さらには「今日、俺はベルトを持ってこなかったんだけど、マサ北宮、それに気づいてるのかな。下の人間をいたぶることばかりに夢中でベルトなんて忘れちゃってるんじゃないのかな。明日(の新木場2連戦2日目)、ベルトを持ってくるかどうか迷うなあ。でも、何だろうな。あんなヤツ相手に、わざわざ重たいベルトをここまで持ってくるのも面倒臭いんだよね。まあ別にいいや」と、かつての“鬼教官"を思いっきり格下扱いし、「とにかく俺が練習生時代に味わったあの痛み、苦しみ、憎しみ、それをかけて、すべてあいつにぶつけてやる。The Real Rebel!!」と私怨全開で下剋上的“制裁"を誓った。
【OZAWAの話】「マサ北宮、口ほどにもないな。さすが永遠の中堅レスラーだな、おい。マサ北宮、今日はベルトを持ってこなかったけど、明日持ってくるかな、どうかな。楽しみにしててくれよ。まあでも、あの弱さでよくあんなにも偉そうにできたな。俺がお前の立場だったら、もうちょっと練習生にも下手に出るぞ。どうせすぐ負けちゃうんだからなあ。まあまあまあ、俺が練習生時代に受けた痛み、苦しみ、恨み、全部お前にぶつけてやるからな。The Real Rebel」
『SUNNY VOYAGE 2025』新木場1stRING(2025年3月8日)
○OZAWA&ジャック・モリス&ダガ&タダスケvs清宮海斗&ガレノ&アレハンドロ&マサ北宮×
3・22後楽園大会のGHCヘビー級王座戦「(王者)OZAWAvs北宮(挑戦者)」に向けた前哨戦がスタート。おちょくりのスクワット連発で“元鬼教官"への怨念を全開にしたOZAWAが直接ピンフォール勝ちで先制した。一方で“GHCタッグ王者"を名乗るダガ&モリス組には、清宮&ガレノ組が真っ向から牙をむいた。
3・2横浜武道館大会で史上初のGHCヘビー&GHCナショナル二冠王に輝いた黒い革命児だが、即座にナショナルを放り投げて返上。改めて新人時代に冷遇された“恨み"をにじませながら、NOAH道場への恨みつらみを爆発させたが、そこで黙っていられなかったのが北宮だった。
現選手会長であり、元道場長でもあって“NOAH道場"への思い入れがひときわ強い北宮は、「これ以上好き勝手にさせない」と挑戦を表明。OZAWAも即諾し、この日は早速メインイベントで前哨戦が行われた。
OZAWAはTEAM2000Xの仲間であるモリス&ダガ&タダスケと、北宮はALL REBELLIONの清宮&ガレノ&アレハンドロとそれぞれ組んでの8人タッグマッチで激突。OZAWAと北宮はのっけから対峙する。のらりくらりといつものようにスカして挑発するOZAWAに対し、北宮は真っ向ファイトで気を吐いた。OZAWAの攻撃を受けても下がらず、「テメェ、なめんなよ」と吐き捨てると、ショルダータックルで吹き飛ばす。しかし、続くセントーンはOZAWAが避けて自爆させると、ニールキックを叩き込んでキッチリと反撃する。
OZAWAと北宮以上にヒートアップしたのは、モリス&ダガと清宮&ガレノだ。自称タッグ王者に感情むき出しで仕掛けた清宮組に対して、モリス&ダガは場外乱闘で制裁。大荒れの激闘が続く中、ガレノがGHCタッグのベルトを奪回したものの、モリスが即座に奪い返す場面も見られた。
一方、OZAWAは清宮を蹂りんしつつ、北宮をおちょくりながらスクワットを披露する。再び対峙すると、怒りの北宮はOZAWAの猛攻をしのぎきり、監獄固めで絞めに絞めて王者に肉薄。これには両手を前に出して、「北宮先輩…」と後ずさりしたOZAWAだったが、コンプリートショットで反撃に出ると、「北宮先輩見ててください」とここでもスクワットを披露した。北宮は構わずヒザからマットに叩きつけ、ラリアットを狙ってロープに飛ぶ。だが、そこでT2000X所属となったばかりのタダスケが場外からパイプイスを一撃。すかさずOZAWAは金的攻撃、旋風脚とたたみかけると、最後はビッグベンエッジで北宮から3カウントを奪った。
