【全日本】井上が再会・塚本との同期対決制す 「気持ちよかった。またやろうぜ」 2025/3/23

『NEW AGE CHRONICL-Z 6』新木場1stRING(2025年3月23日)
○井上凌vs塚本竜馬×

 井上が塚本との同期対決を制し、「気持ちよかった。またやろうぜ」と呼びかけた。

 井上は2020年12月の公開入門テストに合格し、全日本に入門。その時の同期の一人が塚本だった。塚本は2021年7月にデビュー。遅れること半年後の2022年1月に井上も初マットを踏んだ。現在、フリーとして活動する塚本が古巣参戦。所属時代は実現しなかった同期対決を迎えた。

 肉体派の塚本はショルダータックルで何度もなぎ倒して先制。井上も負けじとエプロンからのランニングローキックで場外の塚本の胸板を蹴り飛ばしたが、エルボー合戦は塚本に凱歌。ラリアットを叩き込み、アームバー、腕へのグラウンドドラゴンスクリューと腕攻めを展開した。

 その後も塚本がオクラホマスタンピードで追い討ちをかけたが、井上はレッグラリアットで逆襲。ミドルキック連打、顔面への串刺し低空ドロップキック、ランニングローキックで巻き返す。塚本が再びエルボー合戦を制し、バックドロップでぶん投げても、井上はハイキックをぶち込み、バックドロップでお返し。顔面蹴り、大観音スープレックスとたたみかけて3カウントを奪った。

 井上が塚本との同期対決に勝利。「正直、今だから言えるけどさ、あいつとは全日本プロレスの合宿所でいろいろあったよ。言えないこともいろいろある」と道場でともに過ごした当時を回想し、「正直さ、あの人のこと怖かったし、正直、苦手な部分もあった。でも今日、真っ向からやり合って、しばき合って、顔面蹴って、本当に気持ちよかったよ」と満足げ。「塚本さん、またやろうぜ」と呼びかけた。

 一方、退団以来の全日本参戦となった塚本は「井上、お前は全日本で残ってやってきて、俺は外で戦ってきた。どっちが正しいとか、間違ってるとか、そういうのは関係ないと思うよ」とし、「このあと俺がまた全日本に上がるかどうかは今日来てくれたお客さんと会社に任せるよ。今日は井上、あっぱれだ」と井上を称えた。同期の二人が再び相まみえる時は訪れるか。

【井上の話】「久しぶりだったな、塚本竜馬。正直、今だから言えるけどさ、あいつとは全日本プロレスの合宿所でいろいろあったよ。言えないこともいろいろある。でもさ、俺も正直さ、あの人のこと怖かったし、正直、苦手な部分もあった。でも今日、真っ向からやり合って、しばき合って、顔面蹴って、本当に気持ちよかったよ。塚本さん、またやろうぜ」

【塚本の話】「井上、お前は全日本で残ってやってきて、俺は外で戦ってきた。どっちが正しいとか、間違ってるとか、そういうのは関係ないと思うよ。ただ、このあと俺がまた全日本に上がるかどうかは今日来てくれたお客さんと会社に任せるよ。今日は井上、あっぱれだ。以上」