【ストロングスタイル】タイガー・クイーンがジャガーに敗戦で3年半の活動に幕 正体はVENY 2025/3/13
『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.33-THE 20th ANNIVERSARY YEAR-』後楽園ホール(2025年3月13日) ○ジャガー横田&AZMvs野崎渚&タイガー・クイーン× ジャガーに敗れたタイガー・クイーンが自らマスクを脱ぎ、正体がVENYと判明。約3年半でクイーンとしての活動に幕を下ろすことになった。 初代タイガーマスクの遺伝子を引き継ぐ女性版タイガーマスクとして、2021年7月に鮮烈なデビューを果たしたクイーン。その後もストロングスタイルプロレスで激闘を重ねてきたが、その最後は唐突にやってきた。 この日、クイーンは野崎と組んで、ジャガー&AZMと対戦。当初、ストロングスタイルプロレス初登場を果たす予定だったスターダムのスターライト・キッドが負傷欠場となり、代わって盟友のAZMが参戦。クイーンとAZMの初遭遇に注目が集まっていた。 「AZM流のストロングをお見せします」と予告していたAZMは、先発を買って出ると、クイーンも呼応。いきなりスピーディな先制争いを繰り広げる。その後、AZMが守勢を強いられたものの、クイーンと再び対峙すると本領発揮。ラ・ミスティカの要領で腕に絡みつき、変型羽根折り固めで絞め上げた。だが、耐え抜いたクイーンも側転からのフライングボディアタックを放つタイガー殺法でやり返す。 パートナーの野崎が攻め込まれてしまうが、再びクイーンがリングインすると、反撃開始。ジャガーがトペコンヒーロに出ても誤爆を誘うと、すかさずクイーンはコーナーからケブラーダを敢行したい。ダイビングボディアタック、ハーフハッチからムーンサルトプレスでジャガーを仕留めにかかる。しかし、これは避けられて痛恨の自爆に。 クイーンはその後も大奮闘。AZMのバズソーキックからジャガーが得意の前転式カカト落としを放ったものの、クイーンは高角度のジャーマンスープレックス、野崎とのダブルトラースキックと猛攻を仕掛ける。ジャガーのリバースフランケンを食らっても動きを止めず、タイガースープレックスの構えに。しかし、百戦錬磨のジャガーはこれをサムソンクラッチでクルリ。クイーンはそのまま丸め込み合戦を仕掛けたものの、ジャガーが勝負所を逃さずに3カウントを奪った。 接戦の末にジャガーに敗れたクイーンは、花道で自らマスクを脱ぎ、正体がVENYと判明。バックステージでは虎のマスクを手にしながらコメントを発表した。 VENYは「3年半、タイガー・クイーンとして活動できた期間というのは、私自身とても実り多きもので、佐山先生からの直伝の教え、そしてジャガーさんからの教え、いつも隣で寄り添ってくださった日高コーチ、本当にたくさんの方々に感謝しても仕切れないなと、クイーンとしての活動期間をこれからはVENYとして活かして戦っていきたいと思います」と語り、クイーンとしての活動に幕を下ろすことが明らかに。 「またでも機会があれば、いつかまた巡り会えるかもしれません」と将来的な復活に含みを持たせ、「今日流れちゃったスターライト・キッド選手はVENY個人として同期なので、いつか巡り会えたらいいなと思います」とキッドとの対戦に意欲を見せながらも、「私の中では本当にもうやりきった」とクイーンとしての活動に終止符を打った。 【試合後のVENY】 ▼VENY「なんかVENYとしてのテンションと、クイーンとしてのテンションが全然違うから、ちょっと今はどうすればいいのかなって感じなんですけど。3年半、タイガー・クイーンとして活動できた期間というのは、私自身とても実り多きもので、佐山先生からの直伝の教え、そしてジャガーさんからの教え、いつも隣で寄り添ってくださった日高コーチ、本当にたくさんの方々に感謝しても仕切れないなと、クイーンとしての活動期間をこれからはVENYとして活かして戦っていきたいと思います」 ――クイーンとしての活動は今日まで? ▼VENY「そうですね。本当は去年末までと私の中で決めていたんですけど、いろいろとあって今日になってしまったんですけど。またでも機会があれば、いつかまた巡り会えるかもしれません」 ――クイーンとして戦ってきた期間で勉強になったこと、思い出になっていることは? ▼VENY「本当に全部。試合数が少ない分、ひとつひとつの試合に思い入れがあるんですけど、やっぱりデビュー当初の試合は楽屋がなくて。車で待機して、そのまま入場という感じだったから、あの期間を乗り越えたから、今後のプロレス人生で困ることはないだろうなというぐらい結構つらかったり、いろんな思いがあったので、とても成長できましたね」 ――正体が完全極秘だったから控え室にもいられなかった? ▼VENY「はい。関係者にも極秘で」 ――タイガーとして大変だった部分は? ▼VENY「目標とする方が本当に偉大すぎて。見ているお客様も世代の方々だと思うので、少しでも何恥じないように、とにかく練習練習の期間があったので。それは言葉は悪いかもしれないですけど、重荷だったかもしれないです」 ――今後はVENYとして活動していくと? ▼VENY「そうですね。VENYとして平井社長を誘惑しようかなと思ってます」 ――クイーンとしてやり残したことはない? ▼VENY「私の中では本当にもうやりきったという。でも、今日流れちゃったスターライト・キッド選手はVENY個人として同期なので、いつか巡り会えたらいいなと思います」 【試合後のジャガー&AZM】 ▼AZM「ジャガーさん、今日はありがとうございました」 ▼ジャガー「ありがとう。本当にありがとう。フォローしてくれたおかげで」 ▼AZM「いやいや、こちらこそ本当にありがとうございます」 ▼ジャガー「いやあ、素晴らしい。