ここでゲイブがリングに上がると、ようやくゴングが鳴る。成田は入場ゲート付近まで下がって間を取った。あとを追ったゲイブが成田に襲いかかり、またも客席付近で大乱闘。怒りの成田も観客の飲み物をゲイブにぶちまけ、イスで殴りつけて報復する。モロニーと金丸もやり合うと、そのまま両者リングアウトとなった。

　ゴングが鳴り響くが、ゲイブと成田は乱闘を止めず。成田はパイプイスで殴りつけると、鉄柱に顔面から叩きつけた。ゲイブも連続して鉄柵に投げつけて一歩も引かない。ゲイブは止めるセコンドも殴りつけ、入場ゲート付近で再び成田にパイプイスで一撃。殴り合いながらバックステージへ。一度もリングで向き合うことなく試合は終わった。

　バックステージでも構わず2人は乱闘。ゲイブは殴り倒すと、成田に馬乗りになる。そして、「消え失せろよ、クソが。お前はヤバい相手にケンカを売っちまったんだよ。俺を見ろ。しっかり見やがれ。俺のやり方に文句があんのか!? 俺と戦争を始める気か!? お前をぶっ殺してやる」とツバを吐きかけて去っていった。

　ゲイブが怒りを爆発させた一方、成田もこのまま引き下がるとは思えない。因縁はさらに激化し、NEW JAPAN CUPでの対戦に向けて危険な空気が漂い始めた。


【試合後のゲイブ、成田】

※成田とゲイブは乱闘を続けてインタビュースペースになだれ込み、エルボー合戦を展開するが、ゲイブのパンチで成田が倒れると、ゲイブは馬乗りになって叫ぶ

▼ゲイブ「ふざけんな、なめんじゃねぇぞ! 消え失せろよ、クソが。おまえはヤバい相手に喧嘩を売っちまったんだよ。俺を見ろ、しっかり見やがれ。俺のやり方に文句あんのか!? 俺と戦争を始める気か!? おまえをぶっ殺してやる! クソ野郎め! (※成田へ唾を吐きかけると)さっさと消え失せろ!」

※成田は少しして起き上がると、近くにあったイスを掴んでゲイブを追っていった

※モロニー、金丸はノーコメント