【新日本】モロニーに熱闘雪辱、鷹木がNJC準決勝進出 海野に「極楽浄土へ送ってやる」 2025/3/15

『NEW JAPAN CUP 2025』愛知・ドルフィンズアリーナ(2025年3月15日)
準々決勝 ◯鷹木信悟vsドリラ・モロニー×

 鷹木が激戦の末にモロニーに1ヶ月越し雪辱。NJC準決勝進出を果たした。

 ヘビー級転向を果たしたモロニーは、2・11大阪大会の一騎打ちで鷹木を撃破。今NJCでも石井智宏、TJPを破って快進撃を続けてきた。

 そしてNJC準々決勝を舞台に鷹木と1ヶ月ぶりリターンマッチ。ジュニアのスピードそのままに鷹木とパワーで真っ向から渡り合ったモロニーは、掟破りのMADE IN JAPANを繰り出すなどして鷹木を押しまくった。

 だが鷹木も必殺のドリラキラーだけは徹底敷いて阻止。熨斗紙や垂直ロープワークからのパンピングボンバーで猛反撃に出ると、ラスト・オブ・ザ・ドラゴン、こん身のパンピングボンバーをクリーンヒットだ。勝負あり…かと思われたが、なおもモロニーは肩を上げて場内も熱気充満。それでも最後はバーニングドラゴン(変型バーニングハンマー)の刀を抜いた鷹木が3カウントをもぎ取った。

 1ヶ月越しの雪辱に成功してNJC4強入りを果たした鷹木だが、倒れ込むモロニーの拳にグータッチして新たなライバルの一人に認定。「俺がこのトーナメント勝ち上がって、優勝して、後藤の前に立って! IWGP(世界ヘビー級)のベルトを巻いたら……わかってるだろ、モロニー。お前とは1勝1敗だ。ベルトを懸けて、決着戦やろうぜ」と呼びかけた。

 3・17郡山大会での準決勝では海野翔太と激突する。「迷走してるお前なんかが勝ち進めるほど、このトーナメントは甘くねえんだよ! 東京ドームのメインで43分も試合して負けて、訳もわからず敗者髪切りマッチでもねえのに坊主にして、勝手にけじめつけたのか知らねえ。お前が上がってくるなら、しっかり極楽浄土に送ってやるよ」と一見すると新崎人生ばりそっくり?になった新生・海野めがけて宣告した。

【試合後の鷹木】

▼鷹木「(※パン、パンと2度、“一丁あがり"とでも言いたげに手を叩きながらコメントスペースに入ってきて)さあ来た! 来たぞ、『NEW JAPAN CUP』! ベスト4が、来た来た来たーッ! オイ、モロニー。なめてもらっちゃ困るぜ、オイ。20 年プロレスやって、3000 試合もやって、同じ技が何度も通用すると思うな、この野郎。確かにお前は強え。確かに凄い! またいつでもやってやるよ。ちょうどリング上で 2 人にしか聞こえない声でしゃべったけどな、俺がこのトーナメント勝ち上がって、優勝して、後藤の前に立って! IWGP(世界ヘビー級)のベルトを巻いたら……わかってるだろ、モロニー。お前とは1勝1敗だ。ベルトを懸けて、決着戦やろうぜ。まあ、少し話が早いか。まあ、これでベスト 4 だ。次の相手は! いま試合してる勝者だ。どっちでも構わねえぞ、俺は、オイ。ジェフでも、コブでも構わねえ! やってやるぞ、俺は。オイ、やってやるぞ……。なんだ、岡本? なにがついてんだ? おお?」

――ジェフでもコブでもって……。

▼鷹木「オオーッ、そうかそうか。ジェフとコブは同じか……。悪かったな。1人いたな、海野翔太。海野翔太、お前ともやったろうじぇねえか、オイ。ま、お前が勝ち上れば……のことだけどな。まあ難しいだろな。ジェフ・コブの凄さも強さも、俺は十二分にわかってる。海野翔太! 迷走してるお前
なんかが、勝ち進めるほど、このトーナメントは甘くねえんだよ! (1.4)東京ドームのメインで 43分も試合して負けて、訳もわからず、敗者髪切りマッチでもねえのに坊主にして、勝手にけじめつけたのか知らねえけど、オイ、心配すんな。まあ、俺はもちろんジェフ・コブが(勝ち)上がってくることを願ってる。久々の同級生(対決)。今、おっさんたちがな、後藤、棚橋、永田、活躍してっけど、オイオイオイ、1982年、昭和57年生まれの俺たちが、一番元気な40代なんだよ。わかってるか? まあ仮に海野翔太が上がってくるんだったら、なあ、しっかりお前、(※合掌するポーズを取りながら)俺がお前を、極楽浄土に送ってやるよ」

【モロニーの話】「(※その場にしゃがみ込む)アアァ……! (※立ち上がりながら)ちょっと待ってくれ。俺がヒザを着いて話すのは、祈ってる時だけなんだ。……アァァ! ずっと待ってたんだろ、シンゴ? クソったれ。お前は1ヵ月も待ってたんだろ? ずっと抱えていたんだろ? エディオンアリーナ・オーサカ。俺のヘビー級デビュー戦でお前から奪ったあの勝利。あれがお前の中でずっと引っかかっていたんだろ? だから本当のところ、お前にとっては『NEW JAPAN CUP』で優勝するより、あの負けを取り戻すことの方が大事だったんじゃねぇのか? だがわかるか? お前があんなふうに終わらせたせいで、俺には片づける問題ができちまった。俺は1勝1敗は好きじゃねえ。五分五分は好みじゃない。俺にはわかってる。わかってる、わかってるぞ。俺はお前よりも上だ。ほんのちょっとだが、俺はお前より上なんだ! だからお前は、このトーナメントで行けるとこまで行かなきゃならなねぇ! 決勝でフィンレーに当たらないことをマジで祈った方がいい。俺は自分の問題にカタをつけるために待ってるぞ。待つといえば、ここ6週間の俺のキャリアを見返すぞ。プレイバックするんだ。ヘビー級に転向して、シンゴ・タカギを倒しデビューした。ヘビー級のトーナメントにもデビューし、トモヒロ・イシイを撃破した。昨日はニュージャパン・プロレスリングで誰よりも対戦してきているTJPとリングに立ち、俺は勝った。タカギ・シンゴとトモヒロ・イシイの名を出さずに、NEVER 無差別級のタイトルについて語ることはできない! 今までなんで“NEVER"無差別級と呼ぶのか全くわからなかったが、今はわかるぞ。なぜなら、NEVER のベルトはここに“ない"からだ! (※“ない"というところに“NEVER"がかかっている) 日本に“ない"! 道端にも“ない"! コウラクエンホールにも“ない"! だからタケシタ。ドン・キャリスのようなハゲには俺が脅威だってわかってるから、止めようとするだろうな。だがそのベルトを持っているうちはせいぜい楽しんでおけよ。俺が NEVER のベルトを手に入れたら、お前は2度と手にすることはなくなるんだからな!」