いきなり北宮から直接ピンフォール勝ち。なおも羽交い締めにされる北宮の面前で、「ホイッ、ホイッ(笑)」とスクワットを繰り返して再びおちょくり倒したOZAWAは、マイクを握ると「スクワットをやらされたりさー、なんかやらかしたら張り手とか食らったりさー、練習生時代を思い出すなあ。マサ北宮に練習生時代、よくやられたなあ」とニヤニヤしながら遠い目。
さらには「今日、俺はベルトを持ってこなかったんだけど、マサ北宮、それに気づいてるのかな。下の人間をいたぶることばかりに夢中でベルトなんて忘れちゃってるんじゃないのかな。明日(の新木場2連戦2日目)、ベルトを持ってくるかどうか迷うなあ。でも、何だろうな。あんなヤツ相手に、わざわざ重たいベルトをここまで持ってくるのも面倒臭いんだよね。まあ別にいいや」と、かつての“鬼教官"を思いっきり格下扱いし、「とにかく俺が練習生時代に味わったあの痛み、苦しみ、憎しみ、それをかけて、すべてあいつにぶつけてやる。The Real Rebel!!」と私怨全開で下剋上的“制裁"を誓った。
一方で今もなおGHCタッグ王者を名乗り続けるモリス&ダガは、試合が終わっても清宮&ガレノと果てなき大乱闘を展開。オモスからダガへの譲渡は認められず、タッグ王座は現在空位となっているが、モリスとダガはこの日もベルトを返さずに王者然と振る舞っていた。
1月の大阪大会でオモス&モリス組との王座戦に敗れている清宮は「ダガ、モリス、ふざけんなよ! GHCタッグのベルトはお前らのものじゃねえだろ! こんな状況にしてしまった責任は自分たちにあります!」と自認しつつ「GHCタッグ…NOAHのタッグの象徴がこんな扱いを受けてめちゃくちゃ悔しいです。自分たちが獲りにいきますよ!」と王者決定戦へ名乗り。ガレノも「ダガ、お前を同じメキシカンとは認めない。そしてモリス、お前を叩きのめす!」と宣戦布告した。
【OZAWAの話】「マサ北宮、口ほどにもないな。さすが永遠の中堅レスラーだな、おい。マサ北宮、今日はベルトを持ってこなかったけど、明日持ってくるかな、どうかな。楽しみにしててくれよ。まあでも、あの弱さでよくあんなにも偉そうにできたな。俺がお前の立場だったら、もうちょっと練習生にも下手に出るぞ。どうせすぐ負けちゃうんだからなあ。まあまあまあ、俺が練習生時代に受けた痛み、苦しみ、恨み、全部お前にぶつけてやるからな。The Real Rebel」
【試合後の清宮&ガレノ】
▼清宮「ふざけるな。ふざけんなよ! ダガ! モリス! GHCタッグのベルト、お前らのものじゃねえだろ。ただ、こんな状況にさせてしまった責任は自分たちにあります! ああ、クソ。GHCのベルトが、NOAHの象徴がこんな扱いを受けて、メチャクチャ悔しいです。会社も彼らから取り返しにくいんだって言うんだったら、自分たちが獲りにいきますよ! (ガレノに)ねえ? ガレノ、ネクスト、イエス?」
▼ガレノ「(英語で)次のチャレンジャーだ。俺たちがGHCタッグチーム王座が欲しい。(スペイン語で)ダガ、お前を同じメキシカンとは認めない。そしてモリス、お前を叩きのめす」
【アレハンドロの話】「Eita! Eita! ジュニアタッグリーグ、負けちゃったの、忘れたのか。おい、直接ピンフォールを獲ったのは誰だ? アレハンドロだけだ! おい、あとXでなんか言ってましたね。Eitaを研究してこい? おい、研究するのはそっちのほうなんじゃないの。おい、アレハンドロは絶好調だ! 絶好調なアレハンドロが3・22でジュニアチャンピオンになる。ソイ! アレハンドロ!」