海野もMADE IN JAPAN、パンピングボンバーをことごとく食い止め、ハーフネルソンスープレックスで投げ飛ばす。鷹木もすぐさま同じ技でやり返し、海野がジャーマンで投げてもパンピングボンバーを叩き込んだ。を食い止め、エルボースマッシュを連打。鷹木のパンピングボンバーをかいくぐってハーフネルソンスープレックスで投げ飛ばす。鷹木が同じ技でやり返しても、ジャーマンで投げたが、次の瞬間、鷹木がパンピングボンバーを叩き込んだ。
ダブルダウンから立ち上がった両者は両者ラリアット合戦で正面衝突。鷹木がショートレンジ延髄ラリアットを叩き込んでも、海野はスイングDDTからのラリアットを振り抜いた。すかさずパワーボム、ドロップキックと追い討ちをかけたが、鷹木もパンピングボンバーで譲らず。両者へのコールが飛び交う中、鷹木がMADE IN JAPAN、鷹木ドライバーと大技攻勢に出て、パンピングボンバーで海野を吹き飛ばした。
【フィンレーの話】「正直、よくやったショータ、よくやった。本当に驚いたし、本当に感心した。お前は遂に、成し遂げようとしている。俺の経験上、髪型を変えて世界に怒りをぶつけるだけじゃこの『NEW JAPAN CUP』は制覇できないぞ。ELPのなくなった片方のキン●マみたいな風貌になっただけで本当に俺に勝てると思ってるのか? 俺はSAVAGE KINGで、俺の王冠を奪いに行く。だからショータ……4世から2世に一言。お前にこの憎しみを止めることはできない!」
『NEW JAPAN CUP 2025』ビッグパレットふくしま(2025年3月17日)
準決勝 ○海野翔太vs鷹木信悟×
海野が激闘の末に鷹木を破り、NEW JAPAN CUP決勝進出を決定。沈黙を破り、ファイナルの相手デビッド・フィンレーに向かって「必ずお前をぶっ倒してやる」と通告した。
NJCはいよいよ佳境。この日、決勝カードが決まる。フィンレーが待ち受ける3・20長岡大会における決勝戦の切符をかけて対決するのは海野と鷹木。坊主頭に白一色のコスチュームで再起ロードを歩む海野は未だ沈黙を貫いたまま。対する鷹木は「落ち込んでるふりをしているだけ。そんなヤツがベスト4に残れるほど新日本のリングは甘いのか? お前自身が新日本プロレスの足を引っ張ってんだ」と海野を批判し、「海野、明日でお前は終わりだ」と通告していた。
海野が右足攻めを展開すれば、パンピングボンバーで場外に叩き落とした鷹木は腰攻めで応戦。拝み渡り、念仏パワーボムと新崎人生ムーブを仕掛けたが、海野もことごとく阻止。串刺しエルボースマッシュ、フィッシャーマンスープレックスの連続攻撃を浴びせ、レッグブリーカー、ニークラッシャーと足を徹底攻撃してからSTFで捕らえた。
耐えた鷹木はネックスクリューで反撃し、起き上がり小法師式龍魂ラリアット、背面式ダイビングエルボードロップと天龍殺法で巻き返す。新崎人生ばりの念仏パワーボムもさく裂させ、お返しとばかりにSTFで絞め上げ、脇固めに移行。海野が耐えても鷹木は攻撃の手を緩めず。トップロープからの雪崩式ブレーンバスターで叩き落とした。
海野もMADE IN JAPAN、パンピングボンバーをことごとく食い止め、ハーフネルソンスープレックスで投げ飛ばす。鷹木もすぐさま同じ技でやり返し、海野がジャーマンで投げてもパンピングボンバーを叩き込んだ。を食い止め、エルボースマッシュを連打。鷹木のパンピングボンバーをかいくぐってハーフネルソンスープレックスで投げ飛ばす。鷹木が同じ技でやり返しても、ジャーマンで投げたが、次の瞬間、鷹木がパンピングボンバーを叩き込んだ。
ダブルダウンから立ち上がった両者は両者ラリアット合戦で正面衝突。鷹木がショートレンジ延髄ラリアットを叩き込んでも、海野はスイングDDTからのラリアットを振り抜いた。すかさずパワーボム、ドロップキックと追い討ちをかけたが、鷹木もパンピングボンバーで譲らず。両者へのコールが飛び交う中、鷹木がMADE IN JAPAN、鷹木ドライバーと大技攻勢に出て、パンピングボンバーで海野を吹き飛ばした。