私はスターダムの選手とこのところ絡むことが多くて。申し訳ない。最初はちょっと構えて見てたわけよ、正直なところね。だけど、どの子もすごいできるし、研究しているの」 ▼AZM「ありがとうございます」 ▼ジャガー「これは本当に、本当なんですよ。最初はちょっと斜に構えて見てたんだけど、いや、できる」 ▼AZM「ありがとうございます」 ▼ジャガー「本当に素晴らしいなと思って。今日もすごいフォローしてくれたよね。負けそうになったわ」 ▼AZM「最後きっちりありがとうございます」 ▼ジャガー「本当にありがとう。いい記念になりました」 ▼AZM「私はキッドの代打として参戦させていただいたんですけど、ジャガーさんとタッグなんて今後あるかないかとも思うんで、本当に今日は隣に立ててすごく嬉しかったです。ありがとうございます」 ▼ジャガー「ありがとう」 ▼AZM「またスターダムでもぜひよろしくお願いします」 ▼ジャガー「本当に素晴らしい選手が多くて、勉強になります」 ――初めてタイガー・クイーン選手と戦った印象は? ▼AZM「やっぱりスターダムでは味わえないデカさとか、強さがすごくて、さすがストロングという大会だなと思いました。私はハイスピードという強さを見せれたかなと思います」 ――もう1回参戦するのは? ▼AZM「もう1回いいですか」 ▼ジャガー「何度でも」 ▼AZM「うわー、ありがとうございます。次はぜひキッドも連れて、3人でタッグなんかどうでしょうか? お願いします」 ▼ジャガー「自分の周年が7月にあるので、ぜひスターダムから、社長に相談して。言った人が出るかわからないですけど、本当に素晴らしい選手がいると思うので。スターダムをメインに持っていきたいと思います」 ▼AZM「ありがとうございます。ぜひよろしくお願いします」
『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.33-THE 20th ANNIVERSARY YEAR-』後楽園ホール(2025年3月13日)
○ジャガー横田&AZMvs野崎渚&タイガー・クイーン×
ジャガーに敗れたタイガー・クイーンが自らマスクを脱ぎ、正体がVENYと判明。約3年半でクイーンとしての活動に幕を下ろすことになった。
初代タイガーマスクの遺伝子を引き継ぐ女性版タイガーマスクとして、2021年7月に鮮烈なデビューを果たしたクイーン。その後もストロングスタイルプロレスで激闘を重ねてきたが、その最後は唐突にやってきた。
この日、クイーンは野崎と組んで、ジャガー&AZMと対戦。当初、ストロングスタイルプロレス初登場を果たす予定だったスターダムのスターライト・キッドが負傷欠場となり、代わって盟友のAZMが参戦。クイーンとAZMの初遭遇に注目が集まっていた。
「AZM流のストロングをお見せします」と予告していたAZMは、先発を買って出ると、クイーンも呼応。いきなりスピーディな先制争いを繰り広げる。その後、AZMが守勢を強いられたものの、クイーンと再び対峙すると本領発揮。ラ・ミスティカの要領で腕に絡みつき、変型羽根折り固めで絞め上げた。だが、耐え抜いたクイーンも側転からのフライングボディアタックを放つタイガー殺法でやり返す。
パートナーの野崎が攻め込まれてしまうが、再びクイーンがリングインすると、反撃開始。ジャガーがトペコンヒーロに出ても誤爆を誘うと、すかさずクイーンはコーナーからケブラーダを敢行したい。ダイビングボディアタック、ハーフハッチからムーンサルトプレスでジャガーを仕留めにかかる。しかし、これは避けられて痛恨の自爆に。
クイーンはその後も大奮闘。AZMのバズソーキックからジャガーが得意の前転式カカト落としを放ったものの、クイーンは高角度のジャーマンスープレックス、野崎とのダブルトラースキックと猛攻を仕掛ける。ジャガーのリバースフランケンを食らっても動きを止めず、タイガースープレックスの構えに。しかし、百戦錬磨のジャガーはこれをサムソンクラッチでクルリ。クイーンはそのまま丸め込み合戦を仕掛けたものの、ジャガーが勝負所を逃さずに3カウントを奪った。
接戦の末にジャガーに敗れたクイーンは、花道で自らマスクを脱ぎ、正体がVENYと判明。バックステージでは虎のマスクを手にしながらコメントを発表した。
VENYは「3年半、タイガー・クイーンとして活動できた期間というのは、私自身とても実り多きもので、佐山先生からの直伝の教え、そしてジャガーさんからの教え、いつも隣で寄り添ってくださった日高コーチ、本当にたくさんの方々に感謝しても仕切れないなと、クイーンとしての活動期間をこれからはVENYとして活かして戦っていきたいと思います」と語り、クイーンとしての活動に幕を下ろすことが明らかに。
「またでも機会があれば、いつかまた巡り会えるかもしれません」と将来的な復活に含みを持たせ、「今日流れちゃったスターライト・キッド選手はVENY個人として同期なので、いつか巡り会えたらいいなと思います」とキッドとの対戦に意欲を見せながらも、「私の中では本当にもうやりきった」とクイーンとしての活動に終止符を打った。
【試合後のVENY】
▼VENY「なんかVENYとしてのテンションと、クイーンとしてのテンションが全然違うから、ちょっと今はどうすればいいのかなって感じなんですけど。3年半、タイガー・クイーンとして活動できた期間というのは、私自身とても実り多きもので、佐山先生からの直伝の教え、そしてジャガーさんからの教え、いつも隣で寄り添ってくださった日高コーチ、本当にたくさんの方々に感謝しても仕切れないなと、クイーンとしての活動期間をこれからはVENYとして活かして戦っていきたいと思います」
――クイーンとしての活動は今日まで?
