プロレス/格闘技DX

『NEW JAPAN CUP 2025』ビッグパレットふくしま(2025年3月17日)
○小島聡&永田裕志vs棚橋弘至&村島克哉×

　3日後の一騎打ちへ向けて小島が棚橋と最後の火花を散らし、「必ず勝って上に駆け上がっていく」と必勝を誓った。

　3・20長岡大会における「棚橋弘至ファイナルロード〜縁(えにし)」で対決する棚橋と小島がこの日、最後の前哨戦に臨んだ。

　棚橋と小島が先発で登場。棚橋がヘッドロックで絞め上げれば、小島はショルダータックルをぶちかまして反撃する。棚橋も反転式ダイビングボディアタックですぐさまやり返し、大胸筋を揺らし合戦で対抗意識をぶつけ合った。

　再び両者が向かい合うと、小島がマシンガン逆水平を浴びせ、いっちゃうぞエルボー、エルボー連打、ローリングエルボー、DDTと息もつかせぬ波状攻撃で攻め立てる。棚橋もコジコジカッターを阻止し、スリングブレイドで一矢報いた。最後は小島が村島を豪腕ラリアットで粉砕。最後の前哨戦を制した。

　試合後、小島は「1999年10月10日、棚橋弘至デビュー戦の日から、俺はずーっと見てた。あなたのことを。直接的にも見たし、間接的にも見てたし、ずーっとあなたのことを追いかけてきました。その集大成となるための、3日後の長岡、一騎打ち。本当に楽しみにしてるから」と棚橋への思いを口に。もちろんリングを去る男に花を持たせるつもりはなく「楽しみなだけじゃなくて、必ず勝って上に駆け上がっていくから」と誓ってみせた。

【小島の話】「1999年10月10日、棚橋弘至デビュー戦の日から、俺はずーっと見てた。あなたのことを。直接的にも見たし、間接的にも見てたし、ずーっとあなたのことを追いかけてきました。その集大成となるための、3日後の長岡、一騎打ち。本当に楽しみにしてるから。楽しみなだけじゃなくて、必ず勝って(※肩にかけていたMLWのベルトに手をやり、上を指差して)上に駆け上がっていくから。ということで、いっっっちゃうぞバカヤロー!」

【永田の話】「タイトルマッチが終わって、2戦目ですね。テーマがなくなったとはいえ、若い力の底上げがドンドン上に昇ってきてるのを肌で感じることができて、昨日今日と、なかなか有意義な試合ができたなと思います。こういう若い選手たちが上がってくる、そういう時代に抗いながら、また闘っていきたいと思います(※敬礼)」

【棚橋の話】「今日は俺が先輩として村島をもっと引っ張っていこうと思ってたんだけど、村島の気迫に、気持ちに、何かこう……俺が引っ張られたというか。忘れちゃダメだね。デビューした時のプロレスに対する情熱、今日はそれをね、村島に思い出させてもらった。さすが、俺の付き人」

【村島の話】「こうして棚橋さんと組ませてもらって、すげえ勉強になります。俺が、何でこんな体重を増やしてるか。そんなん、デカいヤツをぶん殴るために決まってんだろ! もっともっと自分の持ち味を活かして、絶対獲ってやるよ、この野郎!」