海野も意地のキックアウト。ラスト・オブ・ザ・ドラゴンを不時着し、ショートレンジラリアット、延髄斬りを立て続けにお見舞い。ワンツーエルボー、ローリングエルボー、ドロップキックの波状攻撃で巻き返す。Second Chapterは鷹木が食い止め、開脚ドライバーで逆襲したが、海野はパンピングボンバーで突っ込む鷹木をこん身のラリアットで迎撃。ランニングニーをぶち込み、Second Chapterを爆発させると、鷹木は返せず3カウントが入った。
激闘の末に海野が鷹木に会心勝利。自身初となるNJC決勝進出を決めた。3・20長岡大会のファイナルではフィンレーとの対決が決定。試合後、海野はマイクを持たず。一礼してからリングを降り、花道を下がった。
入れ替わるようにフィンレーが外道を伴って現れた。「小僧、おめえが何に悩んでいようが知ったこっちゃねえ。おめえが決勝で戦うのは誰かわかってるか? “SAVAGE KING"デビッド・フィンレーだ。とてつもなく強えぞ。てめえが相当な腹をくくってかかってこねえ限り、おめえはあっという間にグチャグチャにされちまうぞ」とフィンレーに代わって通告した外道は、「てめえがどんだけ腹すわってるか聞いてやるから小僧、戻ってこい」と迫った。
すると海野がリングに引き返してきてフィンレーと対峙。マイクを持つと「必ずお前をぶっ倒してやる」とついに沈黙を破って通告した。近距離でフィンレーとにらみ合った海野はリングを降りると雄たけびを上げてから花道を下がった。
オーカーンに雪辱を遂げ、コブを正面突破、そして鷹木を真っ向勝負で撃破。強敵をことごとく破っての決勝進出からくる自信が海野の口を開かせたのかもしれない。あとは決勝戦でフィンレーを打ち破るのみ。海野の再起ロード第1弾となるNJCは間もなくフィナーレを迎える。
※海野はノーコメント
【試合後の鷹木】
▼鷹木「(※アゴのあたりに手をやりながらインタビュースペース入ってきて)負けたー! (※記者に対し)橋やん、負けたなあ。あんだけ煽っといて、また負けちまったなオイ! 別にこれは振りでも何でもねえよ。俺自身、後がないということで、絶対に勝たなきゃいけない。そういう意味で煽りに煽った、海野のことは。それは自分自身を追い込むためだよ。まさか負けるとはな。これで昨年の『G1 CLIMAX』に続き2連敗か! ああ、カッコ悪いねえ、鷹木信悟! いくら試合を優位に進めたとしても、最後3つ獲ったのは間違いなく海野翔太だ。橋やん! 俺は何で負けたんだ。何で負けたのか言ってくれ。何かアドバイスくれよ、長年見てんだからわかるだろ。どう思うよ? 油断はしちゃいねえよ。どう思うよ?」
――海野選手に鷹木選手が想像していた以外の何かがありましたか?
▼鷹木「ああ、だから俺からしたらな、テメーで坊主にしたからって、急にしゃべらなくなって、ファイトスタイルも変えて、いきなりクローズライン使い出して、ええ!? いきなりスープレックスガンガン。そりゃ頭にくるだろうよ! こっちは20年以上そのスタイルでやってんだ! まあ今日は、負け惜しみかもしれないが、海野翔太がどんなクローズライン打てんのか試したかったのもあるよ。ああ、ハッキリ言っといてやろう。(※胸を押さえて)効いたよ! 海野、オイ、大したもんだよ。“海ちゃんボンバー"だか何だか知らねえけど、効いたよ。まあ(※力こぶを作って)パンピングボンバーよりはちょっと劣るかもしれねえけどな。(※後頭部を押さえて一度前屈みになり)クソ、あの最後のも効いた! 何て最後だ? チャプチェ、セカンド? 何?」
――Second Chapterです。
▼鷹木「セカンド・チャプチェか。何でもいいよ! ああ、さすがだな海野。さすがだ。俺から勝ったんだから、優勝しろなんて言わねえぞ。負けは認めるが、テメーのことは一切認めねえよ。お前なんかファイナル行けただけでも万々歳だ、オイ! ええ? フィンレーにボロクソやられちまえよ。海野vsフィンレーは、俺はフィンレーを応援しとくわ。(※立ち去りながら)頑張れ、フィンレー!」
【フィンレーの話】「正直、よくやったショータ、よくやった。本当に驚いたし、本当に感心した。お前は遂に、成し遂げようとしている。俺の経験上、髪型を変えて世界に怒りをぶつけるだけじゃこの『NEW JAPAN CUP』は制覇できないぞ。ELPのなくなった片方のキン●マみたいな風貌になっただけで本当に俺に勝てると思ってるのか? 俺はSAVAGE KINGで、俺の王冠を奪いに行く。だからショータ……4世から2世に一言。お前にこの憎しみを止めることはできない!」