▼VENY「そうですね。本当は去年末までと私の中で決めていたんですけど、いろいろとあって今日になってしまったんですけど。またでも機会があれば、いつかまた巡り会えるかもしれません」
――クイーンとして戦ってきた期間で勉強になったこと、思い出になっていることは?
▼VENY「本当に全部。試合数が少ない分、ひとつひとつの試合に思い入れがあるんですけど、やっぱりデビュー当初の試合は楽屋がなくて。車で待機して、そのまま入場という感じだったから、あの期間を乗り越えたから、今後のプロレス人生で困ることはないだろうなというぐらい結構つらかったり、いろんな思いがあったので、とても成長できましたね」
――正体が完全極秘だったから控え室にもいられなかった?
▼VENY「はい。関係者にも極秘で」
――タイガーとして大変だった部分は?
▼VENY「目標とする方が本当に偉大すぎて。見ているお客様も世代の方々だと思うので、少しでも何恥じないように、とにかく練習練習の期間があったので。それは言葉は悪いかもしれないですけど、重荷だったかもしれないです」
――今後はVENYとして活動していくと?
▼VENY「そうですね。VENYとして平井社長を誘惑しようかなと思ってます」
――クイーンとしてやり残したことはない?
▼VENY「私の中では本当にもうやりきったという。でも、今日流れちゃったスターライト・キッド選手はVENY個人として同期なので、いつか巡り会えたらいいなと思います」
【試合後のジャガー&AZM】
▼AZM「ジャガーさん、今日はありがとうございました」
▼ジャガー「ありがとう。本当にありがとう。フォローしてくれたおかげで」
▼AZM「いやいや、こちらこそ本当にありがとうございます」
▼ジャガー「いやあ、素晴らしい。私はスターダムの選手とこのところ絡むことが多くて。申し訳ない。最初はちょっと構えて見てたわけよ、正直なところね。だけど、どの子もすごいできるし、研究しているの」
▼AZM「ありがとうございます」
▼ジャガー「これは本当に、本当なんですよ。最初はちょっと斜に構えて見てたんだけど、いや、できる」
▼AZM「ありがとうございます」
▼ジャガー「本当に素晴らしいなと思って。今日もすごいフォローしてくれたよね。負けそうになったわ」
▼AZM「最後きっちりありがとうございます」
▼ジャガー「本当にありがとう。いい記念になりました」
▼AZM「私はキッドの代打として参戦させていただいたんですけど、ジャガーさんとタッグなんて今後あるかないかとも思うんで、本当に今日は隣に立ててすごく嬉しかったです。ありがとうございます」
▼ジャガー「ありがとう」
▼AZM「またスターダムでもぜひよろしくお願いします」
▼ジャガー「本当に素晴らしい選手が多くて、勉強になります」
――初めてタイガー・クイーン選手と戦った印象は?
▼AZM「やっぱりスターダムでは味わえないデカさとか、強さがすごくて、さすがストロングという大会だなと思いました。私はハイスピードという強さを見せれたかなと思います」
――もう1回参戦するのは?
▼AZM「もう1回いいですか」
▼ジャガー「何度でも」
▼AZM「うわー、ありがとうございます。次はぜひキッドも連れて、3人でタッグなんかどうでしょうか? お願いします」
▼ジャガー「自分の周年が7月にあるので、ぜひスターダムから、社長に相談して。言った人が出るかわからないですけど、本当に素晴らしい選手がいると思うので。スターダムをメインに持っていきたいと思います」
▼AZM「ありがとうございます。ぜひよろしくお願いします」